フィレンツェ

14世紀から16世紀のヨーロッパ文明の発祥の地であったトスカーナ州の州都フィレンツェは、歴史が当時のままストップしてしまったかのように思える街。花の都と言われ、川面に赤茶色の煉瓦で造られた町並みが美しい伝統の街です。
フィレンツェはルネッサンスが生まれた街で、ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ボッティチェッリが活躍し、ダンテが現代イタリア語を生むなど、文化が街の至る所に残されています。ルネッサンス当時のフィレンツェの風景が描かれているマソリーノのフレスコ画をカルミーネ教会のブランカッチ礼拝堂で見ることが出来ます。
フィレンツェがルネッサンスの街として発達した背景にはメディチ家を中心とする商人達の富みに支えられた自由な市民の都としての歴史があります。中世、フィレンツェはローマとミラノを結ぶ街道を活かし、毛織物を中心とした商業都市となります。そうした商人の中からスパイスと薬品で財をなし、ローマ教皇御用達のヨーロッパ最大の銀行家となるメディチ家が育ってきたのです。六っつの玉が目印のメディチ家の紋章はベッキオ宮殿やウフィツィ美術館などフィレンツェの至る所で見かけることができます。メディチ銀行の力でフィレンツェの通貨はヨーロッパ共通の通貨にもなったほど。

フィレンツェは高級手工業品の店が多く、革製品や金銀細工の店など伝統に裏打ちされたしっかりした製品が手に入ります。
この街には歴史的建造物や美術館はもちろん、街角のふとした光景からも、メディチ家の残した芸術の香が漂ってきます。

ドゥオーモ
1296年からはじめられ、1436年に完成。天才建築家ブレネッレスキの手により建てられたフィレンチェの象徴ともいえる建物。花の聖母堂とも呼ばれる白と緑とピンクの大理石で飾られたイタリアの代表的なゴシック建築です。
時間:10:00〜17:00
ウッフィッツィ美術館
メディチ家の集めた美術品が集う世界第一級の美術館。ルネッサンス絵画を中心にダ・ヴィンチやミケランジェロ、ボッティチェリなど多くの巨匠の作品が展示されています。
時間:9:00〜19:00 定休日:月
料金:12,000リラ
ミケランジェロ広場
フィレンツェ市内が一望に見渡せる広場。ミケランジェロの「ダヴィデ」像が広場の中央に位置します。おすすめは夕方から夜にかけての眺望。
ヴェッキオ宮殿
シニョーリア広場に面して建つフィレンツェ共和国政庁舎だった壮麗なゴシック建築の建築で、現在は市庁舎。ヴァザーリ派の絵画で飾られた2階は元共和国会議場でした。
時間:9:00〜19:00 定休日:日・水
料金:10,000リラ
シニョリーア広場
市の中心的広場。真中のブロンズ像はメディチ家のコシモ1世の騎馬像。他にダヴィデ像、ネプチューンの噴水など。現在も祭りや集会の場としても使われている。