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健康OnePoint

<うがい>

〜〜〜上手に出来ていますか?〜〜〜

鼻の粘膜は、とらえたウイルスを粘液と一緒にノドの奥に流す構造になっています。ウイルスが粘膜にとどまれば粘膜内の細胞に入り込み感染は成立してしまうので、うがいは細胞内に取り込まれる前に洗い流す目的で行われます。口の中の粘膜にも口から吸い込んだウイルスが付着しています。「うがい」というと、いきなり「ガラガラ…ペッ」という光景をよく見かけますが、上手な「うがい」には、「ガラガラ」の前に、口の中の汚れを洗い落すような「グチュグチュ…ペッ」は不可欠です。口の中のウイルスをノドの奥に押しやりたくはありません。是非、「ガラガラ」の前に、「グチュグチュ」もお願いします。

うがい薬には感染の予防と殺菌消毒を目的としたヨード製剤と炎症を抑えるアズレンを含有する薬などがあって使い分けも必要ですが、インフルエンザなどのウイルス感染症予防に限れば、うがいの頻度と習慣、ノドを乾燥させないで粘膜の機能を維持する事の方が大切ではないかと考えます。「塩水」「お茶」「お水」でも良いと思います。外から帰った時はもちろん、人混みに行った後、食事の前、掃除の後など、気になった時にうがいをする習慣をつけたいものです。

(平成21年12月20日)

<新型インフルエンザ>

〜〜〜出来るだけ、かからない・うつさない〜〜〜

  1. “かからない”ため
    • 人混み(常に2m以内に他人がいる状態)への外出を避ける
    • 人混みではマスクの着用
    • 頻繁な手洗いとうがい
  2. “かかったかな”のサイン
    • 潜伏期間は1〜7日間
    • 急な発熱(38〜40度)が高率
    • 悪寒・頭痛・筋肉痛・関節痛などが強め
    • 有症状期間は3〜7日間程度
  3. 症状が出た時の行動
    • 咳エチケット
    • 無理をしないで園・学校を休む
    • 発熱相談センターに電話
        今治市発熱相談センター専用電話番号:0898−23−2518
    • 病院受診時は必ずマスクを着用
    • 必要に応じて治療薬をもらって自宅療養
    • 重症者とハイリスクの方が入院治療
  4. 本人と家族が心がける事
    • 外出は避ける
    • 栄養をとり、安静にして十分な睡眠を
    • 家族内感染を避けるため、出来る範囲で隔離
    • 共有空間、特にトイレはこまめに掃除
    • 同居家族はこまめに手洗い
    • 年長患児は、出来ればマスクを装用
    • 患児が使ったティッシュなどは、ふた付きのゴミ箱に捨てる
    • こまめに水分補給
    • 部屋の湿度を高め(50〜60%)に
    • 定期的に部屋の換気
    • 処方薬は決められた通り最後まで飲む
(平成21年6月12日)
<臨時マスク>

豚インフルエンザの流行に伴って、街中の店からマスクが消えてしまいました。
前回<咳エチケット>について書きましたが、感染予防としては不十分ですが、エチケットとして、臨時・非常時として使用する目的での「自作マスク」を御紹介します。
(新潟県の開業医の先生にアイディアを頂き、改良の上、当院HP掲載の了解も得ています。)

  1. 幾つか試しましたが、繊維が多くて肌触りも良く、比較的息苦しくない「リードクッキングペーパー」の二枚重ねが良いと思います。(クッキングペーパーの中では高めですが・・・)
    材料

  2. 口とクッキングペーパーの間に空間を作って呼吸を楽にする為に「波折り」します。
    波折り
  3. 「波折り」の端を折り返し、ゴムを巻きこんでホッチキスで止めます。
    完成

(平成21年6月5日)

<咳エチケット>

インフルエンザや夏かぜウイルスなどの小さな病原体は、咳やくしゃみの飛沫(シブキ)の中にたくさん含まれます。マスクをしないで咳をすると、ウイルスは2〜3メートル飛ぶと言われ、そのウイルスを周囲の人が吸い込むと感染・発病します。近い将来新型インフルエンザが発生した時、流行中は外出を制限されたり、人が集まる場所ではマスクの着用が義務づけられることが予想されます。咳エチケットの徹底は、新型インフルエンザ流行阻止対策としても有用です。

咳エチケットとは?

  1. 咳・くしゃみのある時はマスクを着けます。マスクを着けていない時は、ティッシュやハンカチなどで口と鼻をおおい、周りの人から顔をそむけます。
  2. 鼻と口をおおうのに使ったティッシュはゴミ箱に捨て、他の人が触らないようにします。
  3. 咳・くしゃみを手でおおったら、手は石鹸で丁寧に洗い流します。
  4. 咳が出る時にはマスクを着用し、咳をしている人にはマスクの着用をお願いしましょう。

未知のウイルスが流行するまでに、自分だけでなく周りの人も守ろうという咳エチケットの習慣が根付いてほしいものです。
(平成21年3月18日)

