立春を迎え、暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い日が続いています。他の市町村ではインフルエンザの流行によって、学校閉鎖等の措置がとられているところもあります。新谷中では欠席者もほとんどいませんが、油断大敵!!ひとりひとりが気をつけましょう。
●かぜわかっているようでわかっていない
かぜとはなに?
かぜの原因のほとんどは、ウィルスによるものです。かぜをひきおこすウィルスは、200種類以上あるといわれています。その他、細菌によるものもあります。
感染ルートは、主に飛沫感染、つまり、せきやくしゃみでたんやつばが飛び散り、その中に含まれているウィルスや細菌を他の人が吸い込んでしまって、かぜがうつるのです。
かぜをひくと、鼻・口の中・咽頭・喉頭・気管・気管支などの気道に、急性の炎症をおこします。炎症とは粘膜が荒れることで、赤くなったり、腫れたりすることです。
炎症をおこす場所をみても、かぜはウィルスを吸い込むことでかかることがよくわかります。
かぜは、どうして冬に流行するの?
かぜは1年中、季節に関係なくかかる可能性のある病気です。ではなぜ冬に流行するのでしょうか?
まず、考えられる原因は、寒さです。気温が下がり、からだが冷えると、からだの防衛機能が弱まて、そのすきにウィルスが入り込んでしまうのです。
次に、空気の乾燥も原因のひとつです。乾燥によって鼻や口やのどの粘膜がいたむと、ウィルスが入り込みやすくなるのです。
「かぜは万病の元」?
重い病気が、初めは軽いかぜのような症状として現れることがあります。かぜだからたいしたことないと思っていたらたいへんなことに・・・
また、実際に、かぜがいろいろな病気を引き起こすこともあります。例えば、肺炎・中耳炎などです。糖尿病を悪化させることもあります。
「たかが、かぜ」と言ってバカにはできません。まずは予防することからです。そして、もしかぜをひいてしまったら、無理をしてこじらせてしまわないことが大切です。
かぜ、どうやって予防する?
*うがい・手洗いをしっかりする
家でする時にはお茶か塩水でうがいするといいですよ
*窓を開けて、空気を入れ換える
*マスクをする
*人混みには 出かけない
*たくさん寝る
*栄養のあるものを食べる
*汗はしっかりふきとる
◎自分でできることからやってみてください。
土・日の過ごし方も自分でしっかり考えましょう。
(用もないのに人混みの中に出かけたり、体調が悪いのに無理して部活をやったり・・・ などということのないようにしましょう。)
かぜを治す方法は?
かぜを治してくれる特効薬はありません。「でも、かぜ薬って売ってるよ」と思うかもしれませんが、かぜ薬は「総合感冒薬」といって、かぜによる諸症状を抑えてくれる効果があるだけなのです。
有効な治療法はなんといっても、「安静・保温・栄養」です。からだを暖かくして、消化のよい栄養のある食事をとって、ゆっくり休む、のが一番効果的なのです。食欲のない時には、野菜スープなど温かくて栄養価の高いものを飲むといいでしょう。
くれぐれも、無理をしないことが大切です。疲れたからだは、ウィルスにとって絶好の的。かぜをひいているのに、机にかじりついていると、ますます悪化してしまいます。思い切って休む勇気も必要です。
それから、かぜをひいたらマスクの着用は忘れずにしましょう。周りにつばやくしゃみを振りまくことを防いでくれます。周りにかぜをうつさない心づかいも大切ですよね。
●保健室からのお知らせ
病院でインフルエンザや流行性おう吐下痢の診断を受けたら、「証明書」を学級担任の先生に提出してください。出席停止となり欠席になりません。「診断書」になると有料になりますので注意してください。その場合は保護者の人のサインでかまいません。用紙は保健室にあります。
体調が悪いときには無理をせずに、早めに受診して休養しましょうね。