平成9年度 |
85名の新入生を迎えて、平成9年度が始まりました。1週間が過ぎましたが、新しいクラスにはなれましたか?ひとりひとりが健康に注意して、楽しい学校生活が送れるようにこころがけましょう。
毎月、健康に関することや、保健行事について「ほけんだより」を発行します。質問などがあったら、遠慮なく保健室までどうぞ。
1学期には、いろいろな健康診断があります。「またか・・・いやだな。」「めんどくさいな」という声が、どこからか聞こえてきます。
健康診断は、成長期でどんどん変わっていくからだの様子を知り、日常生活に支障がないか、体の不調の原因は何か、自分では気づかない病気にかかっていないかを、自分自身が知るために実施するのです。
健康診断は、自分自身の健康状態を知る“カラダ記念日”と考えてみてははどうでしょうか?
新学期が始まって1ヶ月が過ぎました。「5月病」という言葉を聞いたことがありますか?新しい学校、クラス、先生等々、新しい環境に慣れようと、心がはりつめていたのがふっとゆるんで、心やからだの疲れとなって出てくることがあるのです。心もからだも、自分なりにリフレッシュする方法をみつけて、元気な顔を見せて下さい。
Q 夢を見るのはどんなとき?
A 睡眠には、2つの種類があります。からだの眠りである「レム睡眠」と脳の眠りである「ノンレム睡眠」です。夢を見るのはレム睡眠のとき。一晩に何回も夢を見た覚えがあるときは、深い睡眠がとれていないときが多いのです。
Q 「寝だめ」をしても眠い・・・
A 睡眠は、脳の疲れをとるために脳が積極的に作り出すものだといえます。1日中ゴロゴロしていても眠くなるのは、脳の疲れをとる深い睡眠が十分にとれていないからです。深い眠りを十分にとるためには、いつも決まったリズムで生活することが大切です。
Q ぐっすり眠れる部屋とは?
A 部屋や寝具の色合いは、グリーンやブルー系などリラックスできるもの。部屋の明かりは白熱灯で、光が直接目に入らない間接照明で明るさは0.3〜30ルクス。気温は夏なら25℃ぐらい、冬は12〜13℃ぐらい、湿度は50%これが快眠を生み出す環境条件です。
あくびは、自分の意志とは無関係に、眠いときや退屈なときだけでなく、疲れているときにも出ます。あくびとは、酸素が不足した脳に酸素をたくさん送るための、深呼吸のようなものです。つまり、あくびは脳の酸素不足によって起こるのです。
また、あくびで口を大きく開けることによって、ものをかむときに使う咬筋が強く引き伸ばされ、脳に刺激が送られて、一時的に意識をはっきりさせる効果もあります。
体に疲れを残さないように、規則正しい生活を心がけましょう。
あなたは保健室に来て、体の様子やけがの様子を、うまくいうことができますか?目で見ただけではわからないこともあります。どのような状態なのかを教えてもらって、初めて手当やアドバイスができるのです。いざというときのために参考にして下さい。
・息切れ 息が、なんとなくしにくくなること。または、激しくて苦しいこと。
・どうき 手を当てなくても、胸の鼓動が強く、または早く、ドキンドキンと感じること。
・めまい まわりの景色が、ぐるぐると回っているような感じになること。
・立ちくらみ 急に立ち上がったときに、目の前が白くなったり、頭がくらくらとすること。
・のぼせ 顔が赤くなって、からだ中が熱くなってくること。
・むくみ 手、足、顔などが、水がたまったように、ふっくらとふくれること。
・まひ 手、足、顔などが、自分で動かそうとしても、うまく動かないこと。
・しびれ 皮膚が、さわっても何も感じなかったり、ピリピリと痛んだりすること。
・むかつき 胃のあたりが熱い感じになり、食べたものが出てきそうになる(はきけ)こと
・しこり 皮膚の下に、コロコロやグリグリとした固まりができること。
・耳鳴り 耳がつまったようになり、「ジージー」と「ゴトゴト」という音がすること。
・けいれん 皮膚の中(筋肉)がかたくなり、ピーンと、またはピクピクとひっぱるように痛むこと。
雨の日や蒸し暑い日が多い季節になりました。ちょっとした不注意や我慢不足から、けがをしたり他人を傷つけたり、ということはないでしょうか?