<RSウイルス感染症>

寒い季節に乳幼児を中心に流行するRSウイルスによる呼吸器感染症です。咳・鼻水・鼻づまりなどの呼吸器症状が中心ですが、時に持続する高熱を伴います。症状は個人差があり多くの人は「風邪」として治ってしまうのですが、激しい咳が長引いたリ、ゼィゼィという喘息の様な呼吸になったり、重症な場合は気管支炎や肺炎になることもあります。特効薬は無く経過が長くなる事もあるのですが、多くの場合は対症療法で治ります。年齢が小さいほど重症感はあるようで、特に6か月未満の赤ちゃんは、急激に悪化することもあるので注意が必要です。

(1)ゼィゼィ・ヒューヒューという呼吸音が強くて息苦しそう

(2) 胸やおなかをペコペコさせて息をしている

(3) 顔色が悪い

(4) 息苦しそうで、咳が激しくて眠れない

(5) 母乳やミルク、水分が取れない

などの症状がある場合は、特に注意が必要です。

診断は、症状と診察所見、流行状況などから行いますが、病初期では普通の風邪と全く区別がつきません。鼻水を採取して行う「診断キット」もありますが、特効薬もないので使用していない病院も多いようです。
(平成20年12月17日)

<かぜの予防と生活環境について>

私たちの体は、病原体を侵入させない為の防衛手段を持っています。健康な皮膚は、鎧のように病原体の侵入を拒みます。粘膜は分泌物でおおわれ、病原体を消化する酵素を持ち、胃は強い酸を分泌します。気道には細かい毛が生えており、病原体を体外に排出しようと動きます。また、病原体を食べて処理する細胞も働いています。かぜの予防は、これらの機能を最大限に発揮させてあげることと、これらの機能のサポートをしてあげる事が大切です。

「規則正しい健康的な生活」「徹底した『手洗い』と『うがい』の励行」は、もちろん大切です。気道の粘膜が乾燥し、荒れているとよりウイルスなどの病原体が定着・侵入しやすくなりますので、保湿する意味でも「うがい」は有効です。「一日数回の室内の空気の入れ換えや、空気清浄機の使用」や、「マスクの使用」は、接触する病原体の数を減らして敵の数を減らすだけではなく、保湿や病原体飛散防止などにも意味があります。

快適な部屋の湿度は40〜65%位と言われています。冬の室内の平均湿度は暖房をつけて室温を上げると20〜30%まで下がってしまいます。低温・低湿度では気道の血管が収縮し、気道粘膜の機能が低下、気道の細かい毛の動きも悪くなるので、防衛能力が低下し、病原体の排出が困難になります。病原体には、快適な環境です。湿度が70%を超えると、カビやダニの繁殖が盛んになりますので、室温は20〜24度、湿度は50〜60%程度を目標に、加湿器の使用や、洗濯物の部屋干しなど、適度に湿度を上げる工夫が必要です。
(平成20年9月18日)

<赤ちゃんのおもちゃ>
「おもちゃ選びも赤ちゃんの発達に大きな影響を与えます。」という、おもちゃメーカーのキャッチコピーに踊らされている親御さんをよく見かけます。一般に赤ちゃんのおもちゃの選択に際しては、おもちゃの五大要素:(1)音の出るもの、(2)動きのあるもの、(3)適当な重さのあるもの、(4)形、(5)色、が全て加味されたおもちゃがふさわしいと言われますが、赤ちゃんには、安全で衛生的で丈夫であることも重要です。更に、赤ちゃんにとって最も魅力を感じるのは、何らかの音や反応を示す応答性のあるものが理想的と言えると思います。それは『お母さん、お父さん』自身なのです。母と子の目と目、顔と顔、そして言葉による遊びの交流そのものが「おもちゃ」なのです。もっと大きくなって、物としてのおもちゃを与えるにしても、赤ちゃんの働きかけに対して、すぐに反応して答えてあげる事自体が、もっとも素晴らしい「おもちゃ」になるのです。
(平成20年6月15日)
<経口補水療法>

近年、小児の嘔吐下痢症に伴う脱水症に対して、発展途上国で標準的治療法とされている「経口補水療法」が注目を集め始めました。経口補水療法とは、嘔吐や下痢が始まったら、脱水の予防と治療のために、適度な電解質を含み腸から血液に水分が吸収されやすいように糖分の濃度や浸透圧を調節した『経口補水液』を飲ませる方法です。点滴療法に比べて、痛くなく、心臓や腎臓への急激な負担が少なく、器具や技術が要らず、家庭でできるという利点があります。経口補水液は、市販のスポーツ飲料の事ではありません。市販のスポーツ飲料に比べて、ナトリウム量が約2倍、糖分が約半分で、より身体に優しく調節された飲み物です。塩分が高く糖分が低い・・・美味しくなさそうですよね。その点を企業努力で克服しようとした飲料も、市販されています。薬局で御問い合わせください。

経口補水療法の実際(飲ませ方)
1. 症状出現後3〜4時間以内に、総量50〜100ml/kg飲ませる。
2. 症状出現4時間以降は、下記の量の経口補水液を飲ませる。
A:10kg未満児 → 嘔吐や下痢の度に、毎回60〜120ml
B:10〜20kgの児 → 嘔吐や下痢の度に、毎回120〜240ml

