ジャムつくりのポイント
ジャムが、粘りのあるゼリー状になるのは、 ペクチン(粘り成分)、糖、有機酸の三つの成分が、 お互いに作用し合うためです。 この三つの成分が、一定の濃度になったときに良い製品ができます。 どれかひとつでも不足すると良い製品はできません。 そのため、成分が不足する場合は、 その成分を補ってやります。 成分で一番多いものは糖です。 製品中60〜65%を占めています。 ほとんどの場合、糖(砂糖)を加えます。 酸味の少ないものには、酸(クエン酸)を加えます。 ペクチンの少ないものには、市販の 粉末ペクチンを加えます。
★ジャム類共通の製造上の注意点★
  1. 原料は、十分色づいた熟したものを使います。
  2. 煮詰めの終わり頃にできる小さな泡は、 製品になっても消えないので、すくいとっておきます。
  3. 煮詰めの時間は、加熱を始めてから15分〜20分とします。 煮詰め時間が長いと、粘りが少なくなり、色や風味が悪くなります。
  4. 煮詰めのはじめの頃は、大きな泡ができ、ふきこぼれやすいので、 大きめのなべを使います。
  5. ペクチンを加えるときは、ペクチンの10倍の砂糖と、 20〜30倍の湯を加えて加熱し、 ペクチンを溶かしてから少しづつ加え、 「だま」にならないようにします。
  6. 保存に使う広口ビンなどは、蒸気に入れて蒸すか、 又は、鍋に水とビンを入れ軽く沸騰させ、あらかじめ暖めておいたビンに、 ジャムをいっぱいに入れ、すぐに蓋を固く占めておけば殺菌をしなくてよいようです。 ただし、パック時のジャムの温度が80度以上あることが条件です。
★煮詰め終了は、次のいずれかの方法で決定します。★
  1. ガラスコップに冷水を入れ、ジャムを一滴落し、 コップのそこまで固まったまま散らないで落ちる時点。
  2. ジャムの沸点が、105度になった時。
  3. 鍋の重さをあらかじめ量っておき、 加えた砂糖の重量を、0.6で割った値まで煮詰まった時。
資料提供 菅家さん