ネットでいちばん売れた饅頭

 慶長7年(1604)藤堂高虎は、今治城を築き、海岸に沿って城下町をつくりました。その頃、大手門付近で「大手饅頭」とよばれる蒸饅頭を売る店があり、この饅頭は美味しいと評判をよんでいました。この饅頭は、藩主の好むところとなり、茶菓子として藩主御用達となったと伝わります。

 一笑堂さんは、約200年前にこの大手饅頭にさまざまな工夫を加え改良、水を用いない卵練りの製法で「鶏卵饅頭」と改称しました。卵で練ったやわらかく薄い皮の中には、練り上げた餡がいっぱい。小さくて食べやすく、幾つでもほおばれる味です。鶏卵饅頭の表面を巴形に焼いた「焼鶏卵饅頭」もあります。

 この鶏卵饅頭が2000年9月の楽天のネット販売で日本一となりました。
 楽天の共同購入というシステムをうまく利用して鶏卵饅頭の一個売りを行ったのです。そのため、販売個数が一位となり、2日で2万個を完売したのです。その後、他のお店でも1個売りやグラム売りという方法をとりはじめました。箱ではなく個数換算というからくりはあるのですが、全国の商品を相手にして堂々の一位に輝いたのです。

 昔の製法でつくられた伝統の饅頭が、インターネットで日本一になるのは、とても興味深い現象です。

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