飲ませ方のポイント
嘔気が落ち着いたら、まず5mlをスプーンやスポイトで与える。
5mlが可能なら、10ml、20mlと5〜15分間隔で倍量に増量。
5mlでも吐くようなら、15〜30分後に再チャレンジ。
2回目もダメなら30分後に再チャレンジ。

経口補水療法時の食事療法(変化した方針)
十数年前、嘔吐と下痢の激しい時は3〜4日絶食で点滴をして、胃腸を休めた方が良いと学んで実践してきました。ここ数年、3〜4日でも絶食する事によって、小腸の粘膜が萎縮して回復が遅れるという意見が強くなり、欧米では「固形食を含む、早期の食事再開が望ましい」と言われ始めました。母乳には腸粘膜の修復作用があるために制限はありませんが、ミルクも薄める必要は無いとも言われています。驚きの新しい研究結果です。私はこの研究に出会ってから、「食べられるようなら、生もの、油もの、刺激物、冷たいものを避けて、消化のいいものを食べさせてもいいですよ。」と、言うようになりました。無理をする必要も、マニュアルに固執する必要もありません。『経口補水液』と難しく言っていますが、昔ながらの「味噌汁の上澄み」は、成分的には立派にしょっぱくて甘くない『経口補水液』になっています。それほど量は飲めませんけど・・・(笑)。新しい情報は、振り回されないように上手に取り込む必要があると思います。(平成20年3月20日)

<嘔吐下痢のウイルスと予防>

代表的な原因ウイルス

ロタウイルス(A群):毎年インフルエンザ流行の時期と少しずれて、乳児・幼児を中心に流行します。症状は、激しくなる事も多く、発熱・脱水・けいれんなども伴いやすいようです。

ロタウイルス(C群):春から夏にかけて、年長児や大人を中心に小さな流行をおこす事があります。比較的軽症であることが多いようです。

ノロウイルス:一昨年、大きく取り上げられましたが、汚染された食物(生カキ・サラダなど)、飲料水などを介して感染し、学童・成人・老人施設に集団発生しやすいようです。毎年、乳児以上のウイルス性嘔吐下痢症の大多数を占めます。

アデノウイルス(40/41型):主に3歳未満の乳幼児にみられ、この年齢層の感染性胃腸炎の原因ウイルスとしてA群ロタウイルスに次いで多く、比較的軽症であることが多いようです。

アストロウイルス:主に乳幼児に散発性の胃腸炎を起こし、比較的軽症であることが多いようです。

予防方法

感染経路は、(1)便や嘔吐物から手などを通して(2)感染した人が作る食べ物から(3)ウイルスに汚染された貝類の生食、などです。感染症の専門家は、「手洗いの徹底によって、食べ物からの感染以外は防ぐ事ができる」と言います。食べ物からの感染も、調理器具の洗剤による洗浄や塩素系の漂白剤でふくことで予防可能で、まな板や包丁などは、熱湯(85℃以上)で1分以上加熱することも有効だそうです。嘔吐下痢が流行するこの季節、「自分は常にウイルスの危険にさらされている」と意識すること、簡単だけど手洗いを徹底する事が、一番の予防法なのです。(平成19年12月19日)

<夜寝ない子供>
人は昼行性の動物ですが、生後早期には昼夜の区別はつきません。その結果、子供の夜の様子に関わる色々な悩み・不安・心配が生じます。多くの方は、二つの大きな「勝手な思い込み」をしているのです。

(1)「子供は寝付いたら朝までぐっすり眠るもの」・・・ではありません!。

眠りには、浅い・深い眠り、夢を見ている時・見ていない時などがあります。一晩の眠りは、このような様々な眠りがセットになって繰り返されます。生直後はこのワンセットが40〜50分です。その後次第に長くなり、2歳で75分ほど、大人で約90〜100分になります。レム睡眠や浅いノンレム睡眠の時には、寝言を言ったり身体を動かせたり、寝ぼけたり、泣いたりもします。完全な「ぐっすり」は続かない。それが普通の眠りなのです。

(2)「子供は夜になったら眠るもの」・・・ではありません!。

生体時計の1日は、大人も子供も25時間です。本来大人も子供も、朝寝坊や夜更かしの方が楽に出来ているのです。昔の子供達は、外で身体を使って遊びまわり、夜は疲れ果てて眠れました。外で遊ぶ子供達の姿を見かけなくなってしまった昨今、カードゲーム、ファミコン、テレビ、パソコンなど、静的な遊びが主体になってしまいました。大人が子供達を寝かせなくしているのです。こんな時代だからこそ、眠りに至る段取り(入眠儀式)が必要なのです。眠りには光と音は大きな要因です。入眠儀式の時には、部屋を暗くして静かな環境を整えましょう。子供は自然に眠るものではありません。家族みんなで協力して「寝かせつける」ものなのです。子供の睡眠覚醒リズムの鍵は、親が握っているのです。(平成19年9月19日)

