大水害の、記録資料

 資料を探していて、一番臨場感があったのは、神戸新聞記者であった「江見水陰」の、”星” 明治33年12月発売であった。
「別子銅山・変災視察録」として、記事になっています。知人から、国会図書館の、コピーをもらいました。
これは、以下の郷土史談の、99号・100号に、「江見忠功」の名前で、現代文で出ています。こちらの方が、読みやすいと思います。

 海南新聞(愛媛新聞の、前身)の、マイクロフィルム・コピーももらいましたが、解かりにくいです。


 「星」                               神戸新聞社  江見水陰

東豫風水害視察録                       海南新聞   五島竹次郎

 

益友 7巻 64号(S35・4) ああ悲惨であった別子の水禍     村上八郎

      66号(S35・6)      仝       (2)

      67号(S35・7)      仝       (3)

郷土史談  84号(1982・7) 明治32年大風水害の資料について(1) @愛媛県警察史

                                      A別子銅山水災詳報

      85号(1982・8)     仝           (2) B愛媛県議会議事録 第58回

                                      C記録小説「四坂島」上  木本正次

      86号(1982・9)  明治32年大風水害遭難者慰霊法要 (城下)

      88号(1982・11) 明治32年大風水害の史料収集を終えて     村尾利尾

      99号(1983・10) 溺死33霊慰霊法要 (仁尾)

                   別子銅山大水害の記録(上)  江見忠功  1報―6報

     100号(1983・11)    仝       ()         7報―10報

     169号(1989・8)  明治32年水害記録補集    喜代吉栄徳  秋葉家・廣瀬家文書 関川

     182号(1990・9)     仝       (1) 佐野茂    新居浜村

     183号(1990・10)    仝       (2)

新居浜史談 228号(1994・7) 水害後の作況伺い        喜代吉栄徳

      252号(1996・8) 別子銅山風水害資料収集管見(2) 芥川三平 江見水陰「星」の本

                   ああ悲惨であった別子の水禍  村上八郎 ・・益友より読み易い

      253号(1996・8) 別子銅山風水害資料収集管見(3) 別子山村郷土史

      254号(1996・10)   仝         (4) 関川

      255号(1996・11)   仝         (5) 妻鳥良諦師 聞き書

      257号(1997・1)    仝         (6) 土居・八坂神社

      258号(1997・2)    仝         (7) 新居浜村役場

      260号            仝         (7)? 32年洪水及び過去

      261号(1997.5)    仝         (8) 過去の水害

      262号            仝         (9) 明治17年大暴風

      263号            仝        (10)     仝   続き

      270号            仝       (補遺1) 住友本店文書課 考課状

      279号            仝       (補遺2)     仝   続き

      280号            仝  (2)(補遺)         仝   続き

      281号            仝       (補遺3)     仝   続き

      

 以上の、益友・郷土史談・新居浜史談は、新居浜市の、別子銅山記念図書館に、あります。


 一般の本では、明治32年8月28日の、別子銅山の大水害により、旧別子から撤退して、新居浜に移ったと、簡単に書かれている事が、多い。
別子銅山、283年の、歴史の中の、1ページなのかもしれないが、皮肉にもこの災害により、予定より早く、新居浜が発展するきっかけにもなった。
興味のある方は、図書館で閲覧して欲しい。貸し出しは出来ないが、コピーによる持ち出しは、可能である。