八幡の大杉 県指定天然記念物
徳島市方面から上る剣山の前神であろうか。古くは忌部
の三ツ木氏と木屋平氏とが阿波山岳武士として君臨した
山里の神域である。又越知町の横倉山でも記した安徳帝
隠遁の伝説もあり、天皇の御剣を中腹の富士の池に納
め、それが剣山の名の由来になったとも言われている。
大杉は、国道439号線沿いの新八幡神社にあり、樹齢
は6〜700年とされる。主幹は通直で、しっかりと地に根
を張って盤石、揺るぎ難い。幹周り8.52mの表記もあ
るが、他の資料には7mとある。県指定天然記念物であ
り、木屋平村では最大の巨樹であろうと思われる。
目通り7m/樹高30m/徳島県 美馬郡 木屋平村 八幡/新八幡神社