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子育てQ&A

079 インフルエンザの出席停止期間はどうなっているのですか?。
078 インフルエンザワクチンの接種量が変わったそうですが、なぜですか?。副作用などは大丈夫なのですか?。
077 子宮頚がん予防ワクチンとして、「サーバリックス」に加えて「ガーダシル」が認可されたそうですが、どう違うのですか?。副反応に差はあるのですか?。
076 病院で診察の前に、なぜ使っている薬や使っていた薬の事を聞くのですか?。
075 ステロイド軟膏をぬると肌が黒くなる副作用があると言われていますが、本当ですか?。
074 原子力発電所の事故などのニュースを見ていると、放射線が気になります。胸のレントゲン1枚で、どの位の放射線を浴びる事になるのですか?。
073 ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチンって何ですか?
072 小児用肺炎球菌ワクチンって何ですか?
071 子宮頚がん予防ワクチンって何ですか?
070 昨年のインフルエンザの流行期に、迅速検査は「ウソ」が多いから信用できないと聞きました。検査は意味がないのですか?。
069 「新型インフルエンザ第2波とインフルエンザワクチンについて」
068 6歳と4歳のおたふく風邪のワクチン未接種の姉妹です。姉がおたふくかぜになりました。すぐ妹にワクチンを接種すれば、妹のおたふく風邪の発症を予防できますか?。
067 5歳児の母親です。嘔吐下痢の時、イオン飲料を飲ませていたら知り合いに体に良くないと言われました。本当ですか?。
066 4カ月の女児です。飲み薬の指示に「8時間毎に内服」と書いていたので8時間待っていましたが、寝てしまって飲ませる事ができません。どうしたらいいのですか?。
065 5歳の男児です。ジンマシンが出ました。原因を調べる検査を受けた方が良いのでしょうか?。
064 1歳のアトピー児の母親です。他の病院でアトピーは治らない病気だと言われました。どういうことですか?。治らない治療を続けるのですか?。
063 「新型」と「季節型」のインフルエンザを同時にかかることはあるのですか?。
062 嘔吐下痢だと言われていたのに新型インフルエンザでした。こんな事があるのですか?。
061 今、授乳中なのですが、私がインフルエンザにかかっても母乳を飲ませ続けても大丈夫でしょうか?。母乳からうつりませんか?。
060 新型インフルエンザにかかりましたが、季節型にもかかるのでしょうか?。
059 《 特集 》 新型インフルエンザについて教えてください。
058 新しい日本脳炎ワクチンは、従来のワクチンと何が違うのですか?。
057 なぜ新しい日本脳炎ワクチンの接種は積極的に勧奨されないのですか?
056 妊娠2ヵ月の妊婦です。タバコはおなかの赤ちゃんにも悪いと聞いて、1日に10本まで減らしたのですが大丈夫ですか?。また、どう悪いのですか?。教えて下さい。
055 3ヶ月女児の母親です。タバコがやめられないのですが母乳にもニコチンが出るって聞いたのですが本当ですか?。
054 タミフル耐性のインフルエンザと、新型インフルエンザとは、関係ないのですか?。
053 タミフル耐性のインフルエンザが出たそうですが、タミフルの使用は意味がないのですか?。症状は違うの(激しいの)ですか?。
052 生後一か月の子供ですが、緑色の便が出ています。近所の人に「消化不良」と言われました。心配です。
051 インフルエンザが原因の脳炎・脳症で亡くなる子供達がいると聞きましたが、本当ですか?。どうしたら防げますか?。
050 7歳の女児です。最近よく鼻血を出します。朝起きた時にシーツが血まみれのこともあります。対処法を教えてください。また、恐ろしい病気を心配しなくても良いのでしょうか?。
049 インフルエンザの予防に、マスク装用はどのくらい効果があるのですか?。
048 3歳4ヶ月の女の児の母親です。他の病院で処方されている薬を詳しく聞かれました。なぜなのですか?。
047 4歳の男児の親です。お菓子ばかり食べて、食事は食べてくれません。どうしたら良いですか?。
046 坐薬を挿入後排便してしまいました。もう一度入れてもいいのですか?。
045 3歳男児です。家ではウルサイくらい元気なのですが、外に出ると臆病になり私の足元にしがみついて離れません。出来るだけお友達やお母さん達の集まったところに行くようにしているのですが、逆に癇癪(かんしゃく)を起こして泣きわめきます。どう対応すれば良いのでしょうか?
044 7ヶ月の男児です。5ヶ月で離乳食も始めたのですが、周りの子供に比べて体重の増えが少なくて心配です。フォローアップミルクを追加した方が良いのでしょうか?。
043 おたふく風邪にかかって耳が聞こえなくなることがあるのですか?。
042 1歳10ヶ月の男児です。最近よく何かに「とり憑かれた」様に壁に頭を打ち付けます。大丈夫でしょうか?。
041 「マイコプラズマみたいですけど・・・」と病院で言われたのですが、マイコプラズマって何の病気ですか?。
040 1歳8ヶ月の女児です。手のひらと足の裏が黄色いのですが、肝臓が悪いのでしょうか?。
039 タミフル(インフルエンザの治療薬)は危険な薬なのですか?。使った後異常な行動に出たという報道がありましたが。
038 タミフル(インフルエンザの治療薬)は1歳以下の乳児に使用すると危険な薬なのですか?。実験で使った若いネズミが死亡したので乳児には使わないほうが良いと言われているようですが。
037 3歳の男児の母親です。息子は少し喘息を持っているのですが、○○先生にずっと薬を飲むように言われています。症状は何も無いのに必要なんでしょうか?。害は無いのでしょうか?。
036 日本脳炎予防接種を言われるままにしてきましたが、最近、その病気自体あまり理解していないことに気付きました。いまさら恥ずかしいのですが、日本脳炎はどんな病気なのですか?。
035 2歳の女児です。数日前から「くしゃみ」と「鼻水」がよく出ています。「花粉症」でしょうか?
034 インフルエンザに罹って治った後、いつから学校に行っていいのですか?
033 ワクチンを接種したのにインフルエンザに罹りました。意味が無かったのですか?。
032 インフルエンザの予防に「お茶が効く」と聞きましたが本当なのですか?。
031 家族がインフルエンザを発症してしまったら、何に注意したら良いのですか?。
030 インフルエンザの検査をして違うと言われたのに、翌日別の病院で再度検査するとインフルエンザだと言われました。どうしてですか?。
029 インフルエンザに予防薬があると聞いたのですが。教えてください。
028 インフルエンザの予防接種はした方がいいのでしょうか?
027 毎年夏になると「とびひ」ができてしまいます。どうしてなのでしょうか?
026 鼻水と軽い咳がある2歳の男児です。お風呂は入らない方がいいのでしょうか。
025 9ヶ月の男児です。喘息様気管支炎と言われました。喘息とは違うのですか?
2歳3ヶ月の男児です。気管が弱いとか敏感だと言われます。どういうことなのですか?対策とかはあるのですか?
024 熱が高いと頭が悪くなったりしませんか?。心配です。
023 手足がぴくぴくしていました。痙攣(けいれん)なのでしょうか?。
022 昨夜熱が高い時、変なことを言いました。脳炎じゃないでしょうか?。
021 今回小学校に入る子どもですが、BCG接種をしておりません。小学校1年でさせるつもりだったのですが。
020 アタマジラミがいるといわれました。感染するそうですが、学校や水泳は休まないといけないのでしょうか。
019 6歳7ヶ月の男児です。今年はじめて花粉症と診断されました。花粉症は大人の病気かと思っていましたが違うのですか。
018 3歳2ヶ月の男児です。最近就寝時によく足が痛いと大騒ぎします。さすっているといつの間にか寝てしまいます。翌日はけろっとしていますが、なにか重大な病気がないか心配です。
017 11ヶ月の女児です。子供に食べさせている乳児ボーロの食品組成欄をみますとハチミツが入っています。ボツリヌス菌感染の危険から1歳以下の子供にはハチミツを食べさせないようにと聞きましたが、大丈夫なのでしょうか。
016 11歳7ヶ月の男児です。先日野球の試合の後会食をしたのですが、その後数人が嘔吐下痢を起こし、検査の結果ウイルス性食中毒と診断されました。あまり聞きなれない病名ですが、どんな病気ですか。
015 7ヶ月の男児です。母乳栄養児です。生後3ヶ月ぐらいまでは、便が1日に3〜4回出ていましたが、最近1週間も出ないことがあります。機嫌も良くおっぱいも十分飲んでいるのですが心配です。離乳はまだあまり進んでいません。
014 2歳5ヶ月の女児です。先日嘔吐下痢症にかかったとき、みかん、ヨーグルト、ヤクルトを止めてくださいといわれました。どうしてなのでしょうか。
013 6ヶ月の乳児を持つ母親です。4月よりお勤めしますので、子供を保育所に預けようと思います。保育所では「はしか」が流行していると聞きました。母乳で育てましたので感染の危険はありませんでしょうか。
012 生後2ヶ月の男児です。生まれたときから額に赤いアザがあります。治療が必要なのでしょうか。治るのでしょうか。
011 7ヶ月の男児です。数日前から鼻水、軽い咳があります。おばあちゃんはかぜをひいているからお風呂はやめなさいといいますし、近所のお母さんは熱がないからいいんじゃないかといいます。病気のときのお風呂はどうすればよいのでしょうか。
010 1歳9ヶ月の男児です。先日ちんちんの先が赤く腫れてかゆがるので病院に行きましたら、亀頭包皮炎と診断されました。包茎の子がちんちんを不潔にすると起こると言われましたが、包茎は早く手術しなければいけないのでしょうか。うちの子のちんちんは小さいようですが。
009 4歳3ヶ月の女児です。1歳2ヶ月の弟が突発性発疹症にかかった後、同じように熱を出した後に発疹が出ました。突発性発疹症のようなものといわれましたが、年長児でも突発性発疹症にかかるのでしょうか。
008 小学1年生の男児です。学校の健診で視力低下を指摘され、眼科医の健診を受けましたら、「遠視による弱視があり、もっと早く発見されていたら回復が早かったのに」といわれました。どんなことに注意をしたらよかったのでしょうか。
007 三種混合ワクチンの接種をしましたが、一週間後に注射したところが赤く腫れてきました。異常なのでしょうか。引き続いて2回目の注射をしてよいのでしょうか。
006 水いぼですが、取らなくてはいけないのでしょうか?。放っておいても自然に無くなる、プールもかまわないということも聞きますが、正確なところを教えてください。
005 伝染性紅斑(りんご病)にかかったら学校はお休みしなければいけないのでしょうか?。
004 うちの子供は5歳になりました。1歳過ぎごろからよく吐いていましたが、4歳ごろからひどくなり、いつも病院で自家中毒症と診断されます。早めに予防することはできないのでしょうか。
003 赤ちゃんにゴムのおしゃぶりをくわえさせるとおとなしくて助かりますが、先日乳児相談に行ったらやめるようにいわれました。害があるのでしょうか。
002 私の子供は1歳3ヶ月になります。先日ヘルパンギーナで高熱を出したとき、約1分ぐらい「ひきつけ」を起こして意識がなくなりました。病院では熱性けいれんだから心配ないだろうと言われました。後遺症が出ないか、また「ひきつけ」を起こさないか心配です。私も小さい時、熱のため「ひきつけ」を起こしたことがあるそうです。
001 私の子供は満2歳になります。最近特にごはんを食べてくれません。食事をするのを見ているだけで、いらいらして、食事の時間になるとゆううつです。どうしたらよいでしょう。