<紫外線防御>

 昔は日光浴は健康によいと考えられ、屋外で積極的に日光を浴び、夏休み明けに「黒んぼ大会」と題して日焼けを競っていたこともありました。しかし、過去に浴びた紫外線が後々の皮膚の老化現象に影響することが認識されており、1999年には母子健康手帳から「日光浴」の語句が消えるなど、紫外線防御の重要性が年々定着してきています。日光は人の生命活動に必要なものですし、過度に紫外線を避ける必要はありませんが、少々の配慮は必要かと思います。
防御法として、以下の3点があげられます。(1)日光に当たる時間を少なくする。特に日差しの強い時間帯の外出を避ける。(2)帽子・長袖・長ズボンなど物理的に防御する。(3)サンスクリーン剤を正しく使う。
子供にサンスクリーン剤?と、過度に恐れる必要はありません。「子供用UVケア用品」は、低刺激性・低アレルギー性を基本としており、アレルギーを起こしやすい紫外線吸収剤(有機化合物)を使わず、無機化合物の粉である紫外線散乱剤のみが使われることが多いようです。「紫外線吸収剤無配合」「ノンケミカル」と表示されています。
サンスクリーン剤には、「日焼けをどれだけ防ぐか」を示すSPF値(0〜50、それ以上は50+)と、「色素沈着をどれだけ防ぐか」を示すPA分類(+、++、+++の三段階)があります。日常用では、SPF値は20〜30、PA分類は++で十分と思われます。(平成19年6月21日)

<ベビーパウダーの使い方>

近頃、ベビーパウダーが子供のスキンケアに使われているのを見る機会があまりなくなりました。ベビーパウダーを大量に吸い込んでしまったという事故が起きたり、使い過ぎたために接触性皮膚炎を起こしてしまったり、パウダーの中に殺菌剤が入っていることの副作用が心配されたりしたことが原因でしょうか?。私は、ベビーパウダーは使い方によって十分メリットのあるスキンケア用品と考えています。ベビー・・・の名前の通り主に赤ちゃんに使うことが多いのですが、汗を蒸発させやすくしてサッパリと汗疹を予防する効果や、首筋・わきの下・脚の付け根などの部位には、摩擦を減らしてこすれによるかぶれを予防する効果もあります。大人でも、ポッチャリさんの「股ずれ」に重宝することもあります。ただ、その量が多すぎるとしわの奥に汚れや汗で「パウダーのお団子」を作ってしまっては不潔になるだけです。適量は、パウダーを手にとってこすり合わせ、その手のひらでなでつける程度が良いと思います。クリームや軟膏と一緒に使うと「お団子」を作りやすいのでお勧めできません。汗をかく機会が多くなるこれからの季節、ベビーパウダーと上手に付き合ってみてはいかがでしょうか?。(平成19年3月18日)

<百円ショップ>
つめヤスリ  つめヤスリ

新陳代謝の盛んな赤ちゃんの爪はすぐに伸びます。自分の顔や胸を掻きむしって傷をつける前にこまめに切ってあげたいものですが、嫌がって暴れて切りにくいこともよくあります。「怪獣」の寝ているうちに2〜3本ずつでも処置してほしいのですが、できれば仕上げにヤスリもかけてほしいのです。切り口が反り返る様に尖っていることがよくあるからです。そこで百円ショップの「つめヤスリ」が役立ちます。一般的なものよりキメが細かく、素材もプラスチック製が多く、尖っているものを選ばなければ比較的安全です。肌の乾燥しやすいこれからの季節、百円ショップの「女性美容品」が赤ちゃんのスキンケアにも役立ちます。

   
調味料ポット(台所プラ)  調味料ポット(台所プラ)

赤ちゃんのお尻が真っ赤にただれてオムツ交換の度に痛がって大泣きされる事はありませんか?。ただれたオシリはティッシュやオシリナップで擦(こす)られたくない筈です。簡易ウォシュレットとして百円ショップの「調味料ポット」が役立ちます。仰向けのオムツ交換の際、左手で児の両足を持ち上げ、右手に持った微温水入りの調味料ポットで汚れにビーム!。後は押し拭き&オムツ交換で完了。ポットの先を自分で切って好みの水量に調節できるのも魅力です。ミルク用のお湯と調味料ポット1個持っていれば外出先でもOK。百円ショップの「台所用品」が赤ちゃんのオシリケアにも役立つのです。

(平成18年9月19日)  
<麻疹・風疹の予防接種の再改正>   平成18年6月2日 開始!
麻疹・風疹の予防接種について「予防接種施行令」の再改定案が5月29日に閣議決定され、6月2日に公布・施行されました。

変更ポイントは、・・・
1. 麻疹・風疹の単独ワクチンが定期予防接種(法定接種)として復活しました。
2.

