1889年、山形県の小学校で、お弁当を持ってくることのできない子どもに無料で昼食を出したのが、学校給食の始まりであるといわれています。献立は、おにぎりと漬物に焼き魚でした。
給食をみなさん食べてもらうのには、成長期のみなさんが、健康に元気に成長してほしいという思いがこめられています。そのため、給食は成長期に必要な栄養を十分に考えた、バランスのとれた食事なのです。
毎日、何気なく食べている食べ物のひとつひとつが、どんな力を自分に与えてくれているのか、いまいちど考えてみましょう。
●「むかつく!」「だるーい」が口ぐせになっていませんか。
いつもいらいらしていたり、疲れやすかったり・・・それは毎日の生活の中にその原因がある場合が多いのです。
*朝食を食べない
朝にきちんとエネルギーを補給しておかないと、脳がうまくはたらかないため、考える力が鈍り、当然勉強にも身が入りません。精神的にも不安定になり、ささいなことでカッとしたり、あるいはなにをするにも疲れやすくしんどくなったりします。
*いつも夜遅くまで起きている
夜遅くまで起きていると、当然、よく眠れたという満足感が得られないまま日中を過ごすことになります。慢性的な疲れを抱えてしまい、意欲がわいてきません。
*甘いお菓子や味の濃いものばかりを食べている
糖分や塩分を過剰に摂取すると体内のビタミンやミネラルが大量に失われ、精神的に不安定になり、常にイライラしたりします。
*心から楽しめる時間がない
言いたいことをいつも我慢しているような毎日ではストレスがたまるのは当たり前ですし、心を解放する時間がないといつの間にか精神的に追いつめられてしまうことになります。
●元気な毎日のための3つのポイント
*栄養のある食事
気持ちを安定させる・・・カルシウムやカリウム、ミネラル類
牛乳、わかめやひじき、小松菜
活力を与える・・・ビタミンB群
豚肉、レバー、大豆
ストレスに強くなる・・・ビタミンC
じゃがいも、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、果物類
*規則正しい生活
*自分になれる時間を作る。
●ありのつぶやき −受験生がんばれ−
3年生は受験シーズンの到来です。これからの時期はとても大切な時期になってきます。一般的に「追い込み」などともいいますが、無理はぜったに禁物です。もしもかぜをひいてしまったら、鼻水ズルズル、せきコンコン、熱が出る、頭が痛い、からだがだるい、こんな状態では、とても勉強に集中することができません。しかしどうゆうわけか、試験の前にはかぜをひいてしまう人が多いようです。その試験が大事であればあるほど・・・その理由として、ストレスによるからだの免疫低下が考えられます。
大切な時期だからこそ、いつも以上に自分のからだに気を配ってくださいね。