今治城づくりの話を聞かせて?

 高虎の家臣に名物男がいます。普請奉行の木山六之丞。この人物は人夫たちの志気を高め、仕事の能率をよくするために木山音頭を作りました。この音頭で自分のピーアールを図るところもほほえましい、やり手の人物像が浮かんできます。

   木山音頭
木山踊りと申するものは 手拍子足拍子太鼓の拍子
伊予の今治昔の頃は 織田の長浜 六丈が城で
時は慶長年間の事 藤堂高虎 世盛りの時
伊予の今治みすかの城を築き上げたるその名も高い
普請奉行に木山というて 色は黒いが知恵者がござる
木山六之丞はなぜ色が黒い 笠がこまいか横日がさすか
笠もこまない 横日もささぬ 色の黒いはこりゃ生まれつき
一度来なされ みすかの城へ 春は桜の名所でござる
堀は海水で周りを囲み 四方の城壁や 七十と二間
城の要害も堅固でござる 東側にはあの燧灘
北は渦巻く来島瀬戸で 西に廻れば近見の山よ
南側には蒼社が流れ 土手の並木は緑の松よ
夏の夜空に十五夜の月 盆が来りゃこそ 手足が弾む
三つの拍子がこぢゃんと揃て 老いも若きも皆出て踊る

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