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鉄板焼鳥七つ道具篇

 鉄板が一つ目じゃ。鉄板なかったら焼けんかろが。

 二つ目は、プレス。弁慶ともゆうんよ、これ。重しで肉を早く焼くためじゃ。これがなかったらお客さんに注文されたもんが早よ出せんけんなぁ。

 三つ目は、コテ。ヘラゆうてもええよ。どっち言うてもそら、あんたの勝手じゃ。脂を除けたり、汚れを取ったり絶対に必要じゃわいにゃ。

 四つ目は、せんざんき揚げる天麩羅鍋。金があったらフライヤーにせいよ。この方が楽じゃけんの。

 五つ目か。五つ目、五つ目。おう、脂敷きがあったわい。儂とこはラード敷くんよ。味がはっきりしょうが。サラダ油使うとこもあるが、儂は嫌いじゃ。

 六つ目は、調味料入れ。塩と胡椒をたっぷり掛けるんが今治流よ。鉄板でように焼いた鶏に全部まんべんのう掛けちゃるんよ。旨味が引き立たいの。

 七つ目は、タレ壷じゃ。年期が入っとろがい。ここが出来てから、ずうっと使うとる。へばりついたタレが芸術しとろがい。

 八つ目はの、何、八つ目はええんかい。儂はの、八つ目は威勢じゃと思うとる。この威勢がなかったら旨ないように思おが。やっぱり、気持ちが味に出るんよのう。七つ道具やない、八つ道具にせんかい、こら。

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