インフルエンザの出席停止期間はどうなっているのですか?。

「学校保健安全法」には、「解熱した後2日を経過するまで」と明記されています。しかし、2009年、新型インフルエンザが発生した年、厚生労働省が作成したガイドライン「保育所における感染症対策ガイドライン」における登園基準は、「解熱後3日」となっています。最近では抗ウイルス薬の投与により、発症翌日に解熱するケースが増えてきた為です。抗ウイルス薬で解熱しても、ウイルスの排出は発症後5〜7日まで続くことが知られています。厳しく考えれば、「発症後7日間の出席停止」が望まれるのでしょうが、学校・学級閉鎖に伴う学業の遅れや就業している保護者が休職しなければならないことから起こる経済的・社会的問題についても配慮しなくてはならないので、一律の線引きをすることが難しいのです。主治医と学校や保育所の判断によるところが大きいのですが、市内の小児科では、「発症後5日間かつ解熱後2日」を出席停止期間としてお勧めしていますところが多いようです。
(平成23年12月18日)

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インフルエンザワクチンの接種量が変わったそうですが、なぜですか?。副作用などは大丈夫なのですか?。

インフルエンザワクチンの小児に対する用法・用量については、以前から日本の方法では「少なすぎだ」とWHOの指摘を受けて続けていました。日本独自にも治験・検討を重ねて結果をまとめ、「WHOの推奨法」への変更を厚生労働省へ求めてきましたが、何故かなかなかおりなかった承認が、本年度8月8日付けでやっとおりました。日本独自の用法・用量から、世界中の多くで実施されている方法に変更される事になったのです。今まで「1歳未満:0.1ml、1歳〜6歳未満:0.2ml、6歳〜13歳未満:0.3ml、13歳以上:0.5ml」だった接種量が、今年度から、「3歳未満は0.25ml、3歳以上は成人も0.5ml」となりました。本来WHOが推奨する量ですし、接種量の変更による副作用は、以前に比べて大きな差はないようです。(平成23年9月17日)

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子宮頚がん予防ワクチンとして、「サーバリックス」に加えて「ガーダシル」が認可されたそうですが、どう違うのですか?。副反応に差はあるのですか?。

子宮頚がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって起こります。HPVのうち「16型」「18型」が、子宮頚がんの原因の約65%を占めています。「サーバリックス」は、「16・18型」に対して作られています。HPVには様々な「型」があって、子宮頚がん以外の病気の発症にも関係しています。特に「6型」「11型」が関与する女性器の病気の割合が多い為、「16・18型」に加えて「6・11型」にも対応するように作られたワクチンが「ガーダシル」なのです。平成23年9月15日から、「ガーダシル」が公費助成の対象となりましたが、まだ、安定供給には不安があるそうです。また、「サーバリックス」は、3回の接種で約20年間十分な抗体が維持されると言われていますが、「ガーダシル」は、現時点では予防効果の持続期間がはっきりしていませんので、後々、追加接種が必要になる可能性もあります。副反応には、大きな差はないようです。(平成23年9月17日)

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病院で診察の前に、なぜ使っている薬や使っていた薬の事を聞くのですか?。

他の科で使用中の薬があったり、他の病院で常時使用している薬がある場合、新しい病院の受診には、現在使用中の薬の情報が不可欠です。知らずに処方されると、「重複処方(ダブって同じ薬がでる)」の危険がありますし、一緒に使用すると危ない薬(併用禁忌の薬)もあるからです。

何処かの病院に掛かっていて治らないからという事で新しい病院を受診する時には、「うまくいかなかった薬」の情報が必要です。その「うまくいかなかった」情報を生かして新しい処方を考える事が出来るからです。情報が無ければ、また再びゼロからのスタートになってしまいます。

転勤や旅行先などで新しい病院を受診する時に、「過去の処方」が分かれば、医者はその処方から、「あぁ、鼻炎傾向なんだなぁ」とか、「気管が弱そうだなぁ」とか、「喘息っぽいんだな」などと、今は症状が無くても患児の病気の症状の特性を想像・予測することができるのです。

「薬の情報と記録」は、治療方法決定の大きな力になりますので、毎回処方された薬の情報を記録される事をお勧めします。(平成23年6月19日)

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ステロイド軟膏をぬると肌が黒くなる副作用があると言われていますが、本当ですか?。

本来ステロイドは「皮膚の色素の生成を抑える」為、肌の色は白くなります。アトピー性皮膚炎などは皮膚の炎症ですので、ちょうど日焼けの炎症が治ると肌が一時的に黒くなるように、アトピー性皮膚炎などの炎症が落ち着いた後は色素沈着が起こります。これがステロイドの副作用だと誤解されているようです。実はもうしばらく根気よくステロイド剤を使っていくことで、健康な皮膚に戻っていくのですが、その間に皮膚の炎症が再発すると色素沈着は悪化してしまいます。炎症を繰り返さない事が大事なのです。(平成23年6月19日)

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原子力発電所の事故などのニュースを見ていると、放射線が気になります。胸のレントゲン1枚で、どの位の放射線を浴びる事になるのですか?。

放射線は自然界にも存在します。地域や地質にもよるのですが地面から1年間に0.48mSv(ミリシーベルト)、宇宙からの放射線(宇宙線)で1年間に0.38mSv、その他空気から1.3 mSv・食物から0.24 mSv程の被爆を1年間に受けています。合計すると普通に生活していても年間約2.4 mSv 自然界から被爆しています。胸のレントゲン写真を1枚撮ると0.1mSv被爆します。単純計算すると、胸のレントゲン写真1枚で半月分の自然被爆を1度に受ける事になりますが、心配するほどの量ではありません。参考までに、地面から離れるほど宇宙線の被爆は高い様で、東京・ニューヨーク間を飛行機で往復して受ける被爆量は0.2〜0.3mSvと言われています。(平成23年6月19日)

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ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチンって何ですか?

ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン接種について

「ヒブ」とはヘモフィルスインフルエンザ菌b型という菌の略称で、細菌による子供の感染症の主な病因菌の1つです。名前が主に冬に流行するインフルエンザウイルスと似ていますが、全く別物です。

ヒブワクチンは、4回接種することによってヒブに対してほぼ100%近い抗体(免疫)ができ、ヒブ感染症に対する高い予防効果を獲得できるワクチンです。平成20年12月から接種が認可されていましたが、流通量が少なかったり高額であった為に普及していませんでした。平成23年3月1日からの公費助成制度(無料接種)の確立により、接種が勧められるワクチンです。接種開始年齢によって接種回数が異なりますので御注意ください。

ヒブ感染症は、咳やくしゃみによる「しぶき」を吸い込むことによって感染し、そのほとんどは症状を起こすことはありませんが、一部の人で中耳炎・副鼻腔炎・気管支炎・肺炎・喉頭炎などを起こしたり、菌が血液中に入って敗血症や髄膜炎などの全身感染症を起こすこともあります。
全国で年間600人位の子供がヒブ髄膜炎になって、そのうち約5%が死亡し、約25%に発育障害・聴力障害・てんかんなどの後遺症を残したりしています。

3ヵ月から5歳未満(特に2歳未満)に罹りやすいとされています。

副反応:他の予防接種と比べて特に大きな差は認められません。接種部位の局所反応として、赤み・しこり・腫れ・痛みなど、全身反応として、発熱・不機嫌・食欲不振・嘔吐・下痢などがありますが、ほとんどのものが一時的なものです。非常にまれに、ショック症状が起こることもあります。(平成23年2月18日)

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小児用肺炎球菌ワクチンって何ですか?

小児用肺炎球菌ワクチン接種について

肺炎球菌は、細菌による子供の感染症の主な原因菌の1つです。

肺炎球菌ワクチンは、平成22年2月から接種が認可されていましたが、流通量が少なかったり高額であった為に普及していませんでした。平成23年3月1日からの公費助成制度(無料接種)の確立により、接種が勧められるワクチンです。接種開始年齢によって接種回数が異なりますので御注意ください。

肺炎球菌感染症は、咳やくしゃみによる「しぶき」を吸い込むことによって感染し、多くの子供がのどや鼻に保菌しています。体力や抵抗力が落ちた時などに、中耳炎・副鼻腔炎・気管支炎・肺炎などを起こしたり、菌が血液中に入って敗血症や髄膜炎などの全身感染症を起こすこともあります。 肺炎球菌の髄膜炎になった人のうち約40%の子供が水頭症・難聴・発育障害などの後遺症が残ったり、最悪の場合死に至ることがあります。

3ヵ月から5歳未満(特に2歳未満)に罹りやすいとされています。

副反応:他の予防接種と比べて特に大きな差は認められません。接種部位の局所反応として、赤み・しこり・腫れ・痛みなど、全身反応として、発熱・不機嫌などがありますが、ほとんどのものが一時的なものです。非常にまれに、ショック症状が起こることもあります。(平成23年2月18日)

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子宮頚がん予防ワクチンって何ですか?

子宮頚がん予防ワクチン接種について

子宮頚がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。HPVは多くの場合性交渉によって感染すると考えられており、女性の約80%が一度は感染するという、ごくありふれたウイルスです。感染しても大部分は自然に排除されますが、まれにウイルスが残ることがあり、数年〜十数年の経過を経て、子宮頚がんを発症することがあります。感染した人を1.000人とすると、このうちがんになる人は1〜2人程度です。

子宮頚がんワクチンは、平成21年12月から接種が認可されていましたが、高額であった為に普及していませんでした。平成23年3月1日から1年間の限定ではありますが公費助成制度(無料接種)の採用により、接種が勧められるワクチンです。

接種後のウイルス感染を防ぐためのワクチンですので、すでに感染しているウイルスを排除する効果はありません。ワクチンの効果の持続期間は確立されておらず、また、すべての子宮頚がんを予防できる訳ではありません。初期の子宮頚がんには自覚症状がないので早期発見の為、20歳になったら定期的に「がん検診」を受けることが必要です。

副反応:他の予防接種と比べて、筋肉注射ということもあり局所反応が少し多いようです。接種部位の局所反応として、注射部位の痛み・かゆみ・赤み・しこり・腫れ・筋肉の痛み・関節の痛みなど、全身反応として、発熱・発疹・じんましん・めまい・倦怠感・嘔吐・下痢などがありますが、ほとんどのものが一時的なものです。まれに、筋肉注射ということも関係あるかも知れませんが失神・ショック症状が起こることもあります。

子宮頚がん予防ワクチンの対象年齢
@ 平成23年3月1日〜31日 高校1年生相当の年齢の女性
(平成6年4月2日生〜平成7年4月1日生)
注意:対象@で1回目の接種を受けた場合は、対象Aの「例外」として2回目・3回目の接種を無料で受けることができます。
A 平成23年4月1日〜平成24年3月31日 中学1年生〜高校1年生相当の年齢の女性
(平成7年4月2日生〜平成11年4月1日生)

(平成23年2月18日)

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昨年のインフルエンザの流行期に、迅速検査は「ウソ」が多いから信用できないと聞きました。検査は意味がないのですか?。

確かに昨年の流行期に、「迅速検査が陰性でも、臨床診断によって抗ウイルス薬を投与すべきだ。」と強調されていました。最近の迅速検査キットは高性能で、「陽性反応」が出た場合はほぼ確実に「インフルエンザ」だと言えますが、「陰性反応」が出てもそれが本当に陰性なのか「検知出来なかっただけ(ウソの陰性)」なのかは分かりません。条件によって0〜30%の「ウソの陰性」の可能性があります。検知されにくい条件を挙げてみます。

A型よりB型、小児より大人、季節型より新型、高熱より微熱ワクチン接種が有る場合、鼻汁が少ない場合、鼻汁がサラサラの場合、採取時期が発病から早い場合、検査検体の採取手技が悪い場合などがあります。(平成22年12月18日)
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「新型インフルエンザ第2波とインフルエンザワクチンについて」
 