天候が悪いと、気分まで落ち込みがちです。健康や安全に気をつけて、明るく楽しく過ごしましょう
6月4日〜10日は、歯の衛生週間です
あなたの歯は何本ありますか?歯は、乳歯(子どもの歯)で20本、永久歯(大人の歯)28〜32本です。
この歯がむし歯になったり、歯周病(歯をささえる歯ぐきが病気になる)になったりしていると、よくかむことができなくなってしまいます。むし歯も歯周病も予防の基本は歯みがきです。みがき残しのないようにしっかりみがいて、健康な歯と歯ぐきを守りましょう。
先日、歯科健診の結果をお渡ししました。むし歯は放っておいても自然に治ることはありません。ひどくならないうちに、歯科医で治療を受けましょう。また歯並びや歯ぐきについても指導を受けて下さい。
今年も暑い夏がやってきました。そして、いよいよみなさんが待ち望んでいる夏休みです。自由な時間がたくさんあって、やりたいことができる時ですが、様々な誘惑も多い時期です。良いこと、悪いことをしっかり考えて、自分の行動に責任を持ちましょう。
治療するところのある人は、長い夏休み中に病院に行っておきましょう。治療後は、報告書を保健室まで提出して下さい。
病気・けがに気をつけて、どうぞ楽しい夏休みを
Q 炭酸飲料=約7個半、100%果汁ジュース(アップル)=約5個、スポーツドリンク=約4個
炭酸飲料やジュース、スポーツドリンクなどは、みなさんにおなじみの飲み物ですが、この数は、何をあらわしているのでしょうか?
A それぞれの飲み物1本に含まれる砂糖(糖分)の量です。その量を角砂糖(1個約4g)の個数であらわしています。
みなさんが1日にとってもよい砂糖の量は、だいたい角砂糖約5個(約20g)くらいで、多くても角砂糖約7個半(約30g)をこえない方がよいといわれています。炭酸飲料を1本飲むと、それだけで、1日にとってもよい砂糖の限界の量になってしまいます。
砂糖は人間が生きていくために重要な役割を果たすエネルギーですが、たくさんとりすぎると、肥満やむし歯、糖尿病などの原因になります。
飲み物を飲む前、おやつを食べる前には、砂糖の多いものばかりを選んでないか、ちょっと考えてみて下さい。
2学期が始まって1週間がたちましたが、夏の疲れは残っていませんか?これからの時期は、気温も下がって過ごしやすい季節「秋」になりますが、昼間と朝晩の気温の差が大きく、体調を崩しやすい時期でもあります。
21日には体育大会もあります。心と体の健康に気をつけて、楽しい学校生活を送って下さいね。
●薬の有効期限は?
ラベルにかいてあるのは、未開封の状態での有効期限です。薬を開封したら日付をラベルに書き込んでおきましょう。
●薬の色や形は変わっていませんか?
開封後の薬の色や形、においなどが変わっていたら、変質している可能性があります。思い切って処分しましょう。
●使い方のわからない薬はありませんか?
注意書きをよく読んで、効能や使い方を確かめましょう。
せっかくきれいに手を洗っても、ズボンでふいたりしたら、なんにもなりません。
また、昼中はまだまだ暑いし、体育大会の練習もあります。こまめに汗をふきとり皮膚の清潔に心がけましょう。
先日、大洲消防署の救命救急士さんのお話を聞きました。夜中に出動しない日は、ほとんどないそうです。救急車が到着するまでの応急処置(心臓マッサージや人工呼吸)によって生存率が大きく違うそうです。少しくらいやり方がまずくてもいいから、自信を持って処置して下さいということでした。人命を守るために昼夜を問わず一生懸命働かれている姿に感動しました。
Q 目のしくみはどうなってるの?
