家でつくる鍋料理

土井中流鍋の作り方

 鍋の季節である。外で食べる鍋もいいが、自分で工夫した鍋もなかなか乙なもの。そこで、土井中家で好評を博した鍋のつくり方をいくつかご紹介しよう。
 ただ、テレビの料理番組や料理本のように、きっちりした分量がよくわからない。このあたりは、味見が基本ということを頭において欲しい。もうひとつ、お願いしたいのは、ダシである。これをきっちりとらないと美味しい鍋には近づけない。昆布は必ず使って欲しい。少し目をつぶって、インスタントだしでもいいから、これは必ず使ってもらいたい。
 では、ふたつの鍋を紹介する。

●鴨のみぞれ鍋(雪見鍋)

[用意するもの]
 鴨肉スライス1パック(合鴨で充分)/東京葱/キャベツ/豆腐/
 醤油/日本酒/ダイダイ(ユズでも可)/大根おろし

 鍋にダシをとり、醤油で味をつけ、日本酒100ccほど(入過ぎないように)入れる。煮立ったら、鴨肉、小口に切った葱、2〜3センチにざっくりと切ったキャベツ、豆腐を入れ、しんなりなったらでき上がり。5〜10分も煮たら、充分である。ただ、アクをこまめにとること。隠し味として唐辛子を少々入れると、味が引き立つ。
 食べる前に、大根おろしを鍋に入れ(上に置くという感じ)、でき上がり。
 小皿にとり、ダイダイやユズを絞ってかけると、爽やかな味になる。

[キャベツ、大根おろし、ダイダイをかける理由]
キャベツは、水が出にくく、甘味があるため。白菜を使うと、鴨の味が出てきにくくなる。
大根おろしは、鴨の脂っぽさを中和させるため。
ダイダイやユズなどの絞りたては、香りが際立ち、旨味が増す。

●もやしたっぷり焼肉鍋

[用意するもの]
 牛ばら/もやし/葱/うどん/
 すき焼きのタレ/ゴマ/

 まず、鍋で肉を少し焼く。その上にもやし(我が家ではまず2袋)をたっぷりのせる。その上から、すき焼きのタレをかける。もやしから水分が出てくため、あまり入れ過ぎないように。もやしがしんなりするまで5〜8分待ち、スリゴマと粒ゴマを半々にかけると、でき上がり。残った汁にうどんをいれたり、ぴりっとさせるため、キムチをいれても美味しい。

 以上、これが我が家で人気の鍋です。どちらも値段はあまりかからない。特に、「もやしたっぷり焼肉鍋」は、もやしを食べると考えれば、本当に安くできる。
 ぜひお試しあれ。

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