麻疹と風疹に感染した人を除く全員に今年から第二期の接種が始まります。
(片方だけ感染した人は他方の単独ワクチンの第二期を行います。)

3. 第一期、第二期ともに、「麻疹・風疹のいずれも感染しておらず、ワクチン接種もしていない場合」MR(麻疹・風疹)ワクチンと麻疹単独ワクチン+風疹単独ワクチン(従来法)のいずれの接種方法も保護者の自由選択可能となりました。
(もちろん、MRワクチンの接種がすすめられています。)
   
注意ただし、対象年齢制限は変更されていません。
そのために、・・・
1. 2歳を過ぎてしまった未接種者は、第二期の対象年齢になるまで法定接種(公費負担)は受けられません。
2. 今年小学校に入学した未接種者は法定接種(公費負担)は受けられません。

 

******では、具体的にはどうなるのでしょう?。******
第一期の予防接種   対象:1歳の一年間限定!
  *パターンA:麻疹・風疹のいずれにも感染しておらず、麻疹・風疹いずれのワクチン接種もしていない場合
  MRワクチン or 麻疹単独ワクチン+風疹単独ワクチン接種
注意保護者の自由選択ですが、MRワクチン接種がすすめられています。
     
  *パターンB:麻疹に感染した場合、又は、麻疹単独ワクチンを接種済みの場合
  風疹単独ワクチン接種(MRワクチンは接種できません。)
     
  *パターンC:風疹に感染した場合、又は、風疹単独ワクチンを接種済みの場合
  麻疹単独ワクチン接種(MRワクチンは接種できません。)
     
第二期の予防接種   対象:5〜6歳の小学校入学前一年間限定!
  *パターンA:麻疹・風疹のいずれも感染していない場合
  MRワクチン or 麻疹単独ワクチン+風疹単独ワクチン接種
注意保護者の自由選択ですが、MRワクチン接種がすすめられています。
注意過去に麻疹・風疹単独ワクチンを接種していても、MRワクチンが接種可能となりました。
     
  *パターンB:麻疹に感染した場合
  風疹単独ワクチン接種(MRワクチンは接種できません。)
     
  *パターンC:風疹に感染した場合
  麻疹単独ワクチン接種(MRワクチンは接種できません。)
(平成18年6月9日)

 

<先天性風疹症候群>
風疹ウイルスに対して免疫が無いまたは免疫の不十分な妊婦が、妊娠初期に風疹ウイルスの感染を受けると、胎盤を介して胎児に感染が起こることがあります。この感染は長期間持続して、胎児の臓器形成を障害することがあり、先天異常の原因となります。その確率は、妊娠20週までに風疹に感染した場合には20〜25%と言われています。(21週以降なら危険性はほとんどないと言われています。)
(1)目のレンズが白く濁り視力障害となる白内障 (2)心臓の奇形や障害 (3)難聴が3大症状です。

風疹の予防接種をおこなう目的のひとつは、この先天風疹症候群を予防することです。日本では風疹の予防接種を受ける人が多くないため、各地で小さな流行が起こり、風疹にかかったことがなかったり、予防接種でつけた免疫が弱くなってしまった妊婦が流行に巻き込まれています。妊婦への感染を防ぐためには、妊婦だけでなく周囲の人達が風疹にかからない以外にありません。

4月1日から麻疹と風疹のワクチンが一緒になり、麻疹・風疹混合(MR)ワクチンになりました。ぜひ、予防接種を受けてください。(平成18年3月17日)

<麻疹・風疹の予防接種を受けてください>
平成18年4月1日から予防接種法の施行令が改正となり、麻疹及び風疹の混合ワクチンの導入とともに接種期間が変更されることになりました。
新制度
平成18年4月1日からは、麻疹・風疹混合ワクチンによる2回接種制度が導入され、以下のように接種期間が変更になります。
 −− 第T期の予防接種 −−
「生後12ヶ月から24ヶ月に至るまでの間にある者」 :つまり、1歳の一年間
 −− 第U期の予防接種 −−
「5歳以上7歳未満のものであって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までにあるもの」 :つまり、5〜6歳の入学前一年間
 
制度移行に伴う方針
制度の変わり目の未接種者である対象者は、生後12ヶ月以降なるべく早期に麻疹と風疹の両方の予防接種を受けるように厚生労働省より積極的に勧奨されています。
来年4月1日以前に、麻疹または風疹の単抗原ワクチンのいずれか、または両方の接種を受けた者は、当面の間、安全性の観点から厚生労働省の方針として、第U期の予防接種の対象者とはしないこととされていますが、早急に単抗原ワクチン接種者への混合ワクチン接種に対しての有効性・安全性を研究し、確認でき次第接種対象となる予定です。
来年4月1日から麻疹と風疹の単独接種は「法定外」つまり、「自己負担」になってしまいます。
⇒ 現在の「法定接種の対象となっている生後12ヶ月から90ヶ月までの幼児」は、来年3月31日までに麻疹と風疹の両方の予防接種を済ませることが必要です。(24ヶ月を超えると経過措置もありません。)
「麻疹または風疹にかかっている者もしくはかかったことのある者」は、4月1日以降の麻疹・風疹混合ワクチンは受けることができません。また、単独ワクチンは自己負担になります。公費負担希望であるのであれば、来年3月31日までに受けてください。
 
制度移行に伴う経過措置は?
当面の間、経過的な対応として麻疹と風疹の単独接種については、生後12ヶ月から24ヶ月までのものに限り、市区町村による費用負担の実施が予定されています。(平成17年9月20日)

