悲しい出来事

 

 先日、友人の子どもさんが亡くなりました。3歳5ヶ月でした。我が家の長女と同じ病院で、長女が退院した日に生まれました。先天性の心臓疾患で、大きな手術を何度も乗り越え、療養中の急変でした。
 人の死に直面することはとてもつらいことですが、自分よりも年上の方が、年齢の順になくなっていくのは仕方のないことで、それなりに覚悟はできているものです。でも、若い人、特に自分の子どもの「死」に向かい合うということは、どんなにつらく悲しいことでしょうか。他人の私でさえ、その訃報を聞いたとき、自分の感情をコントロールすることができなくなり、電話の前にうずくまってしまいました。近くにいながら、何の力にもなれなかった自責の念からかもしれませんが・・・
 若くして喪主をつとめたご主人のあいさつは、とてもりっぱできちんとしていたけれど、いつも穏やかで感情をあらげることのなかった人の、心の底からの悲しみや無念さを、感じずにはいられませんでした。
 私にできることはないかもしれないけれど、少しでも力になれることがあればと思っています。

 

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