うまい話にはウラがある

土井中照の「秘密シリーズ」
愛媛たべものの秘密

土井中 照

B6判 \950(\905)


この本の特徴

「愛媛たべものの秘密」は、愛媛の代表的な郷土料理やお菓子、食材を約40取り上げ、料理やお菓子に隠された地域との交流やルーツなど、愛媛のたべものの秘密に迫っています。
土井中照おなじみのしつこい調査で大胆な仮説が爆発。「面白くてためになる」知的エンターテイメント本です。 

●40以上の愛媛の食べ物をとりあげています。
●多くの写真やイラスト、注釈を使い、わかりやすい本となっています。
●食体験を踏まえ、なるほどと思わせる内容となっています。
●たべものの歴史がよくわかる内容となっています。
●単元ごとに分類してるため、読みやすい誌面構成となっています。
●体験取材で著者の体重は95キロになってしまいました。

目次

第一章/愛媛たべもの起源
 湯ざらし団子と坊っちゃん団子【坊っちゃん団子】
 ロバにひかれてパン詣で【ロバのパン】
 夜学生を応援したお菓子【労研饅頭】
 伊予節にも謡われた名品【五色そうめん】
 柚子を活かした伝統菓子【ゆべし】
 愛媛県知事が決めたネーミング【ポンジュース】
 まかない飯からうまれた名物【焼豚卵飯】
 世界一といわれたかき氷【ミルクセーキ】
 河豚は食べたし「ざく」も食べたい【ふぐざく】
 芋名月に味わうもの【いもたき】
 甘いものに歴史あり【お菓子の老舗】
 ネットで活躍した新旧のお菓子【鶏卵饅頭】【霧の森大福】

第二章/各地から伝わった愛媛の味
 「ひゅうが」からきた「さつま」【伊予さつま】
 瀬戸内海に浜焼の本家を探る【鯛の浜焼】
 鯛を丸ごと炊きあげる豪快な味【中・東予の鯛めし】
 いくつもの名前を持つ漁師料理【南予の鯛めし】
 伊予チャンポンと長崎チャンポン【チャンポン】
 魚の保存をわらにもすがる【簀巻き】
 南蛮料理「てんぷら」の分岐点【じゃこ天】
 フカは食うもの食われるもの【フカの湯ざらし】

第三章/愛媛たべものの真実
 緋の蕪のルーツはどこにある?【緋の蕪漬】
 古来から伝わる料理が瀬戸内に残る【イギス豆腐】
 おからからうまれた愛媛の味【いずみや】【丸ずし】
 笹かまぼこがルーツって本当?【宇和島かまぼこ】
 捕れたてと寝かした鯛、どちらが旨い?【瀬戸内鯛の刺身】
 奇妙な名前の普通の由来【せんざんき】

第四章/お殿さまが伝えた味
 長崎から伝わった南蛮菓子【タルト】
 食べる姿のしぐれていくか【しぐれ】
 伊予のぼて茶と松江のぼてぼて茶【ぼて茶】

第五章/縁起もののたべもの
 陰陽五行に関係のあるふくめん【ふくめん】
 鯛めんに鉢盛料理でご対面【鯛めん】
 タコと天神の意外な関係【タコ飯】
 松山に残る雛祭のお菓子【しょうゆ餅】【りんまん】

第六章/かつてあったこんな店
 道後名物は温泉だけじゃなかった【うどんのとしだ】
保健所立ち入り禁止の店【ラジヲ友広亭】
野球賭博でとんでしまった店【百味鳥】
名前勝ち?それとも名前負け?【ハルピン餃子】
大ネタ寿司に未来はあるか?【店名不明】
脱サララーメン哀歌【店名不明】

メッセージ
 たべものについて書くのは久しぶり。『やきとり天国』以来のことになります。
 もともと、食べることは大好きでした。大学時代から食べ歩きをはじめ、若いころはスリムな体型をキープしていたのですが、寄る年波には勝てず、次第にオーバーしていく体重計。ついには九十キロとなり、人からは「歩くエンゲル計数」といわれる始末です。
 ならば、居直って「愛媛のたべもの」を調べようと考えたのが、この本という次第。今までの食体験を踏まえ、食の歴史をたどりました。「愛媛のたべもの」の由来や歴史、うんちくを山盛り召し上がっていただきます。
 第一章は、「愛媛たべもの起源」。愛媛のお菓子やたべもののルーツと由来をさぐります。
 第二章は、「各地に伝え伝わる愛媛の味」と題して、交流や交易によって伝わった愛媛の料理の数々を説明します。
 第三章の「愛媛たべものの真実?」は、巷間伝えられる「愛媛のたべもの」の由来が本当かどうか、真偽のほどを調査します。
 第四章は、「殿さまが伝えた味」と題し、藩にまつわる「愛媛のたべもの」を集めました。
 第五章の「縁起もののたべもの」は、儀礼食や晴れの場の料理を中心に、信仰とたべものの関係を明らかにします。
 第六章の「かつてあったこんな店」では、今はない店の思い出を語ります。
 これらのテーマのもと、「愛媛のたべもの」の数々の秘密を、解明していきます。
 煩雑なデータを整理しようと、注釈と写真を多く用い、わかりやすいレイアウトを試みました。この本をご覧になった方々が、郷土料理について、いっそう興味を持っていただければ、何よりの幸せです。

「モンドえひめ」へ戻る  「土井中のすべて」TOPへ戻る