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現在は、大御所の俳優ですが、ジャック・ニコルソンにも、苦労に満ちた若き日がありました。
MGMでマンガ部門の雑用係に職を得ますが、それに飽き足らず「お茶と同情」の端役で映画デビュー。(未見なので、よくわかりません)そののち、AIPに映画を提供していたロジャー・コ―マンと知り合い、低予算映画にスタッフ、キャストとして関わります。
のちに、ミュージカルとしてリメイクされる「リトルショップ・オブ・ホラーズ」は、若いニコルソンが見られる貴重な一本です。僕の持っているビデオは、モノクロをカラーにしたもの。ロジャー・コーマンの本(持っていたのですが、5年ほど前に地元の図書館に寄付。しかし、名前も聞かれなかったし、書類もない。本も見当たらないものがある。どういうこっちゃ!)によると、「血のバケツ」というホラー映画のセットを利用して、たったの2日で撮影されたといいます。
ストーリーは、うだつのあがらない花屋の店員が、奇妙な花を見つけ、花屋に置くとと、なぜか店は繁昌。その花は、食人植物だったのです。花のために、殺人をしなくてはならなくなった店員の運命は、というコメディです。
ニコルソンは、歯医者が殺されてしまったため、代わりに店員の治療を受ける患者を演じます。「ペイン(苦痛)」という本を読むマゾヒストの役。エキセントリックにも演じられますが、演技の方はいただけません。ニコルソンが羽ばたくためには、もう少し時間が必要だったのでしょう。
「白昼の幻想」には、ニコルソンが登場しません。この映画の脚本を書いたのが彼というわけです。
ストーリーは、テレビディレクターのピーター・フォンダがLSDを体験し、その最中にあらわれる幻覚を描いたもの。原題は、そのものズバリ「The
Trip」です。他にも、デニス・ホッパーも出てきて、「イージー・ライダー」の練習のよう。そういえば、「イージー・ライダー」で、マリファナを吸いながら、弁護士役のニコルソンがUFOの話をするシーンがありますが、あれは全くのアドリブだったとか。さすが、もと脚本家の面目躍如です。ニコルソンはテレビの「モンキーズ」でも脚本を書いています。
「イージー・ライダー」の酔いどれ弁護士役で、ニコルソンは話題に登り、オスカーにもノミネートされました。この役は、「白昼の幻想」に医者役で出ているブルース・ダーンと競いあって得た役とか。「モンキーズ」で知り合ったバート・シュナイダーが、コロンビア映画と強いコネをもっていたため、ニコルソンが配給をプッシュしたため、弁護士役となったのでした。
そののちのニコルソンの活躍は、みなさん、ご存知の通り。いつかチャンスがやってきます。そのときを逃さず、チャンスの女神の前髪をつかまえましょう。
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