GM裏話「グラインの書」編



GM:NEMU

 どうも皆さんこんにちは。
新米GM、NEMUです。そのくらい新米かというと、GMは今回初めて、と言うくらいには新米です(笑)
と言うわけで、今回は裏話と言うより、反省や言い訳が多くなってしまうと思いますが、興味ある方はくじけずにおつきあい下さいませ(笑)


シナリオを考えよ〜。
 初めてのシナリオ作り、と言うことで、とりあえずの目標は「楽しかったと言ってもらえるものを」
とは言っても、初めてなのであまり凝ったことをしようとすると大変なことになりそうです。
実際、凝ってなくても大変なことになりました(笑)

少し考えて「依頼と実際の冒険が違う」というシナリオを作ることにしました。
あと、先のGMさん達を見ていて、シナリオ中に自キャラ(私の場合だとライン)がいる状況、というのは結構大変そうなので、ラインがいなくなるシナリオにしたいな〜。とかも考えました。
それらを合わせて、今回は「ラインの婚約者に会いに行く」という依頼のはずが「本の中へにライン達を助けに行く」ことになると言うことにしました。

元々の依頼は受けてもらっても断られても良い物なので、適当に考えたのですが(元々、ラインに婚約者がいる、なんて設定は無かったので、今回でっち上げてみました。そして、行かせる気もなかったので、えらく遠いところに婚約者が住んでます(笑) せっかく西部諸国ガイドとか買ってきたので、いろんな国の名前を出してみたかったという……(笑)あとでちょっと後悔することになるのですが。)ラインの婚約者というのは皆の興味をかなり引いたようです。
やはり人の不幸(?)は蜜の味なのか(笑)

本の中に入る方法は、よくある(?)「ひょうたん(正式名称不明。金閣銀閣のひょうたん?)」ネタです。
名前を呼ばれて返事をしてしまったら吸い込まれてしまう、と言うあれです。
しかし、この部分、処理を異様に失敗してたりします。
(リプレイで編集してあれですから、実際の時なんか大変です。 お見せできないのが残念(嘘))
ちゃんと名前を呼んでないのに本の中に入ってしまったり。
返事をしたのに入らなかったり(苦笑)
なぜこんななのか、当時の自分に問いただしたいくらいですが、思い当たることがあるとすれば、イリオスやグリフが吸い込まれたときは、プレイ時間が長引きすぎて集中力が途切れていた。
あとの皆の時は、前回のセッションから時間が経っていたため、あんないい加減なことで入り込ませてたなどと言うことを忘れていた。
……なのか?(^^;
GMがこんな事ではいけませんね(^^;

まぁ、そんな感じでシナリオを考え、それに併せてラインパパなどのNPCの設定を埋めていきました。


さあ、遊ぼ〜


「……まずはそれぞれのレベルアップから。」
(1ページ目 レベルアップ)

実は、今回のお話の前にもう1話存在しておりました。
事情によりリプレイにはならなかったのですが、それぞれ経験値は入っています。
その為、ここではその幻となったプレイでのレベルアップも、一緒にここで表示させていただいてます。
……まぁ、相当しっかり読み込んでないと分からないことですが、念のため。


GM:スープに手をつけた人、いますか?紫色のスープ(笑)」
(1ページ目 食事シーン)

なんだかこの辺では意味深げに書かれてますが、ラインの家での描写は全部お遊びです(^^;
唯一、ラインパパのディスガイズのみ「ソーサラーならこういう呪文がある」と言う伏線とも取れますが。
……お遊びです(^^;
ちなみに、この謎スープはオフィシャル設定で存在しております。
(SWシナリオ集5「闇からの脅威/冒険者は珍味を求む」より)


キリィ:美味いの? んじゃちょびっと……ぉぉおおおおお!!
う〜ま〜い〜ぞ〜!!(巨大化)」
(1ページ目 食事シーン)

Mr.味っこ(アニメ)に出てくる味王様のようにお読み下さい。
しかし、今時の若い人に分かるかしら、このネタ(笑)


イリオス:まぁ、20日以上拘束するからそんなものだろう。」
キリィ:拘束期間からすると一日50。ちょいおいしい。」
(1ページ目 依頼シーン)