A 眼球は網膜、脈絡膜、毛様体、虹彩、角膜、強膜、結膜など、種々の組織が整然と組合わさった複雑な構造をしています。角膜と水晶体とが光学レンズの働きをし、虹彩の中央に開いた瞳孔が、目に入る光景を調整する絞りの役割を果たしています。虹彩の奥に
ある毛様体に筋肉があり、水晶体前面の形を変え、ピントを合わせます。
眼球の後ろ半分には網膜があり、ここに結んだ外界の像を脳に伝えます。
眼球には、虹彩と毛様体に、それぞれ瞳孔の大きさを調整する筋肉と遠近のピント合わせを行う筋肉とがあって、見ようとする物を最適条件で見るように調節しています。
Q 動体視力って何
A 視力には、視力検査の時にみなさんがはかる静止視力(止まっているものを見る視力)の他に動体視力というものがあります。
これは、動いているものを見るときの視力で、一流のスポーツ選手には動体視力の良い人が多いと言われています。特に、オリックスのイチロー選手は、良い動体視力をしているそうです。
電車や車に乗っていて、通り過ぎた液や電信柱の看板などが、はっきり読める人は、もしかしたら、イチロー選手に負けないくらいの動体視力があるかも?
Q 目はなぜ2つあるの?
A 目が2つあるのは、遠近感を出すため。片方だけでも色や形はわかりますが、遠近感や奥行き、丸みなどは正確にはわかりません。右と左の目では、それぞれ別の像を映していますが、脳の働きによって立体的に1つの像としてとらえるのです。
また、片目より両目でみた方がよく見えます。両目でみると片目の約1.5倍見えるといわれています。
Q メガネが合っていないと、どんな症状がでるの?
A @ ずーっとかけ続けていると、だんだん見えにくくなってくる。
A 頭痛、肩こり、頭が重い、吐き気がする。
B イライラしてくる。
C 目が疲れて、痛くなってくる。
メガネをかけていて、以上のような症状が出てきたら、合っていないのかもしれません。一度眼科医で検査してもらいましょう。
暦の上では「立冬」を迎え、また、赤や黄色に美しく色づいた木々も、ゆっくりと葉を落とし、少しずつ冬の足音が聞こえてきました。
冷たい風が身にしみ、かぜで欠席する人も増えてきました。かぜを防ぐには、「バランスの良い食事」「休養と十分な睡眠」といった、あたりまえのことが一番効果的です。
もうすぐ期末テスト。日頃の勉強不足を補おうと、夜中まで勉強している・・・なんて人はいませんか。「眠い」とか「疲れた」と思いながら勉強しても、頭の働きは鈍ってしまって同じところを繰り返し読んでいたり、単純なミスを繰り返しがちですそんな勉強では能率も上がりませんよ。しかも睡眠不足になると、体調も崩れてしまいます。
眠りは、長さよりも深さの方が大切で、深く眠る(ノンレム睡眠)の方が疲れもとれやすくなります。夜11時から朝の4時頃までは、深い眠りにはいりやすいので、この間に眠っておくのがベストです。だから、夜は早めに眠って、朝早く起きて勉強する方が、頭もすっきりして能率もよくなります。夜型よりも朝型で、すっきり目覚めて勉強しましょう。
・胃腸の消化能力を低下させる→吐き気、便秘のもと
・抵抗力を弱める→疲労、発熱のもと
・判断力を鈍らせる→ケガのもと
インフルエンザのはやる季節がやってきました。なぜ、冬にはやるのでしょうか?インフルエンザのウィルスは乾燥が大好きだからです。一雨降れば、病院の患者さんがガタッと減るそうです。
インフルエンザウィルスは、毎年少しずつ変異を繰り返し、香港型、ソ連型、アジア型などがありますが、今年の8月に今までとは全く違ったタイプが発見されたそうです。今年は大流行するかも・・・・・
−−薬物乱用について正しい知識を学ぶことが、乱用防止の第一歩です−−
最近よく耳にするようになった「薬物乱用」、いったいどのようなことなのでしょうか?
