7月1日

朝、眼をさますと午前4時。日本では午後1時。もう一度、寝て起きたのは午前7時。飛行機で充分寝ているので眠いということはありません。
みんなで朝食。ビュッフェスタイル。日本人宿泊客が多いので、イタリアへ来ているという実感がまだ湧いてきません。ホテルはフロントがゆったりと取られ、近代的なホテル。惜しいのはホテルの前が工事中なので、景観は今一つです。
ミラノ市内観光で集合すると、現地係員のMr.是枝。風貌が日本人ぽくなく、名前もコレーダさんに聞こえるらしく、「日本語、お上手ですね」の声に是枝さん、絶句です。
バスに乗り込み、スカラ座の前へ。行く路すがら、建物の窓に綺麗な花が飾られてある。どこを撮っても絵になる風景。スカラ座は改修がはじまるらしく、近くの建物にスカラ座の正面図の書かれたテントが覆ってありました。ちなみにオペラシーズンは12月から6月。広場の前にはダ・ビンチの像がそびえています。

スカラ座からドゥオモを結ぶのがヴィットリオ・エマヌエレ2世アーケード街。1865年から77年にかけて作られた鉄とガラスのアーケードは絶品。時代を感じさせず、堂々。回廊のイメージを見事にとらえ、中央十字の天井にはフレスコ画が描かれています。ただし、日曜日なのでショッピングは不可。お店は閉まっていて、空いているのはBARと本屋さん、土産物屋さんくらい。
ミラノのドゥオモはゴシック建築の代表的な建物。135本もの尖塔が天をめざしそびえる大建築。この建築は1386年の着工から1858年の完成まで500年近くの年月を要しています。
中に入ると日曜日のミサが行われている。パイプオルガンの調べにのせて神父の歌声にあわせ、礼拝者の賛美歌が響いていました。ちょっと得をした感じ。ステンドグラスが美しくキリストの生誕や黙示録などの出来事を豪華に見せています。また、多くの人が蝋燭の火を灯しているのもロマンチック。
ドゥオモの前は大きな広場。ピカチューの風船を手にした人も。また、ドラゴンポールのTシャツも20000リラで売られていました。
ヴィットリオ・エマヌエレ2世アーケード街では念願のジェラードを食べました。2つで7000リラ。名前は忘れましたが、スカラ座近くのオープンカフェ。すこし甘めで濃厚な味。スティックタイプのクラッカーが刺さっていました。

次に向かったのが、スフォルツェスコ城。15世紀に建てられた城で、ミラノ城とも呼ばれています。ミラノ公ビスコンティ家の娘と結婚したフランチェスコ・スフォルツァが要塞として建てた城。中は美術館として使用されていて、目玉は城壁のミケランジェロの最後の作品「ロンダー二のピエタ」が飾られています。壕は水はなく芝生が生え、城の各所では修復が行われていました。
昼食はお城の近くのピツツェリア「デラ・スカラ」。入り口には色とりどりの食材が並べられ、食欲を増進させます。きのこのリゾットとミラノ風子牛のカツレツ。リゾットの米はインディカタイプ。やや固めでバター風味。ブラウンマッシュルームとポルチーニ茸が入っています。味が少し頼り無く、ここでもフンドーキン醤油が大活躍。お米と醤油はよく似合います。カツレツはパン粉の衣が薄く、ピカタのような衣。昔、京都の大学に通っていた頃、食堂で安いとんかつ定食があり、頼んだら、豚バラスライスに衣をつけたものだったことを思いだしました。暑い中を歩いての食事だったため、ビールが美味しい。一気に咽に流し込みました。オレンジジュースはというと、トマトジュースのような真っ赤なジュース。濃厚そう。しかし、飲んでみるとあっさりオレンジ味だそうです。

昼からはバスにのり、コモ湖へ。スイス国境の近く。バスで約1時間半程。車中ではうつらうつら。水への近くだから温度が低く、避暑には最適の場所。貸し切りのボートで湖の周りに点在する別荘を眺めます。ヨーロッパの王室、貴族、富豪たちの屋敷が美しい。水面を通る風が涼しく、優雅な気分に浸れます。10000リラ札に描かれているボルタ(ボルト)の屋敷も見ることが出来ました。
この地方はイタリアンシルクの産地のため、ファッションも盛ん。アウトレットの店ではネクタイやスカーフなどが安く買えますので、お土産には最適。ちなみにゴルチエのネクタイが29000リラ。スカーフも50000リラほどで買えます。ただし、日本円への換算が頭の中で把握できてないので、安い、ということがなかなか理解できません。
ホテルに帰って食事までのわずかな時間に街をぶらぶら。駅の方角は危険といわれたので避けると、日曜日の為、店は空いてないので、ショッピングが楽しめなかったのは残念。

夕食はミラノのリストランテ。夜の8時というのにまだ明るい。陽も沈む気配無し。レストランへ着くとイタリア人の中で日本人は私たちのグループだけ。庶民的な雰囲気。調理場横隣の細い入り口を入っていくと、中はひろびろ。気取らないリストランテです。隣のテーブルでは子供の誕生を祝ってのパーティ。カンツォーネ歌手らしき人やPAも用意されています。たくさんのファミリーが集まっていました。隣の人たちが興味深そうにこちらを眺めている。ツアーメンバーが立ち上がって「おめでとう」というと向こうも応える。国際交流の夜となりました。
強運親子の坂井さんのお嬢さんが誕生日だというのでケーキのサービス。甘いケーキでした。
食事の方はトマトソースのパスタ。手打ちのしこしこ麺。軟らかそうに見えたのに食べるとアルデンテです。トマトの味に癖がなく、大蒜も使っていない。するするとお腹に入ります。舌平目のムニエルはフランス料理と違い、庶民的な味付け。ムニエルというよりソテーという風。味は薄めでやや魚の臭いが強い。ここでもフンドーキン醤油が活躍します。醤油をかけると魚の臭いが気にならなくなり、薄味の料理にめりはりがつきます。デザートはパンナコッタ。赤いソースがかかっています。ややシナモン味。

リストランテから出てもまだ陽は明るい。午後の9時頃なのに・・・。
ミラノに来て、ショッピングができないのは残念。モンテ・ナポレオーネ通りのブランド店が楽しみだったのに行けませんでした。でも、日曜日ということで、イタリアではショッピングは不可。お店の休みは季節によって変わりますが、一般的には土曜日の午後、日曜日はお店はクローズ。お買い物を旅行のメインとしたい時は日曜日をはずして下さい。
テレビをつけると、小泉首相が映っている。NHK中心のチャンネルがあり、ニュースをメインとしたもの。ただし、声が聞こえない。他のチャンネルというと、映画中心のもの、ニュース、コメディ、テレビショッピングと幅広い。そうそう、「スターウォーズ」をイタリア語吹き替えで上映していました。

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