しかし、往復の期間を考えると一日25くらいです。
今考えると滅茶苦茶安い依頼のような気がする〜(^^;
まぁ、実際に行ったとしたら、帰るときに何か都合良さそうな依頼を探したりとかはするでしょうけどね〜。


イリオス:あのお兄さんとお嬢の精霊はまともだったかい?」
GM:お嬢さんの方は、少し弱ってるけど、普通の精霊力を感じました。お兄さんも、普通。」
(2ページ目 謎兄妹と分かれたあとで)

あとでフォロー何も入れなかったので、遊んだだけでは分からないのですが

この時に出てきたお兄さんは本物でした。
部屋に引っ込んでから悪魔に囚われてしまったんですね〜。


GM:セージ技能で、目標値13振って下さいな。」
キリィ:あ、こっちは調べやすい(笑)」
(2ページ目 魔術師ギルドでの調べ物)

ここに来て、このままでは全然話が進まない、と言うことに「やっと」気がついたGM。
焦って目標値下げたり、言わなくて良いかもしれない情報まで垂れ流してしまいました。
ナイス新米っぷり。


フェルミニーナ:名前は、シブーストと言います。薬草学者なのですが、聞いたことありませんか?」
グリフ:お菓子の名前(笑)

(2ページ目 フェルミニーナに探りを入れる冒険者)

ギク(笑) フェルミニーナの名前以外は、シナリオ作ってるときにたまたま目の前にあったお菓子の本から持ってきたのでした(笑)
しかし、フェルミニーナという名前は長すぎましたね。タイピングが凄く面倒くさかったです。


キリィ:とりあえず、首飾りを鑑定するべし。セージ軍団、Go!!」
GM:一種の護符のような物ですね。精神力抵抗にボーナスがある(笑)」
(3ページ目 その首飾りはなんぞや)

これも結局説明しなかったので、あれはなんだったの、と言う感じですが(^^;
この首飾りはシブーストからの贈り物です。
……ああ、なんか、今凄いシナリオ穴だらけなのが改めて分かってきて大変です(笑)


GM:はい。じゃあ、皆さん全力で走って下さい。」
セリカ:ダッシュッ!!」
アムネリス:うう、勿体無いけどバックパックとか邪魔なものは捨てていきます。」
キリィ:当然だねぃ」
(3ページ目 脱出シーン)

この辺、いちいち判定してもらおうかとも思ったのですが、もし失敗したとき目も当てられないのと(笑)
プレイヤー達が積極的に急いでいることを強調してくれたので判定なしにしました。
ゲームとしてはそう言うのを省略するのは良くないことかもしれませんが、個人的にここはこれで良かったと思ってます。


GM:後日、意識を取り戻したラインパパが、今回の依頼は、とりあえずなかったことに。」
キリィ:なぜ。報酬も貰っちまったというのに。」
グリフ:いいのか婚約者(笑)」
イリオス:そうだな、せっかくだから連れて行こう(笑) 結婚は大切な行事だ」
(3ページ目 今回の依頼について)

うは、婚約者に会いに行く依頼に、そこまでみんなが乗り気だとは思いませんでした(笑)
先に書きましたが、婚約者のことなんか名前しか考えてなかったのに〜(笑)
と言うわけで、なんとこのタイデル行きのお話、続いてしまうのですが、それはまた別のお話(笑)


 こんな感じで、初のGM業は終了しました。
なんと言うかもう、つっこみいれる部分が多すぎてタ〜イヘンと言った感じでしたが。
プレイヤーさん達の協力もあって何とか無事(?)終わらせることが出来ました。
なんだかんだ言ってますが、結構GMというのも楽しいかな、とも思えましたし。
良い経験だったと思います。
あとは、当初の目的の「楽しんでもらう」が出来ていたかどうかですが……。その辺は各々のプレイヤーの胸に、と言うことで(笑)
今回の最大の問題点は、やはり、シナリオの練り込み不足が大きかったかな、と思います。
ゲーム前の準備はもっともっと時間をかけるべきだなぁ、としみじみ(^^;

今後は完璧に……は絶対無理だと思いますが、今回よりはよいGMになっていたいなぁ、と思いつつ。今回はこの辺で。
つたない文章に最後までおつきあいありがとうございました。

今後のリプレイをお楽しみに〜。