ゼーランディア城と今治城

 ゼーランディア城とは、台湾の貿易権益を独占しようと目論んだオランダ東インド会社が、1624年、現在の台南港入口に城を築いたもの。ゼーランディア城は、マニラとマカオの中間に位置していました。

 このゼーランディア城は、福建地方の海賊の首領で明の遺臣といわれる鄭成功が城を占領したため、オランダが台湾を放棄せざるを得なかったという事件が起こったため、日本でもよく知られています。

 一昔前の築城に関する書籍では、海水の堀をめぐらし、港と城の役割を果たす機能を持つ今治城は、台湾・ゼーランディア城を参考にしたと考えられていました。しかし、年代を比較してみると一目瞭然。

 今治城は、慶長九年(1604)に完成し、ゼーランディア城は1624年にでき上がっていることから、今治城をつくるために、未来に完成する城を参考にすることは、不可能ですね。

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