<冷房(エアコン)病>
暑い季節になってくるとよく耳にする現代病で、冷房の当たり過ぎによって自律神経のバランスが一時的に崩れてしまった状態です。大人に限られた話ではなく、近年、塾通いや室内にこもることの多くなった子供たちにも見られます。冷房によって体温が急激に下がり、毛細血管の異常な収縮によって全身倦怠感・微熱・頭痛・腹痛・食欲不振などの自律神経失調症状です。また、長時間冷房に当たっていた後、外出した際の「もわっ」とした感じに先行する「気持ち悪い」状態も含むようです。つまり、人工的で急激な温度環境変化に、身体が過剰反応したり、うまく反応できなかったりすることによって起こります。冷房(エアコン)に頼ることの多くなった現代の夏の健康管理は、冷房(エアコン)対策に始まるのかもしれません。

※日本の高温多湿の夏の過ごし方には、「風」が大きく関係します。人間は夏には汗をかいてその水分の蒸発によって体温を調節します。特に室温の高いときには冷房(エアコン)を上手に使用することが大切ですが、朝や夕方には冷房(エアコン)を止めて通風してください。体温調節を上手にすることは、上手に汗をかくことでもあるのです。

※冷房(エアコン)温度設定は27〜28℃くらい、外との温度差は5℃以内、湿度は50%が目安とされています。同じ温度でも湿度を下げることで涼感を得ることは出来ます。ちなみに、夏場の一般家庭では、除湿しすぎて乾燥しすぎるという現象はおきません。また風向きは、冷気は上から下に落ちてくること、乳幼児には直接当たらないようにすること、を考えて設定してください。

今年の夏も暑くなりそうです・・・・・・(^^ゞ。(平成17年7月1日)

<反復性腹痛・過敏性腸症候群>
生活環境の変わることの多い4月・5月によく耳にする訴えに「繰り返す慢性の腹痛」があります。急性の腹痛と違って特徴的な症状は伴わず、診断に難渋することが多いようです。腹痛は、おなかの中の臓器自体の異常の「あり」「なし」によって大きく分けられますが、「繰り返す慢性の腹痛」のほとんどが後者です。具体的には、「習慣性便秘」「心因性腹痛」「過敏性腸症候群」などがあります。これらの中には心理的要因として児の周囲環境に注意が必要なこともありますが、4・5月の急激な環境変化が原因である場合は、新しい環境に慣れてくれば落ち着いてくるでしょう。

「過敏性腸症候群」とは何でしょう。

月曜日の朝や、不安や精神的ストレスが加わる時に症状が出やすい病気で、腸内に炎症も病変も無く、腸の運動と分泌機能がうまくいかずに腹痛や便通異常を起こす病気です。比較的神経質で几帳面、内向的な性格、精神的に不安定な児によく見られ、環境の変化によって突然発症することもあるようです。この疾患も、近年低年齢化してきているように思います。症状は、便秘が続くタイプ、下痢が続くタイプ、便秘と下痢を繰り返すタイプがあり、いずれも厄介な腹痛を伴います。

  回復へのポイントは
1. ストレスに気付き、発散に心がけること → きっかけと悪循環を断ち切る
2. 規則正しい生活と充分な睡眠 → 腸の機能を支配する「自律神経」にリズムをつける
3. きちっと三度の食事、まとめ食いの中止 → 「自律神経」のリズムを整えると同時に、腸に規則正しく一定の仕事をさせる
4. 充分な食物繊維と水分 → 腸の動きを良くして便性を整える
5. 便意が無くても毎朝トイレに座る → 便通に習慣を付けて腸の動きにリズムを与える
 
・・・・・・年少児は、親も一緒にする必要がありますね。(平成17年4月1日)

<屋内の寒さと温度差>
子供は冬になるとよく風邪をひきます。外気温の低下が直接その引き金になるのではなく、体温調節機能がまだ充分発達していない乳幼児にとって、屋内の「空間的な寒さ」や「時間的な寒さ」による「温度差」も体調を崩す原因になっているようです。天井付近についているエアコンのみでは、床付近の温度を保つのは困難です。省エネが必要な昨今、主暖房室のみの暖房が求められ、廊下・トイレ・浴室との温度差には激しいものがあります。就寝前に暖房を停止すると、朝方の室温は10℃を下回ることもあります。床付近を主な生活領域にしている乳幼児にとって、屋内にも私達が感じる以上に「寒さ」や「温度差」が存在しているようです。乳幼児の身になって・・・は困難なことでしょうが、カーテンを二重にする、エアコンにオイルヒーターを併用する、設定温度を低めにする(18℃程度)、こまめに換気をするなど、意識してみる価値は充分あると思います。(平成17年1月1日)

<風邪の予防と食べ物>
風邪の予防には、まず、身体を温め、寒さに対する抵抗力を高めるためにタンパク質(肉・魚介類・大豆製品・卵・乳製品)が必要です。アレルギーを意識するあまりお母さんの判断でタンパク質を控えることがあるようですが、風邪だけでなく乳幼児の成長には必要不可欠の栄養素ですから、必ず代替食品を充分に摂らせてください。体温を保つには、バターやサラダ油などの脂肪が効果的です。皮膚やのど、鼻の粘膜を丈夫にするのにはビタミンAです。かぼちゃ・にんじん・ほうれん草・小松菜・春菊などの緑黄色野菜と牛乳・卵黄・レバーなどのタンパク質に多く含まれています。このビタミンは、脂肪を使うことで効率よく吸収できます。寒さに対する抵抗力を強くするには、ビタミンCが大切です。イチゴ・みかん・キウイなどの果物とさつまいも・大根・キャベツ・白菜などのイモ類と野菜です。要は、いろいろな食品をバランスよく食べることのようです。