@ Q .今年のインフルエンザワクチンには、昨年流行った「新型インフルエンザ」は含まれているのですか?。

A .はい。今年のインフルエンザワクチンは「A香港型・B型・新型」の3種類の混合ワクチンです。昨年の様に「季節型」と「新型」と別々に接種する必要はありません。

A Q .今年の「季節型のワクチン」に「新型」の「H1N1ウイルス」が含まれて、まとめて「季節型」として扱われるそうですが、パンデミックが終わった事を意味するのですか?。

A .「新型インフルエンザ」は、ほとんどの国では流行を経験しましたが、いくつかの国々では今でも流行が続いています。過去のパンデミックの経験から、インフルエンザパンデミックは2回以上の波が来る事が知られています。今年(来年春までに)、第2波が来る事は確実だと言われていますので、特に心臓や肺の基礎疾患(持病)がある人は、ワクチンの接種が勧められます。

B Q .昨年流行した「新型インフルエンザ」は、今年も「新型」と呼ばれるのですか?。

A .今年のインフルエンザワクチンには「季節型」として含まれますし、「昨年流行済み」という事で一般に「新型」とは言い難いのですが、今年も昨年と同じ型のインフルエンザウイルスが第2波として2回目の流行をする事は確実の様です。「新型」という方が一般に理解されやすいので、通称「新型」として扱われると思います。「インフルエンザA(H1N1)2009ウイルス」と言う方が正しいのですが、面倒ですよね。

C Q .昨年、「インフルエンザA型」に感染しました。主治医に、「新型」だと言われたのですが、実は「季節型のA香港型」だったという事もありますか?。

A .昨年「インフルエンザ」と診断された人のうち詳しく検査出来た人のデータでは、99.29%が「新型」だったそうです。主治医の先生がおっしゃる様に、「新型」に感染されていたと判断してもよさそうです。

D Q .昨年、新型インフルエンザに感染しました。今年のワクチンに「新型」が入っているそうですが、ワクチンをうっても大丈夫ですか?。

A .接種することに問題はありません。昨年かかっていない人と副作用の頻度にも差はありません。「A香港型」にかかる事も考えられますし、むしろ今年1回接種することで、追加免疫としてより確実な抗体を獲得する事も出来るでしょう。12歳以下の小児では抗体が持続し難い傾向もありますので、年齢・昨年の感染時期・今までのインフルエンザワクチンの接種歴を考慮して、昨年インフルエンザにかかっていても今年2回の接種が勧められる場合もあると思います。

E Q .「新型」が入った予防接種の副反応にはどんなものがありますか?。

A .予防接種の副反応には注射を受けた部位の局所反応(発赤・腫れ・痛み)と、発熱・筋肉痛・全身発疹などの全身反応とがあります。局所反応は年齢が小さいほど出現するリスクが低く、年齢が高くなるほど出現頻度が高くなります。成人では50%の人に局所反応が出現します。全身反応は、成人も子供もまれにしか出現しません。昨年「新型」に感染している人が今年のワクチンを接種すると副反応が強く出るという事もありません。

F Q .インフルエンザのワクチンは、何か他の薬を使っていると接種できないのですか?。

A .心臓・肺・腎臓疾患、糖尿病などで常用薬を使用している方でも、状態が安定していれば、接種に問題はありません。抗生物質や風邪薬をワクチンの接種自体には大きな影響は与えませんが、そのような薬が必要な身体の状態は、ワクチンの接種には適しません。ステロイドを含む免疫抑制剤は、抗体の産生を抑えてインフルエンザワクチンに限らずワクチン接種による免疫獲得が不十分になるため、ワクチンの接種は勧められません。アトピーなどで使われている塗り薬は、全く問題ありません。

G Q .ワクチンを接種したらどれくらいで効果が出て、どれくらい続くのですか?。

A .抗体で評価した場合、接種後2週間目頃から効果が現れ、半年近く効果が持続するとされています。過去に感染歴や予防接種歴の少ない年少児では、過去の免疫学的記憶による相乗効果を期待しにくいため、成人よりも効果の発現がやや遅く、効果の持続も少しだけ短くなる傾向にあるようです。

H Q .昨年「新型インフルエンザ」にかかって辛い思いをしました。今年は「新型」にかからなくてもすみますよね?。

A .一度インフルエンザにかかると免疫ができ、できた免疫による抵抗力は約2年は持続するとされています。この期間は同じ型のインフルエンザウイルスにはかからずにすむと考えられますので、理論上は、「新型」にはかからないと思われます。ただ、「A香港型」や「B型」のインフルエンザに感染する可能性はありますし、また軽症ですむと思いますが、免疫の状態によっては「新型」に再び感染する可能性もゼロではありません。御心配なら、予防接種をされる事をお勧めします。

(平成22年9月16日)

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6歳と4歳のおたふく風邪のワクチン未接種の姉妹です。姉がおたふくかぜになりました。すぐ妹にワクチンを接種すれば、妹のおたふく風邪の発症を予防できますか?。
おたふく風邪は発症する前からすでにうつってしまっているので、直ちにワクチン接種を受けても、発症を予防することは難しい様です。麻疹では、麻疹にかかっている子供と接触した時期がはっきりしている場合には、72時間以内に麻疹ワクチンを接種すると麻疹の発症を防ぐ事が可能な事もあると言われています。(平成22年9月16日)
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5歳児の母親です。嘔吐下痢の時、イオン飲料を飲ませていたら知り合いに体に良くないと言われました。本当ですか?。
テレビのCMでは「体に良い」様に誤解しそうですが、食品衛生法には「イオン飲料」の定義や規定はなく、その大部分が「清涼飲料水」に分類されます。ダラダラと大量に飲んでいると、糖分が高い為に肥満や食欲不振の原因になったり、酸性が強い為に口の中に長時間残るとムシ歯の原因になります。嘔吐下痢でどうにかして水分を摂らせようとしている時には、美味しく飲み易いイオン飲料も悪くないと思います。イオン飲料は、嘔吐下痢などの症状が落ち着いたら中止し、過激な運動や極端に汗をかいた時以外は普通の水やお茶にして下さい。習慣的に摂取する事無く付き合えば「悪者」にしてしまう事も無いと考えています。(平成22年6月16日)
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4カ月の女児です。飲み薬の指示に「8時間毎に内服」と書いていたので8時間待っていましたが、寝てしまって飲ませる事ができません。どうしたらいいのですか?。
離乳食も開始していない乳児に、「1日3回毎食後」と書く事は出来ません。起床時・おむつ交換時・授乳時・就寝前など児のリズムに合った、あるいはその家庭のリズムに合った服用時間で、おおよそ同じ位の間隔で1日3回飲ませて頂きたいという事だと考えて下さい。医師の特別な指示がない場合は、およそ4時間以上の間隔が開いていれば8時間にこだわる必要はありません。 (平成22年3月19日)
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5歳の男児です。ジンマシンが出ました。原因を調べる検査を受けた方が良いのでしょうか?。
ジンマシンは多くの場合、繰り返す事が少なく、ほとんどの場合原因が分かりません。今回原因として疑わしいものがあれば記録に残しておいて下さい。共通点のあるジンマシンが再び出るようでしたら、その記録を持って専門医にご相談下さい。ジンマシンは、体調によって出る事も出ない事もありますし、食事・薬・触ったもの以外にも以下の様なものでも原因になる複雑な病気なのです。
吸入性(動物のフケ・花粉・建材・スプレーや香料などの化学薬品など)、感染性(寄生虫・ウイルスなど)、物理性(日光・急な冷却・急な温熱・圧迫刺激・水刺激・振動刺激)、心因性、自己免疫疾患などの一つの症状としてなど。 (平成22年3月19日)
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1歳のアトピー児の母親です。他の病院でアトピーは治らない病気だと言われました。どういうことですか?。治らない治療を続けるのですか?。
日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、アトピーの治療目標を以下の様に定めて、アトピーの7〜8割にあたる軽症の方は@を、残りの症状の重い方はAを目標にしています。
@症状はない、あるいはあっても軽微であり、日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない。
A軽微ないし軽度の症状は持続するも、急性に悪化することはまれで、悪化しても遷延することはない。
つまり、「アトピー症状の心配が完全になくなる事」を望むのではなく、「アトピーを意識しなくてもいい位、上手に付き合えるようになりましょう」と言う事なのです。(平成22年3月19日)
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「新型」と「季節型」のインフルエンザを同時にかかることはあるのですか?。
同時期に流行すれば同時にかかる事(重複感染)もあります。ただ、確率的には少ないでしょうし、症状が2倍になる訳ではありません。インフルエンザと嘔吐下痢の同時感染もありますが、どちらか体内での勢力の強い方や先に感染したウイルスの症状が目立つ事になります。(平成21年12月20日)
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嘔吐下痢だと言われていたのに新型インフルエンザでした。こんな事があるのですか?。
「新型インフルエンザ」では、吐き気や嘔吐などの胃腸症状も起こりやすい様です。今までのインフルエンザより発症初期に「胃腸症状」が出やすいのも、「新型インフルエンザ」の特徴のひとつなのです。(平成21年12月20日)
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今、授乳中なのですが、私がインフルエンザにかかっても母乳を飲ませ続けても大丈夫でしょうか?。母乳からうつりませんか?。
お母さんがインフルエンザにかかっても授乳は止める必要はありません。インフルエンザは、咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込んで感染します。母乳を介しての感染はありません。むしろ、母乳中に含まれる免疫のおかげで、赤ちゃんに感染しても、母乳を飲ませ続けている方が軽症ですむ可能性もあります。授乳だけでなく何か赤ちゃんの世話をすれば、やはり赤ちゃんへの感染の可能性はありますし、家族の誰がインフルエンザになっても同じ事です。(平成21年12月20日)
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新型インフルエンザにかかりましたが、季節型にもかかるのでしょうか?。
「新型」と「季節型」は同じインフルエンザですが、別の疾患と考えた方が良いかもしれません。「新型」にかかっていても、「季節型」に対しては、かかってない人と変わりありません。(平成21年12月20日)
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特集:新型インフルエンザについて教えてください。
 

@ Q . 新型インフルエンザとはどういうものですか?。

A . インフルエンザA型は遺伝子の変異が起こりやすく、毎年流行するインフルエンザの「型」が問題になるのはこの為です。通常は、過去の人生で経験して免疫を持つ「型」なのですが、30〜40年周期に人が免疫を持たない新しい遺伝子配列を持つ「亜型」が出現し、世界流行(パンデミック)するといわれています。皆が初めて経験するA型インフルエンザが「新型」なのです。

A Q . 季節型インフルエンザと新型インフルエンザの違いは何ですか?。

A . 大きな違いはありません。共に、発熱、咳、のどの痛み、全身倦怠感などの症状で、多くの人が軽症で治ります。はっきり異なる点は、「新型」は多くの人が免疫を持っていない為に感染者が多くなる点、「季節型」は高齢者が重症化する例が多いのに対し、「新型」では基礎疾患を持っている人(喘息、心疾患、糖尿病、腎機能障害、免疫異常などのために、医師に重症化のリスクが高いと判断されている人)を中心に重症化する例が多いという点です。

B Q . 季節型インフルエンザワクチンを接種すると、新型インフルエンザにも効くのですか?。

A . 季節型インフルエンザと新型インフルエンザの遺伝子構造は似ていますが全く別ものです。季節型ワクチンでは新型インフルエンザに全く効果がありません。反対に、新型ワクチンの季節型インフルエンザへの効果もありません。

C Q . 新型インフルエンザワクチンの有効性は?。

A . 重症化、死亡の防止について一定の効果はあるものの、効果は100%ではありません。過剰な期待は禁物です。新型インフルエンザワクチンのデータはありませんが、参考に季節型ワクチン接種による効果を記載します。「*健常者のインフルエンザの発病割合が70〜90%減少 *一般高齢者の肺炎・インフルエンザによる入院が30〜70%減少 *小児の発熱が20〜30%減少」

