扁平隆起 大腸です
平べったい隆起性病変です。
表面がボコボコしているのがよりよくわかります。
扁平隆起 これも大腸です
平べったい隆起ですが、上と比べると、表凹凸が目立ちません。色素撒布する前は、なかなか表面の性状をここまで観察するのは困難です。色素内視鏡検査がもっとも有用な病変の一つです。特に内視鏡的に取り除く(切除)とき、必須兎です。
多発する隆起性病変 胃体部です
小さな隆起性病変がいくつかみえます。
特に小さなものもよくみえます。
隆起性病変の集蔟 大腸です
隆起がたくさん集まっています。上とは隆起の集まり方が、明らかに違います。
もちろん、色素撒布をしなくても、観察に支障はありませんが、色素のおかげで、よりわかりやすくなります。
多発隆起性病変 十二指腸球部です
隆起がたくさんあります。小さな隆起もはっきりみえます。
隆起と隆起の間に正常な粘膜があるのもよくわかります。
さらに、隆起の表面に発赤がみられます。よくよく観ると、発赤に強弱があるようです。
陥凹有する隆起性病変 胃体部です
トマトのような?隆起がみえます。
頂上に陥凹があります。
左下の白いのは、この病変とは関係ありません。
タコイボびらん 胃前庭部です
10時の方向にタコの吸盤のような隆起が四つ?、五つ?並んでいます。
それぞれの隆起の頂上に陥凹があります。
「タコイボ」みたいですね。上方にもミニタコイボが数個みえます。
多発する陥凹性病変です 直腸です
陥凹がいくつかみえます。
上のタコイボと似ていますが、少し様子が違います。
隆起の頂上に陥凹があると云うより、陥凹の縁(辺縁)がもりあがっていると、説明した方がわかりやすいでしょうか。
陥凹性病変 胃体部です
くっきりとした陥凹がみえます。
陥凹の内側の凹凸もよくわかります。
まわりの粘膜の模様と明らかに異なります。
隆起+陥凹性病変 胃前庭部です
画面中央やや上に不整な隆起がみえます。
画面の上からこの隆起に向かうひだが一本みえます。
隆起の幽門側はこの画像ではよくわかりません。
隆起+陥凹性病変 上とおなじです
空気の量を調整しました。
隆起の幽門側に陥凹がみえます。
内視鏡検査はこのようにいくつかの画像を組み合わせて、診断します。
びらん 胃前庭部です
画面左上に、小さな陥凹があり、まわりが少し盛り上がっています。盛り上がりの様子がよくわかります。
病変とこれにつながるひだの関係もよくわかります。
EMR後 胃前庭部です
画面左に、「ひきつれ」があります。
内視鏡的粘膜切除後(EMR=endscopic mucosal resection)です。
中央がひらべったく赤みを帯びています。
注意深く観察します。
不整粘膜 胃前庭部です
手前下方(大弯)の粘膜の模様が大小不整です。
色素撒布をしなければ、ここまで細かく観察するのは困難です。
ただ、残念ながら、色素撒布をしても、どこからどこまで不整なのか、なかなか確定しきれません。
さまざまな方向から観察したり、空気の量を調節して観察します。
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