煮込み料理や鍋料理の美味しい季節になりました。風邪の予防には最適ですネ。(平成16年10月1日)

<夏かぜ(症候群)>
一般的に、夏に気道粘膜の炎症症状を呈する疾患を「夏かぜ」、総称して、「夏かぜ症候群」と言います。具体的には、だいたい以下のようなものがあります。

(1)咽頭結膜熱:アデノウイルスによっておこる発熱、咽頭炎、結膜炎を主症状とする疾患です。夏にプールの水を介して流行することがあるので「プール熱」とも言われます。(注意:プールと関係なしでもうつります。)潜伏期間は、およそ1週間。のどの痛みや、39℃以上の高熱が3〜7日続くことが特徴です。目の痛みや目ヤニが続いたり、嘔吐や下痢などの腹部症状がみられることもあります。抗生剤は効きませんので治療法は主に対症療法です。

(2)手足口病:コクサッキーウイルスやエンテロウイルスの一種によって引き起こされる口の粘膜や手足の水疱(ほう)性発疹を主症状とする疾患です。潜伏期間は2〜7日くらいで、症状は名前の通り「手と足と口の発疹」です。発熱は大体30%ぐらいの人にみられますが、3日以内には大抵解熱します。抗生剤は効きませんので治療法は主に対症療法です。手足の発疹は痛くも痒くもありませんが、口の発疹は痛いので工夫して水分摂取に心がけましょう。

(3)ヘルパンギーナ:エンテロウイルスによる主に突然の高熱とのどの痛みを主症状とする疾患です。のどチンコの横を中心に、口の中の広範囲に発疹・水疱(ほう)・潰瘍をつくります。潜伏期間は2〜4日で、急な39℃以上の高熱に驚かされますが、2〜3日で解熱します。やはり抗生剤は効きませんので治療法は対症療法のみです。口の病変は痛いので、工夫して水分摂取に心がけましょう。

(4)その他のウイルス性感染症:ウイルスが主に鼻に悪さをする「鼻かぜ」、喉にくる「のどのかぜ」、下痢などの胃腸症状中心の「おなかにくるかぜ」など。

(5)まだはっきりしない!?:「さっきから熱が出ました。」と、発症から時間が経ってない場合、特に症状もなく、診察してもはっきりした所見がない場合があります。のどの炎症はあるんだけど・・・・。といった場合も「とりあえず診断」として、「夏かぜ」と言われることも多いようです。(平成16年7月1日)

<溶連菌感染症>
今、溶連菌感染症が流行しています。幼稚園生より年長で、咳も鼻水も少しあるけど、とにかくのどが痛くてたまらないようであれば、少し疑いはあります。溶連菌感染症とは、正確に言えば、溶血素という毒素をつくる連鎖球菌(顕微鏡で見ると球が連なったように見える菌)が原因となる感染症で、一般に乳児では発症頻度が低く、年齢とともに増加する傾向にあります。
症状は、のどの痛み、熱(時に持続する高熱)、体や手足の発疹などが出ます。のどは赤く腫れて、舌がイチゴのように赤いブツブツになることもあります。典型的溶連菌感染症なら、咳と鼻水は軽いようです。
診断は、のどの分泌物を取って溶連菌が居ることを確認することです。最近では、15〜20分程度の短時間で結果が分かります。
溶連菌は「ばい菌」なので、抗生剤が効きます。ただ、少し強い菌なので再発もしやすく、こじらせると腎炎・リュウマチ熱などの治りにくい病気の原因にもなります。主治医の指示通りに抗生剤を7〜10日間(3日間飲むと7〜10日間効果が持続する抗生剤も効くようです。)飲み続けることが大切です。
うつる病気なので、家族や友人に同じような症状があれば要注意ですし、のどが激しく痛い間、熱がある間は、登園(登校)は控えてください。また、腎炎の合併症の否定と早期発見のために、感染後3週間から1ヶ月くらい後に尿検査を受けておきましょう。(平成16年4月1日)

<アレルギー児の鍛錬療法>
鍛錬療法というとスパルタ教育が連想されますが、過度にならない程度の鍛錬を少しづつ繰り返し行うことによって、心には自立心と自分の体力への自信をつけさせ、体には抵抗力と多少の刺激では過剰反応しない寛容性をつけさせることを目的とします。気管粘膜や鼻粘膜も空気に接する面と考えれば、皮膚と同じあるいは延長線上のものと考えることができます。自分の手で触りやすい皮膚を鍛えて、少々の刺激ではビクともしない刺激に寛容な皮膚を作れば、その延長線上の気管粘膜や鼻粘膜の「敏感」を減らすことができるというの(1)乾布まさつ(2)冷水浴(3)薄着の励行などです。さらに、呼吸筋を鍛えて呼吸法も身につけようという(4)運動療法などもあります。喘息発作時は、腹式呼吸ができればかなり楽なようですから喘息児に運動療法はお勧めです(何のスポーツがお勧めかは別の機会にお話します)。いずれにしても、本人が鍛錬する気持ちになってそれが続けられるのであれば、すでに鍛錬療法としての治療はかなり進んでいると考えられるでしょう。(平成15年10月8日)

