さまざまに変化する今治弁

変化した今治弁

もとの言葉

今治弁
ゆがむ いがむ
ゆさぶる いさぶる
動く いごく
捨てる してる
茹でる いでる
植える いえる
お粥 おかい
いみ
いめ
油断 いだん
いび

 今治弁で目立つのは音便です。音便とは言葉の音が変化すること。撥音便以外に目立つのは「U」が「I」に変わるイ音便です。

 「歪む」が「いがむ」となり、「揺さぶる」が「いさぶる」となります。「動く」が「いごく」、「捨てる」が「してる」、「茹でる」が「いでる」、「植える」が「いえる」、「お粥」が「おかい」、「弓」を「いみ」、「夢」が「いめ」、「湯気」が「いげ」、「油断」が「いだん」、「指」が「いび」など、文字にすると変な感じがしますが、発音は表記のようになっていることもあります。

 「っ」のような詰まる音が変化する促音便もあります。たとえば「買った」が「こうた」、「戻った」が「もんた」など。

 動詞の語尾につけて強調させる「〇〇たい」という言葉もあります。甘いを強調する「あまたい」、嫌な様子を強調する「いやたい」、荒いを強調する「あらくたい」など。

 動詞や名詞を形容詞に変化させて意味を強調するものに「〇〇かましい」もあります。目がうるさい様子を「めめかましい」、狭苦しいようすを「せせかましい」、骨が喉に詰まった様子を示す「骨かましい」などがそれです。

 方言は生き物。時代により変化して、その地域にあった固有の言葉を創りあげるようです。

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