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今治市の井出内科です。

電話でのお問い合わせはTEL.0898-32-2866

〒794-0015 愛媛県今治市常盤町7-3-6

内視鏡室一の間

食道・胃・十二指腸の旅
 上部消化管内視鏡の世界は、胃カメラ、ファイバースコープの時代が長く続いて「胃カメラ」という言葉が定着しました。18年前、Sivakさんが、全く新しいシステム「ビデオエンドスコープ(endscope=内視鏡)」を発表しました。内視鏡の先端にビデオカメラと同じCCDが装着されています。このシステムで、内視鏡は大きく変わりました。それまで、検査する医師しか観えなかったのが、みんなで観えるようになりました。患者様にも、リアルタイムに直接モニターでご説明したり、ビデオプリントでご説明しています。どちらも、好評です。ビデオプリントは、「記念に大切にいたします」とおしゃるかたも大勢いらっしゃいます。
 それでは、上部消化管内視鏡検査、食道に入るところから十二指腸まで、ご案内致します。

施設写真

咽頭 のどから食道へ入るところです
目の前に開いてるのは気管の入口です。こちらへは入らないように進みます。
理屈はわかっていても、ついつい力の入るところです。首・肩の力、そうしてからだ全体の力をできるだけぬいて、ご自分で暗示をかけるつもりで、リラックスして検査を受けましょう。


機器写真

中部食道 食道のまん中あたりです
食道がトンネルのようにみえます。まっすぐ、進みます。


機器写真

食道・胃接合部 食道から胃に入るところです
手前のやや白っぽいのが食道の粘膜、奥の赤っぽいのが胃の粘膜です。境目が縁どりされています。
このまますすみます。


機器写真

噴門 胃の中から胃の入口を見上げた(反転)ところです
内視鏡が入口から胃の中へ入っているのがわかります。
内視鏡の先端は180度以上曲がります。


施設写真

胃体部 胃のまん中あたりです
この辺りはひだが目立ちます、ひだをのばして詳しく観察しなければなりません。
そのため、空気が多い目に入ります。


施設写真

胃角 ここで内視鏡は右へ大きくカーブします
画面左上が噴門方向、右下が幽門方向です。
ここは、よく潰瘍ができるところです。


施設写真

胃前庭部 胃の出口(幽門)に近いところです
びらん=ただれがよくできる場所です。
このまま、幽門へ進みます。


施設写真

十二指腸球部 幽門を超えると、急に目の前が開けます
十二指腸にに入りました。
ここにも潰瘍がよくできます。


施設写真

十二指腸下降脚 十二指腸球部のさらに奥です
亜面の左上に十二指腸乳頭があります。胆汁・膵液の出口です。みなさまの旅も、ここが終着駅です。
なお、実際の検査時は、観察の順番は前後します。


Ide Hospital井出病院

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