やきとり四都物語

 今治が焼鳥日本一の街であることは、マスコミなどに取り上げられ、すっかり有名となりましたが、焼鳥で有名なところが全国にあることは、あまり知られていません。

 まずは埼玉県東松山市。こちらの焼鳥は、豚肉、特にカシラ肉を使い、韓国の辛子味噌であるコチジャンをベースにした辛いタレがかかります。もともと、戦後に韓国の人が出した焼鳥メニューが話題になり、焼鳥屋がたくさん出店、組合もつくられています。

 北海道室蘭市の焼鳥も豚肉の正肉を使ったものですが、ここの焼鳥が変わっているのはネギのかわりに玉葱を使うこと。しかも、タレの焼鳥に洋ガラシをつけて食べること。

 わが今治市は、鉄板を使って焼くという特殊な焼鳥。また、鳥皮を中心としたメニューで甘いタレ。他の地域から訪れた方からは、想像していた焼鳥とは違うと、変な顔をされることがあります。

 福岡県の久留米市も焼鳥の町です。こちらは、馬の内臓を使った焼鳥があります。大動脈を使った「せんぽこ」、小腸の「だるむ」、舌の「たん」は絶品です。この地域で人気が高いのは、「豚バラ」の焼鳥でした。

 今治市も加えてこの四都市は、人口が約10〜20万人。変わった調理方法で焼鳥と称していること。人口に比べて焼鳥屋の数が多いこと。名物メニューがあること。老舗の存在があり、町ぐるみで焼鳥のピーアールにつとめていること。大都市が近くにあり、近年街がさびれてきつつあることなど、共通点が数多くあります。

 久留米市は、焼鳥日本一宣言を行い、毎年イベントも行っています。将来は、サミットも行いたいといいます。今治市は、取り残されてしまいそうですね。

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