来島海峡の事故は春から夏に多い?

 海の難所として知られる来島海峡。潮流が早いことに加え、一日の船航数も約1000艘と多いうえに、潮流が西水道、中水道、東水道、来島の瀬戸という狭く湾曲した4つの水道を一日4回、方向を変え、流れていきます。そして、春の大潮になると直径10メートル以上の渦が巻き、下から上へ海水を湧きあげ、堂々たる潮音をあげるのです。

 また、夜間に地面から熱が放射され、地表面が冷却されるため霧が発生します。瀬戸内海では海水と空気の温度差が高くなるため、霧が多く出るのです。特に来島海峡周辺はこれにより、毎年、数十件の海難事故が発生します。来島海峡に霧が発生すると、視界が2000メートル以下の時は2万5000トン以上の巨大船の通行は禁止。1000メートル以下の時は危険物積載船の航行を禁止しています。

 来島海峡航行の安全のために灯台を八基、10個の灯標・灯浮標、5箇所の潮流信号所がありますが、現在は海上交通センターの設置により、海峡を安全に交通できるようになりました。

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