小さな隆起性病変 横行結腸です
画面のほぼ中央に、少し赤っぽい?でっぱりがあります。検査中はともかく、この画像ではなかなかわかりません。よくよく見ると、細い血管が画面の中央で、途切れているようにも見えます。
内視鏡で、インディゴカルミンという青い色素をまきました。まるで魔法?のように、小さな隆起が浮かび上がってきました。
色素内視鏡、言葉で説明するのは難しいです。画像を見ていただくのが一番です。インディゴカルミンは無害です。吸収されずに、大便といっしょに排泄されます。
陥凹有する隆起性病変 胃前庭部です
画面中央やや左に、頂上がへっこんでいるでっぱりがあります。
これぐらいの大きさなら、この画像でもよくわかります。
色素をまきました。先ほどの病変もはっきりしますが、画面中央左にも、小さな似たような病変があるのがよくわかります。
しかし、色素をまけば、見えないものが見えてくるということは決してありません。この小さな病変も、先ほどの画像にちゃんと写っていますいます。
胃潰瘍 胃角部です
画面中央に、白っぽいへっこみがあります。これが胃潰瘍です。
潰瘍のまわりが、正常の粘膜とちがいます。
色素をまくと、潰瘍のまわりにひきつれと変形があるのがよくわかります。
ある病変の周辺をよく観察する。色素内視鏡の特異な分野です。
陥凹性病変 胃前庭部です
画面左下に、白っぽいへっこみがあります。よく見ると、へっこみの中に赤みがポツポツとあります。
色素をまいて、接近しました。内視鏡の軸がずれていますが、凹凸と赤みがよくわかります。
色素内視鏡検査が有用な病変です。
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