D Q . 新型インフルエンザワクチン安全性は?。

A . 新型インフルエンザワクチンは、季節型ワクチンと同じ製法で製造されるため、安全性については季節型ワクチンとほぼ同程度です。ただし、輸入新型インフルエンザワクチンは、国内で使用経験のないアジュバント(免疫補助剤)が使用されており、製造方法も異なるため、未知の要素がたくさんあります。

E Q . 季節型・新型のインフルエンザワクチンの接種回数はそれぞれ何回で、間隔はどのくらい開けるのですか?。

A . 今のところ、季節型ワクチンは今まで通り13歳未満は約4週間間隔で2回、13歳以上は1回、新型ワクチンは年齢にかかわらず免疫がないため4週間間隔の2回接種が望ましいと思われます。1回接種でもある程度の効果が期待できるという報告も出てきています。過去に経験のないインフルエンザであるため、今後の新しい情報に注意が必要です。

F Q . 新型インフルエンザワクチンは、いくらですか?。貴院で出来ますか?。
インフルエンザのワクチン接種は、いつから開始するのですか?。

A . 新型インフルエンザワクチンの接種は、接種優先順位・接種方法・接種医療機関・価格・公的援助など、全て検討中です(9月末現在)。10月下旬より、今後決定する優先順位に従って順次接種が行われる予定です。季節型インフルエンザワクチンも、「新型」の影響を受けて混乱が生じているため、当院にも「10月初旬頃から供給できる予定」という情報しか入ってきていません。

G Q . 新型インフルエンザは、季節型に比べてどのくらい危険なのですか?。

A . 多くの人が免疫を持っていない分、流行しやすく、感染者数は多くなりそうなので、感染の「危険」は、かなり高いと思われます。「致死率」という指標による「危険」は、「季節型」が0.1%以下と言われるのに比べて、「新型」は0.4%とも言われています。ただ、0.0004〜0.06%という報告もあり、初めての病原体である為に正確には分かりませんが、「季節型」と大きな差は無いようです。

H Q . インフルエンザの迅速検査キットで陰性だったのに、インフルエンザかもしれないと言われました。どういうことですか?。

A . インフルエンザ迅速検査キットには、鼻の粘膜をぬぐった綿棒にインフルエンザウイルスが3〜5千個付着していないと「陽性反応」が現れない検査上の限界があります。感染早期では検知出来ないことが十分あり得ますし、検体の採取方法によっても検知率は異なります。全体で考えると、検査感度は60〜70%の正確性だと言われています。迅速検査キットへの過度の依存は、危険を含んでいます。迅速検査キット本来の目的は、診断の「参考」にする事なのです。

I Q . 3ヶ月の女の子の母親です。私が新型インフルエンザなってタミフルを処方されました。娘への授乳は止めた方が良いのですか?。

A . 母親が新型インフルエンザになったということは、濃厚接触しているお子さんにも感染する可能性が高いと思われます。特に月齢の低い乳児では、母乳の持つ感染防御因子を補充する目的としても授乳は必要です。乳児にも必要に応じてタミフルを使用することもあります。母乳を介して乳児に届くタミフルの量など比較になりません。母乳は低年齢児にとって「薬」や「予防接種」の代わりにもなるので、授乳を止める必要はありません。

J Q . 家族に新型インフルエンザ感染者がいた場合、同居する兄弟は幼稚園や学校に行かせていいのですか?。

A . 無症状で元気な場合は、慎重に様子を見ながら普段通りの生活で結構です。

K Q . 新型インフルエンザでの「出席停止期間」は、どの位ですか?。

A . 現在愛媛県の「新型インフルエンザ危機対策本部」は、「発症した翌日から7日間又は解熱してから2日後までの間」としています。

L Q . 家族に新型インフルエンザ感染者が出た場合、家族は「予防内服」をした方が良いですか?。

A . 無症状で元気な人、感染すると重症化する危険のある基礎疾患等を持っていない人は、予防内服の必要はありません。発症早期からの対応で十分です。

(平成21年9月18日)