自分には関係のないこととしてとらえず、正しい知識を身につけておきましょう。
医薬品を医療目的からはずれて使用すること、あるいは、医療目的のない薬物を 不正に使用することをいいます。
乱用される薬物としては、次にあげるような物質があります。
・シンナー ・ヘロイン ・大麻(マリファナ)
・コカイン ・向精神薬 ・LSD ・覚せい剤
薬物乱用を始めるきっかけは、おもしろ半分、快感への追求、好奇心といったものがほとんどと思われていますが、それだけではありません。
「やせられる」「自信がつく」「充実感がある」「スカッとする」「元気が出る」といった誘い言葉についのせられて、危険な薬物とは知らずに手を出してしまうケースもあるのです。
*1回だけなら大丈夫、いつでもやめられる、そんな甘い考えこそ危険です。
乱用される危険のある薬物は、「こころ」つまり、精神に影響を与える作用をもっています。中枢神経を興奮させたり、抑制したりして、幸福な気分やそう快感、お酒に酔ったような感じ、不安が消えていく感じ、知覚の変化、実際にはないものが見えたり聞こえたりする幻覚などをもたらします。
しかし、薬物乱用のもっとも恐ろしい特徴は、何度でも繰り返して使いたくなる「依存性」という性質を持っていることです。乱用を繰り返す人は「快感を得るため」ではなく、いつまでもなおらない疲労感やイライラ、不安から逃れるため、つまり「不快感をなくすため」に薬物に頼らざるをえなくなります。そうして、薬物なしではいられなくなるのです。
さらに、覚せい剤などいくつかの乱用薬物には、使用を繰り返しているうち、それまでと同じ量では効かなくなる「耐性」という性質があります。これによって、どんどんどんどん、薬の量が増えていってしまうのです。
1回だけと思って始めた人も、薬物の「依存性」と「耐性」によって使用する量や回数がどんどん増えていき、自分の意志ではやめることができなくなり、どうしようもない悪循環となるのです。
続きは、次回へ・・・
1997年・・・あなたにとってどんな1年でしたか?健康に暮らすためのさまざまな知識は、みなさん持っているはずです。それをどう行動に移すかが、とっても大切です。今年できなかったことは、新しい年を迎えるのを機会に、気持ちを切り替えてやってみましょう。
いよいよ待望の冬休みです。冬休みは楽しいこともそして誘惑もいっぱい。しっかりと自分で考えて、有意義に過ごして下さい。
Q あなたは勉強やスポーツや好きなことに打ち込んで自分の能力を発揮し、人に認められ、いつまでも健康な体でたくさんの仲間に囲まれて楽しく暮らしたいですか?
はいならば・・・
タバコは一生必要なし!