<冬期嘔吐下痢症>
まだ典型的な嘔吐下痢症は流行っていませんが、毎年寒さが厳しくなってくると流行り始めます。ロタウイルスが原因で2〜5日の潜伏期の後、嘔気・嘔吐から始まり数時間から24時間遅れて下痢が起こります。下痢は米のとぎ汁の様な白い水様便で一日に10回以上にもなります。お兄ちゃんやお姉ちゃんもかかることはありますが、症状は小さい児ほどひどくなるようです。嘔吐下痢症で怖いのは、嘔吐と下痢のために体の水分が上から下からどんどんと失われて起こる脱水症です。脱水状態のサインには次のようなものがあります。(1)口の中が乾いて、つばがネバネバする。(2)目が落ち窪んで顔色が青白い。(3)ぐったりして反応が鈍い。(4)尿の量、回数がへる。(5)尿の色が濃くなる。(6)皮膚の張りが無くなる。このようなサインが見られれば病院への受診が絶対必要ですが、水分補給ができていれば慌てる必要はありません。特効薬はありませんから、治療は家庭での食事療法(いかに水分補給をするか)が一番大切です。

=家庭での治療=
「吐き気が激しい時はしばらくは何も与えない。」
多くの場合、少したてば吐き気は落ち着きます。それまでは慌てる必要はありません。
「吐き気が少し落ち着けば少量の水分から。」
はじめは杯(さかずき)一杯ぐらいの少量から。15〜30分様子を見てさらに一杯。吐かなければ、少しずつ回数を分けて飲ませてください。白湯、番茶、麦茶、イオン飲料、薄めたリンゴ果汁などがいいでしょう。柑橘系果汁やジュースは吐き気を誘うので勧められません。母乳の場合は短時間で切り上げて、回数を多くしてください。
「嘔吐が落ち着き下痢だけになったら」
便の様子を見ながら、少しずつ消化のいいものを与えてください。ミルクは最初は薄めで、便の状態をみて少しづつ濃くしていくのがいいでしょう。(平成16年1月8日)

<指しゃぶり>
ずいぶん前の話ですが、1歳6ヶ月健診に息子を連れて行った妻から、「指しゃぶりは、愛情不足・・・。もっと愛情を注いであげてください。」と言われたと報告を受けました。そうかな〜?。妻と一緒に首を捻りました。
乳歯が生えそろってからも指しゃぶりが持続すると、歯並びや噛み合わせの問題が生じ易いことは確かです。しかし、慌てて児の抱えている問題の本質を見失っても意味がありません。「指しゃぶり」ではなく「指しゃぶりをしている子供」を見守りながら対応を選んでいけば、指しゃぶり自体はすぐには無くならなくても、児にとってはよりよい解決が得られるように思います。
他の楽しい遊びに誘ってみたり、意識的に声を沢山かけてみましょう。遊びは、単に見て楽しむ遊びではなく、手を使って熱中できる遊びがいいと思います。どう止めさせるかではなく、どれだけ減らせるか、そのエネルギーをどの方向へ変えていくかということのように思います。・・・・・・しかし、それが難しいのです。
まずは、見守る私たちにいろいろな意味でゆとりが必要なのかもしれません。
息子の「指しゃぶり」は、自分を落ち着かせる時と、寝入るためだけです。限られた短時間なら歯並びへの影響もないでしょう。彼の社会が広がっていくにつれて、周りを気にしたり、「指しゃぶり」の暇も無くなっていくことでしょう。(いまばりVoice掲載)

<赤ちゃんのイボ痔?>
つい先日、乳児健診で質問を受けました。「赤ちゃんなのにイボ痔があるんです。」
イボ痔?。私も痔主の一人ですが、トイレで用を足す時、拭く時、長時間座っている時、あの痛みは堪りません。あ〜嫌です。嫌ですっ。赤ちゃんのこれからの人生を思うと、ぞっとしてしまいます。
肛門の放射状のシワの腹側、おむつを替えるスタイルにして上、時計の12時の位置のシワだけが盛り上がり、キノコ状に見えることがあります。生まれたばかりの頃からあることも、しばらくして気付くこともあります。確かにイボ痔のようです。でも、よく見て下さい。見慣れたそれよりきれいで、出血やタダレ・充血も無く、耳たぶの様に軟らかいはずです。イボ痔とは違います。
イボ痔のように見えるこのヒダは、外見的な異常だけで特別な治療は全く必要ありません。うんちの処理を早めにしてあげたり、うんちが硬くならないように食べ物に気をつけたりすることで充分です。無症状の状態が続けばゆっくりと小さくなっていきます。「痛くてうんちが出せないようです。」と言われることもありますが、むしろ逆に、硬いうんちのためにもともとヤワで膨らみ易い肛門部の皮膚が押されたり伸ばされたりして大きく盛り上がることもあるようです。いずれにしても、赤ちゃんのうんちには十分気を配ってあげてください。我々の痔とは違って遥かに性格の良い者のようです。(いまばりVoice掲載)