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新しい日本脳炎ワクチンは、従来のワクチンと何が違うのですか?。
従来の日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスを感染させたマウスの脳の中でウイルスを増殖させ、高度に精製し、ホルマリン等で不活化(病原性をなくすこと)したものです。新しいワクチンは、マウスの脳の代わりにVero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来株化細胞)で増殖させ(組織培養法と言います)、得られたウイルスを採取し、ホルマリンで不活化したもので、製造過程でマウスの脳を使わない点が違います。(平成21年6月19日)
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なぜ新しい日本脳炎ワクチンの接種は積極的に勧奨されないのですか?。
「新しいワクチンは、今夏までに供給予定量が定期接種対象者全員の必要量に満たないことや安全性の確認等における観点から、現時点においては積極的に勧奨する段階に至っていません。」「新ワクチンの使用に当たっては、重篤な副反応に関するデータの収集及び評価を行う必要があります。」…と、厚生労働省は述べています。待ちに待っていたワクチンなのですが、複雑な気持ちです。(平成21年6月19日)
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妊娠2ヵ月の妊婦です。タバコはおなかの赤ちゃんにも悪いと聞いて、1日に10本まで減らしたのですが大丈夫ですか?。また、どう悪いのですか?。教えて下さい。
1日に20本以上吸うヘビースモーカーでは、流産が2倍、早産が10倍近くみられます。また、1日に10本以上吸っていると胎児の発育障害をおこし、低出生体重児、未熟児の出生率、先天奇形の発生率が高率になります。さらに、妊娠中の喫煙の影響は、学童期の知能・成績などにも影響をおよぼすとも言われています。自分の為には無理でも、我が子の為に、これを機会に禁煙をお勧めします。(平成21年3月18日)
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3ヶ月女児の母親です。タバコがやめられないのですが母乳にもニコチンが出るって聞いたのですが本当ですか?。
はい、本当です。授乳婦がタバコを吸うと母乳中にニコチンが分泌されます。1日に20本以上吸われる場合、赤ちゃんの不眠、下痢、嘔吐、頻脈などの症状が現れる事があります。20本以下であっても、煙による害(受動喫煙)は考えなければなりません。喫煙家庭では、明らかに子供の喘息(ぜんそく)発生率は高くなります。子供の為に周りの人も一緒に禁煙できたらいいですね。(平成21年3月18日)
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タミフル耐性のインフルエンザと、新型インフルエンザとは、関係ないのですか?。
薬剤耐性インフルエンザウイルスは、インフルエンザウイルスが増殖する過程において特定の遺伝子に変異が起こることによって生まれます。新型インフルエンザウイルスは、毎年人間で流行するインフルエンザとは異なり、動物、特に、鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で増えることができるように変化し、人から人に感染できるようになった新しいタイプのインフルエンザウイルスです。毎年流行するインフルエンザウイルスの薬剤耐性獲得と、新型インフルエンザウイルスの発生は、その生まれ方の違いから考えても関係ないと言われています。(平成21年1月28日)
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タミフル耐性のインフルエンザが出たそうですが、タミフルの使用は意味がないのですか?。症状は違うの(激しいの)ですか?。
昨シーズンまで国内での発生頻度が低かったタイプのインフルエンザA型が、今シーズンは北半球全体に広がっているようです。病原性も、症状も、ほとんど違いがありません。迅速診断キット検査でも区別はできません。1月末の現時点では、タミフル耐性の無いインフルエンザA型の方が多いようですし、耐性の無いB型も流行しているので、タミフルの使用に意味が無いとは言えません。(平成21年1月28日)
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生後一か月の子供ですが、緑色の便が出ています。近所の人に「消化不良」と言われました。心配です。
母乳の赤ちゃんの便は、普通黄色で水っぽいのですが、便中の黄色い色素が空気中の酸素で酸化されて緑色に変わる生理的なものです。また、ミルクの赤ちゃんの便は、もともと少々緑っぽい傾向があり、「母乳からミルクに変えたら緑色の便が多くなった」という事はよく聞きます。赤ちゃんが、元気で機嫌も良く、食欲もありよく眠る、便の回数もいつも通りであれば心配はいりません。便の回数は個人差が大きく、1日に7〜8回する赤ちゃんから3〜4日に1回の赤ちゃんもいますので、「いつも通り」が大切なのです。(平成20年12月17日)
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インフルエンザが原因の脳炎・脳症で亡くなる子供達がいると聞きましたが、本当ですか?。どうしたら防げますか?。
はい、本当です。冬場に脳炎・脳症で亡くなった子供達を詳しく調べてみると、インフルエンザウイルスが脳(脊髄液)内で発見される例もあり、インフルエンザが原因であると考えられます。このようなケースは、全国で毎年200名以上あると推定されます。今までのところ、ワクチンを接種した子供達では、このようなケースは特殊な場合にしか報告されていません。不幸な事にならない最も有効な手段が、ワクチン接種だとされています。(平成20年9月18日)
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7歳の女児です。最近よく鼻血を出します。朝起きた時にシーツが血まみれのこともあります。対処法を教えてください。また、恐ろしい病気を心配しなくても良いのでしょうか?。
鼻の入り口近くは毛細血管がよく発達していて、顔を洗った時やハナクソを取った時など、チョッとした事で鼻出血がみられます。鼻から出血したら子供を楽な姿勢で座らせ、顔をやや下向きにするか、出血している側の鼻を下側にして横向きに寝かせておけば止まります。それでも止まらない時は、鼻の下の先端の方から指で鼻をつまむようにして上方に向かってやや強めに3分位押します。頭を後ろに倒すことは、血液が口の中にたまったり、飲み込んだり、気管をつまらせたりすることもあるので誤りです。うなじをトントンする事は、意味がありません。小指大の綿球をつめることも有効ですが、取り除く時に再出血に注意が必要です。「恐ろしい病気」というのは、おそらく「白血病」の事を言われているのだと思いますが、そのような病気の時は、発熱・倦怠感などの全身的な症状も見られるハズです。(平成20年6月15日)
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インフルエンザの予防に、マスク装用はどのくらい効果があるのですか?。
インフルエンザの感染は、感染者の咳・くしゃみなどによって飛び散ったウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」と、飛沫物を触った手から鼻・ノドにウイルスが運ばれておこる「接触感染」によると言われています。予防には、予防接種のほか、うがい、手洗い、マスク装用が励行されていますが、意外に、マスクの効果は絶大です。ある小学校で、「登下校時と掃除の時」にマスクを装用した生徒と、マスクを装用せずに過ごした生徒のインフルエンザの発症率を比較したところ、発症率を1/5に低減することが出来たそうです。恥ずかしくなんかありません。流行期には、ぜひ装用をお勧めします。(平成19年12月19日)
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3歳4ヶ月の女の児の母親です。他の病院で処方されている薬を詳しく聞かれました。なぜなのですか?。
例えば、皮膚科さんで「かゆみ止め」として処方される薬は、風邪薬の「鼻水止め」と同じであったり、同じ成分を含む場合があります。耳鼻科さんで「炎症を抑える薬」として処方される薬にも、「解熱剤」と同じような働きをする薬も含まれていたりします。症状が違っていても同じ薬が使われることもあるのです。また薬の中には、ある薬と一緒に飲むと効果が薄れたり、反対に強くなりすぎたり、副作用が出たりするものもあります。知らずに「多すぎる量」「一緒にすると危ない薬」を飲んでしまう危険を避けるために必要なことなのです。御協力お願いします。(平成19年9月19日)
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4歳の男児の親です。お菓子ばかり食べて、食事は食べてくれません。どうしたら良いですか?。
子供は、お菓子ばかりでは身体の健康によくないという事はまだ分かりません。特にこの時期は、自己主張が強く、「おいしいから今食べたい」「そこにあるから今食べたい」と自我を通して親を困らせます。時には、子供の望みに答えてあげることは必要ですが、お菓子ばかりでは成長のためにも、身体のためにもよくないわけですから、「お菓子はおやつの時間に、食事はしっかりとろうね。」と、毅然(きぜん)とした態度も必要です。1・2回食事をしなかったからといって、それだけで身体を壊すことはありません。食べないからといってお菓子を与えていては結局食事を受け付けません。お腹がすいていたら必ず食べますから、待つことも必要です。大人の我慢のしどころです。(平成19年9月19日)
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坐薬を挿入後排便してしまいました。もう一度入れてもいいのですか?。
坐薬の挿入が刺激となって排便を促してしまうことはよくあります。出来るだけ排便後に挿入してください。坐薬が押し出されても、坐薬がそのままの形で出てきて、つかめる状態ならそのまま入れ直してください。坐薬を入れてから10分以上経って便の中にすでに坐薬の形がないという場合は、薬がかなり吸収されている可能性が高いので、追加せずにそのまま様子をみて下さい。(平成19年9月19日)
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3歳男児です。家ではウルサイくらい元気なのですが、外に出ると臆病になり私の足元にしがみついて離れません。出来るだけお友達やお母さん達の集まったところに行くようにしているのですが、逆に癇癪(かんしゃく)を起こして泣きわめきます。どう対応すれば良いのでしょうか?。
内弁慶さんですね。心配ありません。むしろ、無理に焦って集団に入れようとすると、お母さんの「大丈夫かな?」という気持ちがお子さんに伝わって余計に構えてしまうと思います。味方であるはずのお母さんに「どうして遊べないの?」と責められるのも辛いと思います。まず、お母さん自身が焦らないこと。お母さん自身が安心できて緊張しなくてすむ“場”に出向き楽しむこと。お母さんがニコニコ楽しんでいる姿を見ると、安心して少しずつ遊べるようになるでしょう。(平成19年6月21日)
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7ヶ月の男児です。5ヶ月で離乳食も始めたのですが、周りの子供に比べて体重の増えが少なくて心配です。フォローアップミルクを追加した方が良いのでしょうか?。
お子さんは、平均よりはやや小さめながら「この子のペース」で順調に成長していますので、「フォローアップミルクの追加」の必要はありません。ところで、最近よく○ヶ月になったので育児用ミルクをフォローアップミルクにした方が良いですか?という質問を受けます。○ヶ月でミルクを変更しなければ栄養的に問題があるという事はありません。離乳が進むと育児用ミルクから牛乳にかわって行きますが、牛乳には育児用ミルクに比べていくつかの栄養素が少ないのです。その栄養素を補った「牛乳代替品風ミルク」がフォローアップミルクなのです。慌てる必要はないのですが、離乳食は進めて下さい。離乳が順調に進めば離乳完了まで同じ育児用ミルクでも十分なのです。(平成19年3月18日)
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おたふく風邪にかかって耳が聞こえなくなることがあるのですか?。
あります。「ムンプス難聴」と言っておたふく風邪の病原体ムンプスウイルスによって、音を感知する器官が破壊されてしまうことで起こる難聴です。多くの場合片方の耳だけに起こり、急激に進行して回復できない病変を残します。片側で目立たないことから頻度を調べることが難しく、長い間1〜2万人に1人程度と信じられていましたが、最近の研究では1000〜2000人に1人程度は「ムンプス難聴」が発生しているのではないかと考えられています。予防接種ではそのリスクは無いとされていますので、できれば予防したいものです。(平成19年3月18日)
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1歳10ヶ月の男児です。最近よく何かに「とり憑かれた」様に壁に頭を打ち付けます。大丈夫でしょうか?。
大丈夫です。意味も無く頭を回したり身体を揺らしたりする習癖(しゅうへき)行動の一つで3歳頃には自然に治ります。習癖行動とは、習慣的に繰り返されることによって身についてしまう行為をいいます。お子さんは、ひたすら壁や床に頭を打ちつけるタイプのようですが、何かに駆り立てられた様に頭を上下・前後・左右にリズミカルに振るタイプもあります。乳児期後半から1歳半頃の寝入りばなを中心にしてよく見られることです。治療を要するほどの外傷にはめったになりませんが、激しい場合は頭をぶつける場所にタオルやスポンジなどの衝撃吸収の工夫が必要です。この時期の習癖は、止めさせようと干渉し過ぎないこと、やさしく声をかけ、遊び相手になってあげることが大切です。(平成18年12月17日)
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「マイコプラズマみたいですけど・・・」と病院で言われたのですが、マイコプラズマって何の病気ですか?。
マイコプラズマ感染症(肺炎)は、細菌とウイルスの中間の性質を持ったマイコプラズマという微生物によって引き起こされる感染症(肺炎)です。以前は4年に1度オリンピックの年に流行すると言われていましたが、最近そのような傾向は見られなくなりました。年間を通じて発症しますが、比較的秋〜冬に多いようです。幼児から20歳代に多く見られ、頑固な咳が特徴です。潜伏期間は2〜3週間。ダラダラ続く発熱と咳以外に、発疹・腹痛などの症状が出ることもあります。風邪(上気道炎)→気管支炎→肺炎の順に進行するのですが、風邪(上気道炎)で終わることも少なくありません。肺炎になった場合も細菌による肺炎より適切な抗生剤の使用によって比較的治りやすいのですが、症状の割に診察所見(肺炎であっても聴診器で聞こえにくいこともあります。)の乏しい特徴もあり、疑って胸のレントゲンを撮らなければ判らないこともあります。頑固な咳やダラダラ続く発熱のある場合は、注意が必要です。(平成18年10月18日)
