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アメリカ大統領選は、ブッシュに決まってしまいました。これから4年間、あのモンキーフェイスを眺めなければならないかと思うと、うんざりします。これは、ライオンならぬ、ブッシュのアフガンハウンド首相にもいえることですけどね。 前々から、ブッシュは、クローネンバーグ監督の「デッド・ゾーン」に出てくるスティルソン上院議院候補役のマーチン・シーンに似ていると思っていました。映画で描かれるその性格や政治的嗜好も。 「デッド・ゾーン」は、交通事故で未来を予知する能力を身につけたジョニー(クリストファー・ウォーケン)が、選挙キャンペーンの集会でスティルソン上院議院候補と握手したため、未来をかいま見ます。その未来は悲惨たるものでした。上院議院は大統領となり、先制攻撃かどうかわかりませんが、核ミサイルの発射ボタンを押し、地球を滅亡に導くビジョンでした。ふとしたことから、未来を変えられる力を持っていることを知ったジョニーは、テロリストと化し、演説するスティルソンを狙います。しかし、スティルソンは、狙撃されないように子供を楯にとったため狙撃は失敗し、ジョニーは射撃されてします。死の前にスティルソンと対峙したジョーは、スティルソンのとった態度がマスコミで批判されたため、自殺を選ぶ彼のビジョンを見て、安らかに息を引き取ります。 ブッシュが、中東の平和のためと称して、核攻撃などのバカな行動をとらないことを期待します。もし、ブッシュがそういう行動を取れば、この映画は、未来を予知した映画といえるのでしょうか。
「未知への飛行」は、キューブリック監督の「博士の異常な愛情」と同じテーマ。米ソ間で起こり得る核戦争への危機をドキュメンタリータッチで描写しています。機器の異常でモスクワへ向かう水爆搭載機をいかに防ぐかがサスペンスを生み出します。結果、防ぎきれず、モスクワは火の海へ。モスクワが破壊された責任を取り、アメリカ軍は自らの手でニューヨークへ水爆を落とします。 苦い結末ですが、戦争のおろかさをよくあらわした映画です。特撮や大きな予算を使わず、進路を示すディスプレイやディスカッションでサスペンスを盛り上げます。 大統領は、ヘンリー・フォンダ。間違いから起こったおろかな攻撃を、くい止めるべく奮闘しますが、かないません。しかし、国際間で必要なのは憎みあうことではなく、話し合って理解し、最善をつくすことだということを、この映画は教えてくれます。 アメリカ大統領が、好戦的なブッシュではなく、ヘンリー・フォンダのような人だったら良かったのに。 |
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「デッド・ゾーン」 カラー・101分 |
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「未知への飛行」 モノクロ・107分 |