●梅雨入りしました

 雨はしとしと、心はじとじと・・・ムシムシして暑かったり、外で走り回れなかったりと、ストレスがたまっていませんか?過ごしにくいこともたくさんありますが、農作物のためには必要な雨です。好きな音楽を聞いてみたり、久しぶりに本を読んでみたり、明るい色の服を選んでみたり・・・気持ちを切り替えて、楽しく過ごせる工夫をしてみましょう。
 もちろん、健康管理にも十分気をつけてくださいね。  

●食中毒はこわいよ

 食中毒にはいくつかの種類があります。一番多いのは、腐ってばい菌に汚染されたものを食べたときにおこる食中毒で、特に、梅雨から夏・秋にかけて多く発生します。食べたり飲んだりするときには、腐っていないか注意してください。

予 防
◎新鮮なものを食べる
◎手にけがをしたら傷口が食品につかないようにする
◎作る前や食べる前は、必ず手を洗う
◎ハエやゴキブリ、ネズミなどが、食べものに近づかないように注意する

手当て
1 はき気があるときは、全部はく。
2 安静にして、病院へ行く。
3 食後10時間以上たっているときは、すでに消化され、はいても治らないので、早急に病院へ行く。
4 食中毒になった人の使ったトイレなどは清潔にそうじする。

●むし歯になるのは、飲料の砂糖?

 乳酸飲料やイオン飲料は、「体によさそう。」ということで、水代わりにガブガブ飲んでいませんか?確かに、激しい運動をしたときに飲むのは効果があります。しかし、実はこれらの飲料の中には、かなり多くの量の砂糖が含まれているのです。ヤクルト1本の中に12g、ポカリスエット350mlに24gもの砂糖が含まれています。むし歯の原因が、こうした飲料に含まれる砂糖であるとも考えられています。
 夏の水分補給はとても大切なことです。しかし、生水(なまみず)をガブガブ飲むのはどうかなと思います。水分は麦茶や牛乳でとるほうがいいようですね。学校へも水筒を持参しましょう。ただし、水筒の中は、お茶か水(湯冷まし)にしましょう。 

●歯みがきの達人になれる方法

 毎日きちんと、歯みがきをしていますか?
 歯みがきはしているのに、むし歯になったり、歯肉炎になったりする人はいませんか? むし歯になる人は、きちんと歯みがきをしているつもりでも、実は、少し方法が間違っていたり、雑だったりして、正しい歯みがきをしていないのかもしれません。
 歯は、一人ひとり違う形をしているので、「これが最良の方法」というのも人によって違うのです。つまり、「自分の歯のことがわからないときれいにすることはできない」ということなのです。
 正しい歯みがきで気をつけることは5つあります。この5つを実行できれば、間違いなく歯と歯ぐきは健康でいられます。1つひとつはどれも簡単なことです。けれど、これを実行するのがなかなか難しかったりします。どうしてかというと、知らない間に、いつもの方法に戻ってしまうからです。
1 鏡で確認しながらみがく
 例えば、食器を洗うときに、見ないで洗う人はいませんよね。目にゴミが入ったときだって、鏡を見ながらでないと取りにくいですよね。それなのに、歯をみがくときに、鏡で口の中を見ないのはどうしてでしょうか?大きく口を開けて、自分の歯の様子を見ながらみがいてみましょう。
 歯は平べったい板ではありません、丸みがあります。でも、鏡を見ながらみがけば、歯ブラシの当たりにくいところや、くちびるにおおわれてブラシが届かないところなどをすぐに発見できるはずです。そこに歯垢がたまっているはずですよ。
2 みがきにくいと思うところからみがく
 無意識にみがき出すと、どうしても自分がみがきやすいところから始め、みがきにくいところは後まわしにされ、そのうち歯みがきにもあきて、結局後まわしにされたところは、大してみがかれないままということがよくあります。
 だから、そこにむし歯の原因となる細菌が集団でたまってしまうのです。そのままでは細菌の思うツボです。まずはそこから攻めていきましょう。
3 毛先をきちんとあてる
 とくに、歯と歯ぐきの間や、歯と歯の間は、ボーッとみがいていては、そこに毛先はあたりません。それでは、ネバネバとくっついている歯垢は落とすことができません。
 歯ブラシの角度をいろいろと変え、みがきにくいところに毛先をうまくあて、歯垢をかき出すつもりでみがいてみましょう。
4 軽い力でみがく
 強い力でゴシゴシすれば、毛先は倒れてしまい、歯垢はとれません。さらに、歯ぐきや歯の根を傷つけてしまって、そこから歯周病になることだって考えられます。軽くあてるだけで、ちょうどいいのですよ。
5 こきざみにみがく
 ほとんどの人が、ブラシを動かす距離が長すぎるようです。動かす距離は、歯1本分くらいの幅で十分です。細かい往復運動が、いちばん歯垢がとれやすいからです。まさに、1本1本みがくという感じですね。 歯1本につき、10回は動かしてみがいてみてください。いっぺんにみがこうとしても雑になってしまうので効果がなく、時間がもったいないだけですよ。
 歯みがきをするときに気をつけることは、この5つのことです。さっそく今日から実行して、ずーっと続けてみましょう。そうすれば、いつまでもピカピカの健康な歯でいられるはずですよ。