1 肺ガンの原因であることはもちろん、口腔・喉頭ガン、咽頭ガン、食道ガン、胃ガン、肝臓ガン、膵臓ガン、膀胱ガンなど、全身のガンの危険性が(数倍〜数十倍に!)高まる
2 ガン以外にも、肺気腫、虚血性心疾患、胃潰瘍、クモ膜下出血など、多くの病気を引き起こす
3 思考力が低下し、学業成績が上がらない
4 運動能力が低下し、スポーツが上達しない
5 ビタミンCが破壊され、肌があれる。
6 ヤニで歯がきたなくなる
7 口臭がひどくなる
8 タバコを吸わない人たちの発ガン率を激増させる。不快感を与える。(夫が1日20本以上吸うと、喫煙しない夫を持つ場合に比べて、妻の肺ガン死亡率が2倍になるという報告もある)
9 妊婦が喫煙すると胎児に悪影響を与え、産まれてくる子まで苦しめる
かぜをひいているときに、激しい運動をしたりすると、病気で体力がないうえにますます抵抗力が落ちてしまって、白血球が十分に働かなくなることがあります。そんなときに肺炎の原因になる細菌などが体内に入ってくると、簡単に肺炎になってしまうのです。十分な睡眠と栄養をとって安静にしておきましょう。
かぜを治すのは、人間の体の自然治癒力で、熱や鼻水が出ることや、白血球の働きによるものです。ですから、熱や咳、鼻水をむやみに薬でおさえこむのはよくありません。薬は、病院で診察を受けて、身体や症状にあったものをもらって飲むようにしましょう。
ほうれんそう からし菜 キャベツ カリフラワー かぶ 小松菜 野沢菜
パセリ みかん さやえんどう ブロッコリー かき いちご キィーウィフルーツ
・楽しく、いっぱい笑って過ごそう!
・交通安全に努めよう・・・もし地面が凍っていたら、転ぶ、曲がれない、止まれない。
・1日3回、バランスのとれた食事を楽しもう。
・寒い日は室内でできる体操でもよいから、毎日体を動かそう。
・室内の換気を忘れずに。特に一酸化炭素中毒には十分気をつけないと命を落とします。
・目を守るためにも、テレビ番組を選んで見よう。
・背筋をのばそう・・・寒いと知らず知らずのうちに背筋が丸くなります。
・アルコールを口にしない・・・あなたの年齢では、飲酒は体に大きな害を与えます。必ず20歳まで待ちましょう。
・タバコの害について、今一度考えよう!
・シンナー、薬物乱用・・・問答無用。絶対だめ
新しい年を迎え、いよいよ3学期が始まりました。冬休み中から、生活のリズムは乱れていませんか?体調は悪くありませんか?
3学期はとても短いけれど、この1年間の締めくくりをする大切な学期です。寒さに負けず、目標をしっかり持ってがんばりましょう。
◎あなたは朝食をきちんととっていますか?
夜更かしをして、翌朝ギリギリまで寝ている、夕食が遅かったり、夜中に何か食べたりして、朝、食欲がわかない。こんなとき、朝食を食べずに登校してしまいがちです。
◎朝食抜きで登校すると・・・
朝食抜きで登校すると、どのような症状が出るのでしょうか?
1 気分が悪くなる。
2 立ちくらみがする。
3 おなかが痛くなる。
4 おなかがすいて集中力がなくなる。
こんな症状が出たら、勉強や運動どころではありませんね。
◎朝食をしっかりとるために
どうすれば朝食抜きが防げるのでしょう?
まず、夜更かしをしないこと。最近、夜遅くまでテレビを見たりゲームをしたりして、学校で気分の悪くなる人が出てきています。
つぎに、朝は早起きをして、ゆとりをもって朝食を食べるようにしましょう。さわやかに一日をスタートさせて下さい。
−−薬物乱用について正しい知識を学ぶことが、乱用防止の第一歩です−−
●薬物乱用をやめた後も、恐ろしい幻覚や妄想が突然もどってきます。
薬物乱用の害は半永久的に続きます。乱用をやめ、治療を行って普通の生活に戻ったようでも、何かの刺激によって突然、幻覚・妄想などの精神異常が再燃することがあります。これをフラッシュバック(再燃現象)といい、ストレスなど、ほんの小さなきっかけで起こってしまうものです。というのは、覚せい剤の乱用でひとたび精神障害が生じると、治療によって表面上は回復しているようにみえても、精神異常がふたたびおこる下地が残ってしまうからです。
