映画やテレビに登場した今治?

 今治を舞台にしたテレビでは、今から20年近く前の話になりますが、NHK銀河ドラマの「海を渡って」がありました。主演は田中健さん・秋野暢子さん。舞台はタオル業界。ストーリーは、過去に理由ありの二人がタオルのデザインを巡って対決するというもの。都会対田舎という図式です。で、このデザインモチーフが狸。その当時でも古くさく見えたものでした。主題歌は松山千春。

 映画では素九鬼子さん原作の「パーマネントブルー」。監督は青春映画が得意だった山根成之さん。主演は秋吉久美子さん・佐藤裕介さん。舞台は大浜と無人島。ストーリーは過激派の女学生と高校生の淡い恋愛ものでした。

 両作とも今治でしっかりロケをしていました。ただ、テレビドラマは今治城の堀を港に向かって急ぐと桜井海岸に着くという、エイゼンシュタインも真っ青、地元では大笑いというシーンがありました。

 2003年、「釣りバカ日誌」でお馴染みの栗山富夫監督が今治地方を舞台に「ホームスイートホーム2」という映画を作りました。制作費のうち、出演者やスタッフのロケの際の食事代や宿泊費を地元で負担しますが、全国に今治が発信されるのはうれしいこと。

 最初は「釣りバカ日誌」へ来島のシーンを登場させたいと要請していたのですが、栗山監督が諸般の事情で松竹を退社。その経過で、今治ロケが実現したといいます。父親の病気により帰郷した主人公が高齢者介護のあり方や家族の絆を考えるというストーリー。撮影は、しまなみ海道、タオル工場、港、駅など今治の多くの場所で行われ市民も酸化しました。出演は、柴田恭平、石田えり、財津一郎、原日出子といったそうそうたる面々。加戸愛媛県知事も出演し、笑いを誘ったといいます。
 栗山監督は「里山、町、海、島がある。こんなに映像条件が整ったところはあまりない。現代版『東京物語』のようなものがつくれれば」と話し、シナリオライターの高橋正国さんは「夢のある老後が描けたら」といい、プロデューサーの福山正幸さんは「みんなが楽しみながら見れて、後に何かが残るようなものにしたい」と語りました。
 繁信市長は「東京では、今治の名前さえ知らない人が多いので、この映画で今治を全国に発信してほしい」と述べています。

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