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1歳8ヶ月の女児です。手のひらと足の裏が黄色いのですが、肝臓が悪いのでしょうか?。
ずっと岡山と福岡で子供を診て来て、平成14年に今治に帰ってきた時に強く感じたことが「やたら肌の黄色い子が多いぞ!。」ということでした。「柑皮症」なのですが、個人的に「愛媛の風土病」の様に思えてなりませんでした。ミカン・ニンジン・カボチャなどに含まれる黄色・オレンジ色の色素:カロチノイド色素が血液中で増量し、皮膚に沈着して起こる現象なので、健康にはあまり心配ないと言われています。ご質問の児もミカンが大好きでよく食べるとのことでした。最近は柑皮症に代わって、「カロチン血症」という名前が使われることが多くなりました。カロチノイド色素は、ニンジン、マンゴー、ミカンなど明らかにオレンジ色の食品に多く含まれていますが、ほうれん草、きゅうりなどの緑色野菜、スイカやトマトなどの赤い食品にも含まれています。最近の子供たちの食生活を見ていると、我が子も含めて、野菜ジュースの摂取が多くなっています。「風土病」というより「野菜ジュース病」と認識を変えなければいけないかと思う今日この頃です。(平成18年9月19日)
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タミフル(インフルエンザの治療薬)は危険な薬なのですか?。使った後異常な行動に出たという報道がありましたが。
確かにタミフルの副作用として異常行動の報告はありました。原因と疑われる死亡事故の報道もありました。ただ、平成17年の夏頃にはすでに医療情報としては存在しているのです。どうして「鳥インフルエンザ対策でタミフルを備蓄します。」と言われ始めてから大きく報道されたのか・・・。また、インフルエンザ感染症自体にも異常行動の見られることもあり、はっきりした因果関係は、解明されていません。問題は、数年前まではなかった薬に日本中が振り回されている事実と、世界中のタミフルの約80%を日本で使っていたという事実です。欧米諸国であまり見られない副作用(?)が、日本で報告されたのはその使用頻度に問題があるのではないでしょうか。この年末に、ある研究グループが研究結果をまとめて「異常行動はまれで過剰な心配はいらないが、発熱の初日と、タミフルを飲んだ直後の数時間は子供を注意深く見るほうが良い。」と発表していました。つまり、危険と言える薬ではないが、過度に期待・依存はすべきではなく、使用した場合は、注意深く観察する方が良いということなのです。(平成17年12月20日)
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タミフル(インフルエンザの治療薬)は1歳以下の乳児に使用すると危険な薬なのですか?。実験で使った若いネズミが死亡したので乳児には使わないほうが良いと言われているようですが。
昨年度のインフルエンザのシーズンに問題になりました。ネズミ(正確には試験用ネズミ:ラット)に試験的にタミフルを投与したところ、大人のネズミに比べて生後間もないネズミの方が高率に死亡し、脳内にたくさんのタミフルの成分が残っていた。だから、1歳以下の乳児では、脳に負担が大きすぎて危険だということでした。ただ、使用されたタミフルの量は通常の500倍ということ、ネズミと人を同じと考えて良いのかということ、1歳で体重7s台の児もいれば7ヶ月で10sの児もいるのに1歳で区切れるのかということ、・・・。問題が山積みになりました。その後研究は進んでいますが、「乳児に限って特に危険だ。」という結果は出ていません。インフルエンザは、もともとお年寄りと小さい児の方が重症になりやすい病気です。充分慎重に検討して使う必要はありますが、過度に心配する必要は無いと考えます。(平成17年12月20日)
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3歳の男児の母親です。息子は少し喘息を持っているのですが、○○先生にずっと薬を飲むように言われています。症状は何も無いのに必要なんでしょうか?。害は無いのでしょうか?。
おそらくお子さんは、数ヶ月に何度か発作を繰り返されているのではないでしょうか?。まだ喘息と言い切れない「喘息の様」と言われている患者さんでも、「同じような喘息の様なエピソード」を繰り返している場合には定期内服をしていただくこともあります。小児期の喘息は、成長すると治ってしまうケースが多いのですが、その可能性を大きく左右する因子に「コントロールの良し悪し」があります。
例えて言うと、手に傷があったとします。「かさぶた」が気になって剥(は)がしました。血が出てしばらくして「かさぶた」になりました。また気になって剥がしました。・・・繰り返すとどんどん皮膚は瘢痕(はんこん)化し、分厚くなってきます。それと同じような状態が、喘息の発作では気管支レベルで起こります。
発作を繰り返すたびにどんどん気管支の壁はおかしくなってしまいます。手の傷跡が治りにくくなるのと同じように、発作で痛めつけられてしまった気管支の壁では喘息も治りにくくなってしまうのです。「かさぶた」は剥がさないこと、つまり、喘息の発作で痛めつけないこと、発作の無い状態を保つこと、いい状態にコントロールすることが大切な訳です。害については先生も注意されているはずです。発作を繰り返すことの害に比べると、無いに等しいと思います。かかりつけの先生の御指示に従って下さい。(平成17年9月15日)
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日本脳炎予防接種を言われるままにしてきましたが、最近、その病気自体あまり理解していないことに気付きました。いまさら恥ずかしいのですが、日本脳炎はどんな病気なのですか?。
主にコガタアカイエカ(蚊)によって媒介され、日本脳炎ウイルスによっておこるウイルス感染症で、急性脳炎を起こします。人から人へ感染するわけではなく、ブタの体内で増殖したウイルスを蚊が吸血し、その上で人を刺した時に感染します。潜伏期間は約6〜16日。数日間の高熱、頭痛、嘔吐などで発症し、急激に、意識障害や神経障害が生じます。特効薬は無く、対症療法が中心になります。死亡率約15%。精神神経学的後遺症は、生存者の45%〜70%にまで上ります。ただし、感染しても夏かぜ様の症状で終わる人もあり、脳炎を発症する人は1000〜5000人に1人程度と言われています。かかってもすぐ「ヤバイ!」という訳ではありません(念のため)。また、近年日本脳炎の発生は年間数名程度で、中高年齢者がほとんどです。(平成17年7月1日)
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2歳の女児です。数日前から「くしゃみ」と「鼻水」がよく出ています。「花粉症」でしょうか?
この季節(特に今年)、よくある質問です。「花粉症」の低年齢化はかなり進んでいるとは思いますが、よほど典型的でない限り2歳では診断(断言)することは難しいと思います。お子さんは、発熱や咳などの症状はないのでしょうか?。鼻症状が先行して出ている「風邪」、他症状の目立たない「鼻かぜ」ではないでしょうか?。体に対しての異物を「くしゃみ」や「鼻水」で体の外に押し出そうとしている点では同じなのですが、異物が「花粉症」では花粉、「風邪」ではウイルスや細菌という点で大きく異なります。ぜひ排除すべきものではなく、「そのぐらい大目に見てやってくれよ〜」というようなものに対してまで過剰に排除しようと攻撃してしまうのが「アレルギー」、その中で「花粉」に攻撃してしまうのが「花粉症」なのです。(平成17年4月1日)
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インフルエンザに罹って治った後、いつから学校に行っていいのですか?
学校保健法では、「解熱後2日間の静養が必要」としています。解熱した後にも体内にウイルスは残存し、他児への感染のリスクがあるからです。 しかし、抗体を保有する学童では速やかにウイルス排出は減少しますが、乳幼児(保育園・幼稚園)ではさらに数日長引くために、 出来れば解熱後3〜4日間の自宅静養が望ましいようです。(平成17年1月10日)
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ワクチンを接種したのにインフルエンザに罹りました。意味が無かったのですか?。
予防接種は「完璧な予防」ではありません。1970年代から1987年に廃止になるまでの間、小中学校児童生徒には集団接種が行われていました。廃止されたのは、接種率が高くても学級閉鎖や学年閉鎖があり、コストに見合うだけの予防実績が上がらなかったからです。インフルエンザの予防接種は、「絶対にかからない」という安心と保障を得るためのものではなく、「感染の危険性を減らし重症化を防ぐ」ためのものなのです。(平成17年1月1日)
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インフルエンザの予防に「お茶が効く」と聞きましたが本当なのですか?。
お茶に含まれるカテキンにはいろいろな効果があり、その一つに、インフルエンザウイルスやロタウイルス(嘔吐下痢の原因ウイルス)の増殖を抑える効果があると報告されています。しかし、それは試験管内(実験レベル)の話であって、「どのような種類」のお茶を「どのようにして」「どのぐらいの量」を「一日何回」など・・・、具体的な報告やデータはありません。「病は気から」レベルでは、充分有効かもしれませんが・・・。(平成17年1月1日)
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家族がインフルエンザを発症してしまったら、何に注意したら良いのですか?。
インフルエンザは感染力が強く、家族が次々に・・・という事は考えられます。発症者にはなるだけ別の部屋に寝てもらい、健康な人と別にいるようにします。また、患者の部屋の換気に心がけます。患者や介護者がマスクを着用することも、ある程度効果的です。くしゃみや咳を浴びた場合は、よく洗います。(ちなみに、ウイルスがのどや鼻の粘膜につくと20〜30分で、粘膜の細胞内に入り込んでしまいます。)患者と接触してから慌ててする応急的なワクチン接種は無意味です。また第70回にも書きましたが、タミフルの予防内服には制限があり、非現実的です。(平成17年1月1日)
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インフルエンザの検査をして違うと言われたのに、翌日別の病院で再度検査するとインフルエンザだと言われました。どうしてですか?。
手技的な問題であったり、検査キットの問題であったりしますが、感染早期には増殖ウイルス量の問題(発熱直後の検査に多い?)もあるようです。ただ、検査はあくまで参考です。流行状況・症状・診察所見から総合判断されるべきです。インフルエンザと確定された人とずっと一緒にいる人なら、検査をしなくても診断できるかもしれません。(平成17年1月1日)
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インフルエンザに予防薬があると聞いたのですが。教えてください。
ここ数年インフルエンザ治療の特効薬(?)のように使われているタミフルを「予防薬」として使うことを、今年度から薬事法で認められたことを言われているのでしょう。対象は、インフルエンザに罹(かか)った場合に重症化する可能性の高い高齢者(65歳以上)と、もともと重大な病気(慢性呼吸器・心疾患、代謝性疾患、腎障害)をお持ちの患者さんに限られています。さらに、インフルエンザ患者と同居・共同生活をしていること、13歳以上であることの条件もあります。また、インフルエンザ患者接触後48時間を過ぎてしまえば、すでに感染が成立しているために予防の意味がありません。(参考までに、予防を目的とした投与に係る費用は保険対象になりませんので、全額自己負担になってしまいます。)何よりも予防の基本は、手洗い・うがい・ワクチン接種なのです。(平成16年10月1日)
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インフルエンザの予防接種はした方がいいのでしょうか?
この季節に一番多い質問です。基本的に、私はお勧めしています。普通の健康な人に対しては、発病の危険性を約1/5に抑えるとも言われています。つまり、ある健康な人の集団がインフルエンザワクチンをしていない時に5人が発病した場合、ワクチンをしておけば1人しか発病しません。あとの4人は発病から逃れられるのです。しかし、それは対象が全年齢の場合であって、小児に絞るとはるかに予防効果が低いという報告もあります。免疫(抵抗力)がつきにくく、個人差が大きいからなのでしょう。ただ、インフルエンザワクチンを接種した子供達から、脳炎・脳症で亡くなった症例は例外的にしか報告されていません。少しでも感染の危険性を低くしてやりたい。罹(かか)ったとしても重症化しないようにしてやりたい。とお考えなら、ぜひお勧めします。ちなみに、我が家は義務接種です。。(平成16年10月1日)
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毎年夏になると「とびひ」ができてしまいます。どうしてなのでしょうか?
「とびひ」は、虫刺され、引っ掻き傷、外傷などによって皮膚に侵入した「黄色ブドウ球菌」というばい菌によって起こります。黄色ブドウ球菌は、傷の中で増殖し、毒素を出して水疱(ほう)をつくります。この水疱は、簡単に破れて「ジクジク」になります。破れ出た内容物とばい菌のついた手で、他の部分の皮膚を引っ掻くと、「畑を耕してばい菌を植えつける」ような状態になって次々と新しい病巣を作ります。質問された方の皮膚がカサカサ傾向なら、すでに「耕された畑」状態です。保湿薬による予防が必要かもしれません。鼻の中には、黄色ブドウ球菌がたくさんいますから、「よく鼻をほじるんですよ。」と言う方ならさらにリスクが大きいでしょう。「掻きだすととまらないんです。」「爪も切りませんし・・・。」までになると申し分ないでしょう。予防も治療も一番は「かいちゃダメッ」。二番目によく石鹸で洗うこと(清潔にすること)。三番目に抗生剤の内服と外用です。(平成16年7月1日)
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鼻水と軽い咳がある2歳の男児です。お風呂は入らない方がいいのでしょうか。
以外によくある質問です。入浴は皮膚のアカを落とし感染を予防したり、新陳代謝を盛んにしたり、寝つきを良くするなどの効果がある一方で、汗をかいてかなりの体力を使います。欧米では、汗をかいて治せと積極的に入浴を勧める人もいます。少し乱暴なように思います。私はいつも、「三つの条件があります。」とお答えしています。(1)元気はありますか?(2)熱は37.5度以下ですか?(3)充分の水分がとれていますか?
