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今治出身の巨人に東京大学総長に選ばれた故矢内原忠雄氏がいます。明治26年、矢内原謙一氏の四男として富田に生まれ、東京大学法学部を卒業。英米仏独に留学した後、昭和12年、東京大学経済学部教授となりましたが、日本の帝国主義的植民地政策を批判。軍部により、教壇を退かなければなりませんでした。 戦後、教壇に復帰。昭和26年、総長に選ばれ、32年まで在任。33年、名誉教授となりましたが、昭和36年、帰らぬ人となりました。矢内原氏は「キリスト教の信仰を持っていたからこそ、卓越した着想を得ることができ、勇気を持って研究成果を発表することができた」と語っています。 国際経済学会の理事長、会長として学会の発展に寄与しました。「日本の良心」「平和の使徒」と称され、権力に屈せず、自分の信念を貫いた矢内原忠雄という人が今治に育ったことを私たちは忘れてはなりません。 今治南中学校に矢内原氏の直筆による「自由世界」の書が彫られた碑が建っています。 |
