打ち抜き井戸掘りの実践記録
材料・道具の段取り
主だった材料75VU管(75mm薄肉管実内径8

3mm)4

mを2本に底になる部分

1mに縦横3cm間隔で径5mmの穴をドリルで開ける。
ビニールハウス用鋼管、3.6mを3本(掘削用)
井戸掘り器の繋ぎ・20mmVPパイプ4mを2本 その他、継ぎ手、ナット金具
道具は、既存の電気ドリル、サンダー、エンジンポンプ、その他、家にある小道具
1号井戸・75VUパイプ打ち抜き井戸
10月15日工事着手 1日目
先に掘っている井戸(505mmヒュウム管・既設)を利用、底に大きな石が有り、その
隙間に75VU管(底1mの高さにに穴を開けた管)を差し込む。
井戸の深さが3mで。4mパイプは地上に1m出ているので堀始の作業には
丁度良い高さです。
曽我部さんから購入の打ち抜き井戸堀り機
写真は曽我部さんのHPより引用
掘り始めは3cmほどの小石が多くと土砂混じりで、なかなか
掘れなくて30cm掘るのに2時間ほどかかりました。
それを過ぎると、小石も無くなり真砂土層で、掘削しては堀機
で交互に掘って行きました。
要領も悪いのか!思った程、堀機に土が入らず、堀器の中に3cmほどでしたので、効率を上げる為、
堀機を改良してみることにしました。
ベンまでの間を、狭くした方が土がシートベンをくぐって上に上がり良いと思い、堀機の下部分を切り取り
ました。先端の周囲に掘削刃(1mm厚の鉄板をサンダーで加工)を4mmボートー&ナットをドリルで穴を
あけ取り付け、真ん中を横切る刃を取り付けました。・・・・(下の写真参
これでやると、堀機に掘削機能が付き、掘削金具棒で掘削するのが1/3に減り、1回平均の土堀量・
約5cm(管内径83mm:4.15*4.15*5.0=86立方cm)溜まる様になり大分効率が上がりました。
75VU管を1m継ぎ足し(以後1mづつ継ぎ足し)作業1日目で約1.5m掘れました。
10月17日 作業2日目
土の層は変わらず、トラブル無く1.5m掘り進めました。トータルで3m。地下6mまで掘れました。
2.5mくらいのところから細かい砂と荒い砂と半々くらいの土砂層に代わって来ました。
作業は1日置きにすると、思ったほど、しんどく無く、ゴルフをラウンドする程度の感じでした。
・・・・・・・地方祭りなどで・・・休み・・・・
10月23日 作業3日目
土砂の層がほとんどが砂の感じで、水の湧く可能性が出てきて楽しみになりました。
1m掘り進んでトータル4m。地下7m。
10月27日 作業4日目
3日目と土砂の層は同じで1m掘り進み、自分の思惑のパイプ2本分地下8mまで掘れました。
そこで次は水量の測定をする事にしました。・海岸まで約60m・海面から満潮時2.5m・干潮時5.5m・
満潮時:4.5mの水の溜まり代。水面は地下3.5m。
干潮時:3.5mの水の溜まり代。水面は地下4.5m。
10月28日水量測定
既存の畑潅水用、エンジンポンプ(吸入、排出口とも25
mm既存)を使いました。
最大揚水量、80L/分で、そのままではアッと言う
間に水が無くなりエアーをかみます。
排出口にバルブを付けて、揚水量の調整を行いました。
ピストン式ポンプは圧力調整ベンがありますが、スクリュウ
式ポンプには圧力ベンはありませんが、排出口を止めて
もポンプに無理はありません。
エアーをかまない程度に徐々にバルブで調整しながら水量
計測しました。
そのままでは、7L/分、75VU管を密閉(給水密閉)する
と!8L/分。・・・これでは使い物になりません。
もし!100mmパイプを設置すればどうなるか!!そこで計算・・
水は溜りが少ない時でも3.5m、大方が砂の層が2.5あるので
水の量はあるはず!!!75VU管で底から1mの取水穴の面積が少ないのかもと思いました。
取水面積の計算=75VU管の内径83mm。:2πr*H=2*4.15cm*3.14*100cm=2606cu
100mmのパイプで底から2m取水穴を開ければどうか?100VU管の内径106mm。
2*5.3cm*3.14*200cm=6659cu 6659cu/2606cu=2.55倍
100mmのパイプ敷設すれば!!
少ない目の計算=7L/分*2.55=17.8L/分・・が出ることになる訳で、100VUパイプをもう一本
打ち抜きする事にしました。 両方あわせれば約25L/分、出ることになります。1号井戸は一応完了