元気がないのは、身体が病気への対処で手いっぱいでエネルギーに余裕がない証拠です。高い熱があれば、それだけでかなりのエネルギーは消費されます。大人よりも体重割合でたくさんの水分が必要な子供は、水分の摂取量が体調を大きく左右します。入浴が、不足気味の水分を汗として絞り出さないか心配です。三つの条件が満たされるのであれば、入浴して、湯上りに水分を補給して、湯冷めしないうちにサッと寝ることは、例え、少々の鼻水や咳があっても心配はありません。家族みんなでいつもより早く寝ることができれば、もっと良いのですが。(平成16年4月1日)
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9ヶ月の男児です。喘息様気管支炎と言われました。喘息とは違うのですか?
2歳3ヶ月の男児です。気管が弱いとか敏感だと言われます。どういうことなのですか?。対策とかはあるのですか?。
まとめてお答えします。痰がらみの咳とのどのゴロゴロ続き、聴診器で聞いても胸に喘息の様な雑音が聞こえるものの、はっきりと喘息とは言えない状態を喘息様気管支炎と言います。特に、気管支がまだ十分な大きさに育っていない乳児では、少し風邪をひいただけで細い気管支に分泌物や痰が多くなってゴロゴロということがよくあります。多くの児が、1歳を過ぎる頃にはゴロゴロも出にくくなってきます。中に、2歳・3歳になっても少しでも風邪をひくと痰がらみの咳が激しくなりゴロゴロが出てきて治りにくい児がいます。何かの刺激(感染症は、大きな刺激です)に反応して、気管支の分泌物が多くなったり粘膜がはれたりしているのですが、そんな他人より少しばかりその反応が強い児を気管が弱いとか敏感だと言われているようです。一方、喘息と診断される児の気管支は、さらに過剰に反応して気管支の周りの筋肉が縮みあがって空気の通り道も狭くなっているために呼吸も苦しくなります。対策は、当たり前のことですが一番の刺激である風邪をひかないように気をつけること。ゴロゴロが出そうになったら早めに病院を受診すること。痰がらみの咳が激しくなったりゴロゴロが出始めたら適切な処置・治療をすることです。季節の変わり目のこの時期、特に気をつけましょう。(平成15年10月8日)
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熱が高いと頭が悪くなったりしませんか?。心配です。
高熱は、主に細菌やウイルスなどの感染が原因です。頭に悪い影響を与えるのではないかと思われがちですが、むしろ体が我が身を守るためにわざわざ出しているものですし、熱の高さと病気の重症度にも関係はありません。熱が上がることによって、からだの免疫力(抵抗力)が高まり細菌やウイルスの活動を抑えることもできます。自己防衛のために必要なのですから、解熱剤で慌てて無理に下げないほうが病気が治る経過がスムースです。解熱剤は一時しのぎですから、高熱のために眠れなかったり、水分も取れなかったりした場合、その間に、寝入れたら・・・飲めたら・・・という使い方なら意味があるでしょう。熱の高さばかりに気をとられないで、他のおかしな症状はないか注意してください。熱は高いけれどグズグズ言いながらも眠れるし、他に特に気になる症状も無いようなら心配いりません。(平成16年1月8日)
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手足がぴくぴくしていました。痙攣(けいれん)なのでしょうか?。
熱が出始めた時の悪寒や入眠時に見られる生理的な不随意運動(本人の意思とは無関係の動き)と思われます。瞬間で終わったり、手で押さえると容易に止めることができるはずです。問題ありません。突っ張るような、ガチッと力が入ってガクガクするような状態でなければ、痙攣(けいれん)ではありません。(平成16年1月8日)
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昨夜熱が高い時、変なことを言いました。脳炎じゃないでしょうか?。
インフルエンザのような高熱時、眠りの浅い時に起こる一過性の「熱せん妄(もう)」と思われます。高熱による軽度の意識混濁のために、夢や外界からの刺激を誤って理解してまとまりを欠いたような行動を起こします。「いっぱい虫が来る〜。あっちいけ〜。」などという様な、不安や恐怖を伴った幻覚や妄想が多いようです。ご相談のように少しすると何事も無かったように眠り、翌朝にはいつもどうりで夜のことは何も覚えていない、という状態なら心配ありません。ただ、おかしなことを言い続ける・し続ける場合、繰り返す場合には、注意が必要です。(平成16年1月8日)
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今回小学校に入る子どもですが、BCG接種をしておりません。小学校1年でさせるつもりだったのですが。
ツベルクリン反応、BCG接種は3ヶ月以上1歳までに行うように、小学校、中学校での接種はしなくなりました。結核が少なくなったことと、BCGの再接種、再々接種の効果が認められないことが分かったからです。BCGワクチンの働きは細胞免疫といって、その他のワクチン(これらは液性免疫です)と違って効果が少し鈍いのです。でも、髄膜炎や粟粒結核などの重症結核になるのを防ぐ力があるといわれています。保健センターでは隔月に行われていますので相談して一回は受けておいてください。BCG接種は施行手技の巧拙によって結果が違ってきます。針の跡が10個前後ないと効果が期待できないことがありますので気をつけて見ておいてください。(平成15年4月8日 敦郎)
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アタマジラミがいるといわれました。感染するそうですが、学校や水泳は休まないといけないのでしょうか。
アタマジラミは戦後大流行しましたが、有機塩素系殺虫剤(DDT)により駆除が行われ絶滅したものと思われていました。ところが、DDTが禁止された後、最近再び増加してきました。平成14年4月の法改正で「アタマジラミは通常出席停止の必要はない伝染病」と明記されましたので、学校を休む必要はありません。しかし、アタマジラミは毛髪を介してかんせんしますので、体を接触させて遊ぶ機会の多い、保育園児・小学校低学年児童の間で流行しやすいのです。シラミの虫体やタマゴがみつかったら、シラミ駆除剤を使用するほか、頻繁な洗髪の励行、55度以上で着衣や枕カバー、シーツ、タオルの洗濯をするといいでしょう。シラミ駆除剤はパウダーとシャンプー(商品名:スミスリン)がありますので、使用法は薬局の先生と相談してください。(平成14年7月8日 敦郎)
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6歳7ヶ月の男児です。今年はじめて花粉症と診断されました。花粉症は大人の病気かと思っていましたが違うのですか。
花粉症は年々増えていますが、中でも子供の花粉症は20年ほど前から急に増えだしています。最近では小学校低学年でもみられるようになってきました。発作性反復性のくしゃみ・うすい水のような鼻みず・鼻づまりを主な症状とする病気をアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)といいます。このアレルギー性鼻炎の主な原因はダニで、この場合は1年中症状が出ます。その他の原因のひとつとして花粉が」あり特に花粉症と呼ばれています。2〜3月はスギ、4月はヒノキ、5〜6月はカモガヤを代表とするイネ科の花粉、8〜9月はブタクサ、ヨモギなど雑草の花粉が原因となります。お子さんは最近花粉症と診断されたのですから、たぶんスギ花粉症でしょう。治療としては抗アレルギー剤の内服と点鼻で、これは主治医の指示に従ってください。家庭での予防法としては“(1)花粉の季節の外出にはできるだけマスクやメガネをつける。(2)帰宅したときは、花粉を家の中に持ち込まないよう衣服をはたいてから家に入り、手洗い・洗眼・うがいをして花粉を落とす。(3)洗濯や窓を開けての部屋掃除は、花粉情報で飛散量の少ない日・時間を選ぶ。”などの生活上の注意が必要です。花粉症の診断は鼻みず中の好酸球検査、皮膚テスト、血液検査、誘発テストなどの検査を行って決定します。(平成14年4月8日 敦郎)
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3歳2ヶ月の男児です。最近就寝時によく足が痛いと大騒ぎします。さすっているといつの間にか寝てしまいます。翌日はけろっとしていますが、なにか重大な病気がないか心配です。
下肢痛を初期症状とする病気は数多くあり、まず、整形外科医の診察を受ける必要があります。でも、幼児期の下肢痛の2/3は疾患を特定することができないそうです。各種検査で特定できない場合には「成長痛」という病名がつけられています。成長痛と呼ばれるものの特長は以下の通りです。(1)3〜7歳に集中している。(2)急に痛いといって大騒ぎするが翌日には何事もなかったようにしている。(3)主に夕方から夜間にかけて痛みを訴える。(4)同じようなところを繰り返す。(5)痛む部位を性格に表現できない。(6)痛みの程度が強く、経過が長いわりに関節の異常、腫脹、圧痛などの他覚的所見がない。などです。統計的には男児に多い、第1子に多い、甘えん坊や過保護の子に多いなどの特徴があげられています。成長痛の呼称は比較的多く用いられていますが、あくまで考えられるすべての疾患が除外されて初めて使われる疾患名です。お子さまの場合、成長痛が最も考えられる病名と思います。(平成12年10月8日 敦郎)
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11ヶ月の女児です。子供に食べさせている乳児ボーロの食品組成欄をみますとハチミツが入っています。ボツリヌス菌感染の危険から1歳以下の子供にはハチミツを食べさせないようにと聞きましたが、大丈夫なのでしょうか。
ボツリヌス菌による食中毒は激しい脳神経症状を呈し、致死率の高いものです。最近では熊本の「からしれんこん」による食中毒で話題になりました。ご質問のように厚生省はハツミツの中にはボツリヌス菌の汚染が認められるので、1歳以下の乳児にはハチミツを与えないようにと勧告しました。以上の状況から乳児ボーロの製造元、愛知県の岩本製菓株式会社に問い合わせてみました。その返事を転載させて頂きます。〜〜〜弊社のボーロに、蜂蜜が入っているのがボツリヌス感染の危険性と関係があるかという質問を頂きました。弊社のボーロには、蜂蜜が数パーセント含有しております。タマゴボーロは、約300度の温度で約4分焼成しますが、ボツリヌス菌は、120度、4分加熱すれば理論的には死ぬと言われていますので、ほぼ問題ないといわれています。岩本製菓株式会社〜〜〜日本で流行しているのはE型菌で、欧米で流行しているA、B型菌に比べて、芽胞があっても熱に対して抵抗が弱いようです。(平成12年7月8日 敦郎)
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11歳7ヶ月の男児です。先日野球の試合の後会食をしたのですが、その後数人が嘔吐下痢を起こし、検査の結果ウイルス性食中毒と診断されました。あまり聞きなれない病名ですが、どんな病気ですか。
食中毒の原因には、サルモネラ・キャンピロバクター・病原性大腸菌などの細菌によるもの、ウイルスによるもの、その他動植物の毒素および化学物質によるものなどがあります。最近ウイルスの診断法が進歩してきましたので、今まで原因不明と考えられていた食中毒から小型球形ウイルスといわれるカリシウイルス・アストロウイルス・ピコルナウイルス・コロナウイルス・ロタウイルスなどが検出されてきました。これらは生牡蠣などの貝類・ケーキ・サラダ・野菜・飲み水・プールの水などからも感染するようです。また、食物とは関係なく唾液や糞便などから蔓延し保育園・幼稚園・学校での集団嘔吐下痢症としてもみられるのはご存知の通りです。一般的には夏の食中毒は細菌性、冬の食中毒はウイルス性と言うことができます。(平成12年4月8日 敦郎)
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7ヶ月の男児です。母乳栄養児です。生後3ヶ月ぐらいまでは、便が1日に3〜4回出ていましたが、最近1週間も出ないことがあります。機嫌も良くおっぱいも十分飲んでいるのですが心配です。離乳はまだあまり進んでいません。
母乳栄養児の場合、生卵の黄身をといたような水様便です。新生児は1日7〜8回、生後2〜3ヶ月は1〜3回、4ヶ月を過ぎると2〜3日に1回しか出なくなります。このときでも便は水っぽく、いわゆるウンチが固くってでない便秘ではありません。赤ちゃんがぼちぼち離乳食を食べさせてくださいと言っているのです。おもゆと同時に果物・野菜などの繊維質の多いものを工夫してあげてください。こよりや綿棒で赤ちゃんの肛門を刺激すると便が出ることがあります。また、おなかをさすって腸の動きを刺激すると良いこともあります。ミルクの赤ちゃんはウンチが固く、回数が少ないといわれていましたが、最近のミルクは軟らかいウンチのこともあります。赤ちゃんと大人の便は違います。赤ちゃんの便は個人差が多いので、便が出ないといってあまり心配せず、赤ちゃんの機嫌がよければ様子を見る余裕を持ってください。赤ちゃんが食べてくれれば、本格的に離乳を進めた方がよいでしょう。(平成11年1月8日 敦郎)
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2歳5ヶ月の女児です。先日嘔吐下痢症にかかったとき、みかん、ヨーグルト、ヤクルトを止めてくださいといわれました。どうしてなのでしょうか。
下痢、嘔吐がある時にみかん、ヨーグルト、ヤクルトがどうして悪いのか、その理由は明らかではありません。ただ経験的にこれらの食品は嘔吐を誘発しやすいように思いますので、避けるようにお願いしています。子どもが日常食べる果物のうち下痢のときに避けて欲しいものは、(1)非水溶性食物繊維:あんず・プルーン・キュウイ・干し柿・甘がき・イチゴ・みかんなど、(2)腸管内で発酵しガスを発生するもの:バナナ・ぶどう・メロンなどがあります。下痢のときに適当な果物としては、腸管への刺激が少なく、便中の過剰な水分を吸収する水溶性食物繊維:りんご・桃・いちじく・スモモ・梅肉エキス等があります。また、便秘の場合は、腸管運動を刺激して便を軟らかくするのは、非水溶性食物繊維になりますので下痢のときに控えた果物が、逆に適当ということになります。(平成10年10月8日 敦郎)
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6ヶ月の乳児を持つ母親です。4月よりお勤めしますので、子供を保育所に預けようと思います。保育所では「はしか」が流行していると聞きました。母乳で育てましたので感染の危険はありませんでしょうか。
