携帯電話と現代美術館(MOMA)
前回ニューヨークに来たときと最大の違いは、携帯電話の普及だと思います。

街角にも、いわゆる日本でいう「ドコモショップ」のようなのがたくさんできてましたし、実際みーんな携帯を持ってましたね。

信号待ちの間に家に電話をかけて「Hi! Honey.」なーんてホントに言うんだなと思いました。
ただ、わざわざ着信音を工夫するっていうようようなことで競いたがるのは日本人だけのようです。確かにアメリカ人でそんなんでうれしがっているような人は、いないような印象を受けました。
と同時に、あーんな不細工な本体で満足してるのも、アメリカ人ならではだなと思いました。どれもみんな同じ黒くて四角いやつなんですよねー。機能優先、無駄なものはシェイプアップしてそのぶん安くしろ、ってところでしょうか。

そんなことを考えながらMOMA(Musium of Modan Art)にいったとき、みーんな館内で携帯みたいなのを耳に当てながら作品に見入っていたので、なにしてるんだろーと思ってたら、実は作品の紹介・解説をしてくれる「インフォーマ」というものでした。借りはしなかったですが、たしかに現代美術はそんなのがなかったら分かりにくいですよね。僕もなんかここにはおみやげを買いに行ったようなかたちに、結局はなってしまいました。改装中のフロアがあって展示作品があまり多くなかったのもあるのですが...。

ただ、中にけっこう強烈な印象が残ったオブジェがひとつあります。
天井からつるされた巨大な球体、これは地球を表しているんじゃないかと思うんですが、その岩肌を思わせるでこぼこの表面に無数の鉄道が走っているというもの。線路が縦横無尽に走り、電車も様々な形のものが走っていて、もちろん踏切やトンネル、鉄橋を渡っているものもよく見るとあります。なんか存在感あったなー。




これが噂のオブジェ。
監視員の目を盗んで撮りました

エレベータを上がったところのホールに突然ぶら下がってます。
人と比べていただくと、その大きさが分かると思いますが、実物はさらに迫力がありました。