大腸の旅 |
一時期、大腸の内視鏡検査は「苦しい」といううわさが広まりました.大腸の内視鏡検査が普及するまで、そういう時期があったのは事実です.今では、大腸ガン検診として「胃カメラ」なみの検査になりました. 「胃カメラ」とちがって、患者さまも、私たちと一緒にモニターを見ていただいています.これは好評です. ここでは、検査時のとおり、盲腸から直腸までもどりながら、ご案内いたします. |
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●盲腸 正面はつきあたりです. 左やや上のはれぼったくみえるところが、回盲弁といって、小腸と大腸の境の弁です. モニターでは、回盲弁が開いたり閉じたりするのがごらんになれます. |
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●上行結腸 盲腸の手前です. ひだが大きめなので、ひだを一枚一枚めくりながら、注意して観察します. |
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●横行結腸から下行結腸 比較的単調な景色が続きます. ひだも上行結腸と比べると薄めです.観察もしやすいです. 患者さまも、ここで、「大腸って思いのほか、きれいなんですね」とおっしゃいます. |
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●S状結腸 ここから直腸はガンの多いところです. 注意して観察します. 昔は、ここから下行結腸に往くのが難所でした. |
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●直腸 もうすぐ旅も終わりです. ここまでは、患者さまは仰向けですが、ここでは左向きになっていただきます. |
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●直腸、反転 最後に、すこしつっぱりますが、内視鏡の先端をくるっと転して、肛門側を観察します. これで、終わりです. | |
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