母体免疫が母乳から入りますので、生後3〜6ヶ月までの母乳栄養児は「はしか」にかからないといわれていました。しかしながら最近のお母さんは「はしか」にかからずワクチンで免疫を得ている人が多くなっていますので、自然感染したときより免疫の力が弱く、母乳栄養児でも十分な免疫力をもらっておらず、「はしか」にかかるケースが増えてきました。人口栄養児は勿論ですが、母乳栄養児も早めに「はしか」ワクチンの接種を受けてください。しかしながら、この場合は予防接種法による予防接種ではありませんので、無料になりませんし、何らかの事故があった場合に同法による救済措置は受けることができません。生後1年にならないうちに予防接種をしますと、効果は確実にありますが、持続期間がどれだけあるのか分かりませんので、生後1.5〜2歳の頃、もう一度定期の「はしか」ワクチンの接種を受けておけば万全と思います。(平成8年4月8日 敦郎)
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生後2ヶ月の男児です。生まれたときから額に赤いアザがあります。治療が必要なのでしょうか。治るのでしょうか。
子どもの赤アザには3種類のものがあります。(1)サーモンパッチ:生まれたときにあります。顔面の中央部(額、上まぶた内側、人中)または、うなじの部分に境界不鮮明な赤色斑として認めますが、これは新生児の30%に見られ、1歳半までに消えてしまいます。(2)赤ぶどう酒様血管腫:出生時にすでにあります。境界明瞭、いろいろな形と大きさの平坦な赤色斑です。これは自然には治りませんので専門医の治療が必要です。(3)苺状血管腫:生後数週間して紅斑で始まり、次第に増大してきます。生後6ヶ月頃には完成し、表面苺状のやわらかい腫瘍になり、5〜6歳には自然に消えてしまいます。お子さんのアザは多分サーモンパッチと思われるので、そのまま経過を見られてよろしいでしょう。(平成7年10月9日 敦郎)
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7ヶ月の男児です。数日前から鼻水、軽い咳があります。おばあちゃんはかぜをひいているからお風呂はやめなさいといいますし、近所のお母さんは熱がないからいいんじゃないかといいます。病気のときのお風呂はどうすればよいのでしょうか。
お風呂に入っていけないのは、熱があるとき、食欲がなく元気がないとき、下痢や吐いたりして活気がないときです。顔色がよく、食欲や元気のある場合は、咳や鼻水が出ていても、お風呂に入ってもよいでしょう。咳や鼻水が続くからと何日もお風呂に入らないのは、アカがたまり皮膚の呼吸によくありません。新陳代謝を刺激したり、寝つきを良くするなどの効果がありますから、なるべくお風呂に入れてあげましょう。(平成7年7月7日 敦郎)
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1歳9ヶ月の男児です。先日ちんちんの先が赤く腫れてかゆがるので病院に行きましたら、亀頭包皮炎と診断されました。包茎の子がちんちんを不潔にすると起こると言われましたが、包茎は早く手術しなければいけないのでしょうか。うちの子のちんちんは小さいようですが。
子どものちんちんの先は包皮でおおわれているのが普通です。手で包皮をむいて亀頭が出てくるようなら仮性包茎ですから心配いりません。手で包皮をむいても亀頭を出せないのを真性包茎といいます。包茎だから全て手術をしなければいけないというのではありません。包茎が原因でおしっこが出にくい時や、たびたび亀頭包皮炎(亀頭と包皮の間に細菌が入って炎症を起こし、赤く腫れたり膿が出たりします)を繰り返すときに手術を考えます。また真性包茎が小学校低学年になっても続いている場合には、手術が必要ですので泌尿器科専門医に相談してください。ちんちんが小さいのは周囲の脂肪組織にちんちんが埋没して小さく見えるだけで、病的な場合はほとんどありません。(平成7年1月7日 敦郎)
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4歳3ヶ月の女児です。1歳2ヶ月の弟が突発性発疹症にかかった後、同じように熱を出した後に発疹が出ました。突発性発疹症のようなものといわれましたが、年長児でも突発性発疹症にかかるのでしょうか。
突発性発疹症は主に生後1年以内の乳児がかかり、2〜4日高熱が続いた後、急に熱が下がると同時に全身に麻疹のような発疹がでる病気です。最近エイズウイルスの研究をしていて、偶然見つかったヒトヘルペスウイルスー6(HHV-6)というウイルスが突発性発疹症の原因であることが分かりました。しかしながら突発性発疹症のような発疹は、エコーウイルス16型(ボストン発疹症)、エコーウイルス25型、エコーウイルス18型、コクサッキーウイルスB5型などによっても起こることが分かっています。突発性発疹症に二度かかってみたり、お子さんのような年長児が突発性発疹症にかかったようにみえるのは、これらのウイルスによるものでしょう。(平成6年4月7日 敦郎)
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小学1年生の男児です。学校の健診で視力低下を指摘され、眼科医の健診を受けましたら、「遠視による弱視があり、もっと早く発見されていたら回復が早かったのに」といわれました。どんなことに注意をしたらよかったのでしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ眼もよく見えませんが、生後6ヶ月ごろには形の上ではほぼ完成し、3歳すぎには、ほとんど大人と同じ視力になるといわれています。しかしながら3歳を過ぎても子ども自身は視力異常に気が付きにくいのです。そのかわり、子どもは無言のサインをだしていることが多いのです。そのサインには次のようなものがあります。{片目をつぶる。顔を傾けてみる。より目。根気がない、遊びぎらい。目を細めてものを見る。まぶしがる。頻繁にまばたきをする。つまずいたり、よく物にぶつかる。黒目がにごったり光ったりする。}(平成6年1月7日 敦郎)
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三種混合ワクチンの接種をしましたが、一週間後に注射したところが赤く腫れてきました。異常なのでしょうか。引き続いて2回目の注射をしてよいのでしょうか。
約10年前から現在使用中の三種混合ワクチンになっています。このワクチンになってから注射後の発熱はほとんどなくなりました。しかし、注射局所の反応の強い例がみられるようになりました。初回の接種では、10人に1人は約7日後に5p以上の発赤・硬結がでます。また2回3回目の接種では、10人に1人は約1日後に5p以上の発赤・しこりがでます。これらは1〜3日でひきますから心配はいりませんが、2回、3回、U期接種ほど反応が強くなりやすいので、注射局所に水ぶくれができるほどに激しい反応の場合はT期を2回で中止してください。それでも効果はあるといわれていますから。(平成4年10月7日 敦郎)
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水いぼですが、取らなくてはいけないのでしょうか?。放っておいても自然に無くなる、プールもかまわないということも聞きますが、正確なところを教えてください。
伝染性軟属腫(水いぼ)はポックスウイルスという天然痘ウイルスの親戚のようなウイルス感染によって起こります。そのため予防接種として種痘をしている時代には流行することがありませんでした。最近、子ども、特に冬カサカサした皮膚の幼児、アトピー体質の幼児に多発しています。遊び仲間からの感染、プール(特に温水プール)での感染もあるといわれています。水いぼは放っておいても半年から3年ぐらいの間に自然に治るそうです。ただ、その間にお友達に感染させること、かゆみがあるのでかいて次々増えること、かいて皮膚炎を起こすし、そうするとますますかくといった悪循環になるなどの理由で、少ないうちに早く処置した方がよいと思います。処置としては、ピンセットでつまんでウイルスの入った白い塊をひとつひとつ取り除く方法と、硝酸銀で焼灼する方法があります。前の処置方法は「痛い」、後の処置方法は「不確実」といった難点はあるのですが・・・・・・。(平成4年7月7日 敦郎)
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伝染性紅斑(りんご病)にかかったら学校はお休みしなければいけないのでしょうか?。
伝染性紅斑(りんご病)はヒトパルボウイルスB−19が原因といわれるようになりました。1991年6月の雑誌には「りんご病はヒトパルボウイルスによって起こり、感染経路は鼻咽頭分泌物による飛沫感染で、感染期間はおそらく発疹出現の前後2・3日」と書いてあります。このような考えから発疹の出ている期間は伝染の危険があるので学校は休んだ方が良いと言われていました。ところが、1991年12月の雑誌では「りんご病は感染後17〜18日して伝染性紅斑症状(りんごのような頬、手足の発赤)が出現するが、この時期に血中に抗体ができ、ウイルスは消失するので伝染の可能性はうすい」と書かれています。このようにごく最近の研究で発疹の出た時期は病気は伝染しないということになりました。学校や幼稚園はお休みしなくてもよろしいでしょう。(平成4年4月7日 敦郎)
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うちの子供は5歳になりました。1歳過ぎごろからよく吐いていましたが、4歳ごろからひどくなり、いつも病院で自家中毒症と診断されます。早めに予防することはできないのでしょうか。
自家中毒症といわれる病気は、原因がよく分かっていませんが、やはり癖になりやすいようです。神経のこまやかな子供さんがかかりやすいようです。からだの、こころの疲れが引き金になることもありますし、風邪やおなかこわしで熱が出たときも起こります。一番多い起こり方は、遠足に行った、親戚の子供が来て夢中になって遊び、疲れて夕食もせずに寝てしまったという翌朝、吐き気がしてうとうと眠ったり、ごろごろするといったかたちででてくるようです。何度も自家中毒症にかかりますと、なんとなく起こりそうという雰囲気がお母さんに分かると思います。そのときに糖分を与えることが、ひどくならないコツだと思います。少しおかしいなと思われたら、そのまま寝かせるのではなく、砂糖湯、砂糖を入れた牛乳、ジュースなどを飲ませるか、アメやキャラメルをなめさせて下さい。そのうえで、自家中毒症にかかる子供さんはどちらかというとするどいところがありますので、これで治るよと暗示をかけて一眠りさせるとよいこともあります。このような方法で一度うまく治ると、子供さん自身もうまく治すやり方を覚え、点滴注射をしなくてよい場合が増えてくると思います。(平成2年10月6日 敦郎)
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赤ちゃんにゴムのおしゃぶりをくわえさせるとおとなしくて助かりますが、先日乳児相談に行ったらやめるようにいわれました。害があるのでしょうか。
わが国の小児科医はおしゃぶりをきらっていました。(1)衛生的でない。(2)おしゃぶりをしゃぶると空気を飲み込んで、吐乳が起きやすくなる。ゲップが多くなる。オナラが出やすくなる。(3)歯の形が悪くなるといった理由からです。しかしアメリカ、欧州では、おしゃぶりをしゃぶるのはごく普通のことなのだそうです。アメリカのスボック博士の育児書には、ベットの中で寝かせるときは、枕元におしゃぶりを置いておくと、自分でひろってくわえるからよく眠ると書いてあります。またわが国でも、指しゃぶりよりも、おしゃぶりをくわえさせる方がよいと考える医師もいます。しかし指しゃぶりは他のことで気がまぎれると止めますが、おしゃぶりはくわえたままです。指しゃぶりは2〜3歳を過ぎるときえてゆきますが、おしゃぶりは続くことが少なくありません。私はおしゃぶりは不必要であると思います。指しゃぶりはそんなに悪いことだとも思いませんから、少しぐらい指をしゃぶらせていいと思います。泣いたときにおしゃぶりをしゃぶらせるより、抱いてあげればよいのではないでしょうか。(平成元年4月6日 敦郎)
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私の子供は1歳3ヶ月になります。先日ヘルパンギーナで高熱を出したとき、約1分ぐらい「ひきつけ」を起こして意識がなくなりました。病院では熱性けいれんだから心配ないだろうと言われました。後遺症が出ないか、また「ひきつけ」を起こさないか心配です。私も小さい時、熱のため「ひきつけ」を起こしたことがあるそうです。
熱性けいれんだろうと思います。熱性けいれんを起こしやすい体質は遺伝するといわれていますので、お母さんの体質が伝わっているのでしょう。大人が熱を出すときに急に「さむけ」がすることがあります。この「さむけ」が、子供の「ひきつけ」です。子供の10〜15人に1人が熱性けいれんの経験があるといわれています。熱性けいれんはくせになるといいますが、約1/3の人が2度の「ひきつけ」を、約15%の人が3度の、約9%の人が4回以上の「ひきつけ」を経験しているそうです。熱性けいれんの2〜4%がてんかんに移行するとされていますが、(1)家族に熱なしでけいれんを起こした人がいる。「ひきつけ」が、(2)30分以上続く、(3)1日に2〜3回続くときは要注意といわれていますので、お子さんの場合は心配ないと思われます。また知能障害が残ることもないようです。子供さんが急に「ひきつけ」を起こすと、驚いて救急車を呼ぶということになりがちですが、落ち着いて静かにしておきます。嘔吐しやすいので体を横に向けて、指や箸を歯にかませるのは嘔吐物を誤嚥する危険がありますので止めてください。子供の場合舌をかむことはないそうです。高い熱があるときですから、頭を冷やし、熱さましの座薬と、あればけいれん止めの座薬か飲み薬を使ってください。「ひきつけ」は数分間で止まります。「ひきつけ」が10分以上経っても止まらないときは、救急病院か、かかりつけの医師に連絡をとってください。熱性けいれんを数回経験している人はあらかじめ「ひきつけ」予防の薬を常備しておくとよろしいでしょう。ともかく、熱性けいれんで生命が危険になることはまずありません。落ち着いて対処してください。(昭和63年7月6日 敦郎)
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私の子供は満2歳になります。最近特にごはんを食べてくれません。食事をするのを見ているだけで、いらいらして、食事の時間になるとゆううつです。どうしたらよいでしょう。
2歳の誕生日を迎えた男児です。体重9.700kg、身長79.0cm、両方とも平均の小になります。診察して体に異常はありませんし、診察室にいても待合室にいても、元気に走り回っています。1歳6ヶ月のときの体重が8.800kgでしたので、この子なりによく発育しています。原因:この子は(1)もともと少食で、(2)間食が多く、食事の前にも牛乳をよく飲んでいたようです。そのため(3)子供は充分食べているのに、お母さんは不足だと思って無理に食べさせていたようです。対策:(1)ごはんは少なめにつぎ、(2)間食を控えめにして、食事前二時間は牛乳や飲み物を与えない。(3)大人の食事がすんだら、食べていても、いなくても片付けてしまい、無理に食べさせない。(4)外遊びを勧める。お母さんが気をのんびり持って以上のことを実行してみて下さい。お宅のお子さんは小柄でやせ型だけど、元気で発育は順調だと思います。(昭和62年7月5日 敦郎)
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