●薬物を乱用すると中枢神経がおかされ、心や体はメチャクチャ
シンナーの場合
脳:大脳の神経細胞の死滅による脳の萎縮、意識障害、記憶力低下、幻覚、妄想
末梢神経:手足のふるえ・しびれ・麻痺
眼:視神経がおかされる、眼底出血、視力低下、失明
気管支・肺:粘膜がおかされ繊維化が起こる(せきがでる)
肝臓:細胞の一部が死ぬ
食道・胃:胃粘膜がおかされ出血、胃痛、吐き気、嘔吐
腎臓:細胞の一部が死ぬ、タンパク尿
骨髄:赤血球がつくられない、貧血
生殖器:萎縮、生理不順、生殖能力の低下
◎長い間、シンナーを吸い続けていると、身体の内部に様々な障害が起こってきます。特に成長期の青少年には、背が伸びない、筋肉がつかない、体重が減るなどの症状が現われ、発育を妨げる大きな原因になります。
覚せい剤の場合
精神障害:幻覚(幻聴、幻視、幻臭)
瞳孔散大
食欲抑制
血圧上昇
静脈炎
そのほかの害
薬物を注射で乱用する場合各種の感染症(エイズ、肝炎など)の原因となる。
大麻では精子の異常が、コカインでは先天異常などの報告があり、妊娠、出産にも悪い影響がある。
今年の冬は暖冬だったこともあり、もうすっかり春の気配が感じられるようになりました。菜の花につくし、桃の花に桜の花、春は見た目にも明るく、元気をくれます。
最近は、便利な電気製品ができたり、植物の栽培技術が進んで、季節感がだんだん薄れてきているように思います。でも、せっかく日本には「四季」というものがあるのだから、それをじっくりと大切にして楽しみたいものですね。
月日がたつのは早いもので、年度末をむかえました。3年生は、明日卒業式をむかえ、1・2年生も1週間後には修業式をむかえます。このような節目には、普段の自分の生活を振り返ってみて、実行できそうなことから改善していくことが大切だと思います。
みなさんに、本当の春が来ることを祈っています。
ため息は、うれしい時や元気な時には、あまり出ません。だから、ふと気がつくとため息が出ているということは、無意識のうちに体や心が疲れているのかもしれません。
そういう時には、休養をとったり、気分をかえるために戸外で散歩してみてはどうでしょうか。また、おいしいものを食べたり、好きな歌を歌ってみるのもいいかもしれないですね。
最近「地球の温暖化」が問題になっています。温暖化の主な原因は、工場や発電所、自動車の排気ガスから出る二酸化炭素です。人間にとって便利な生活が温暖化の原因になっているとも言えます。12月に京都で、世界170カ国以上の代表が集まって「地球温暖化防止会議」が開かれました。むだな電力を使わない、なるべく公共の交通機関を利用する、再利用できるものはリサイクルするなど、ほんの少しだけ生活をみなおすことで、温暖化の進行を防ぐことは私たちにも可能です。できることから、まず実行!それが地球を守る大きな一歩です。
地球の温暖化が進むにつれて、これまでは熱帯地方だけで流行していた病気がより広い範囲に広がることが心配されています。たとえばマラリア。平均気温が3℃上昇すると西日本や関東地方まで流行危険地域に入ってしまうと予測されています。また、O−157やサルモネラ菌など食中毒を起こす菌も気温が上がると増殖力が高まります。
地球の温暖化や酸性雨、森林の破壊など、地球環境の悪化による人類破滅の時刻を12時としたとき、今は何時にあたるのでしょうか。調査を始めた5年前では、「7時49分」、昨年は「9時4分」だそうです。地球環境破壊の時計は、5年間で1時間15分も進んだことになります。この時計をこれ以上進めないために、そして少しでももとに戻すためにできることは何か、世界中のひとりひとりが考える時が来ています。
もうすぐ春休み、のんびりするのもいいけれど、新しい学年に向けて、心とからだの準備をするときです。
歯科医に行ったり、メガネをなおしたり、新しいスタートがスムーズにできるように、からだの準備も整えておきましょう。
自分自身の目標をしっかりと立て、新しい学年に備えましょう。