導水路の水

 

 導水路は、幅130Cm 深さ130Cmであるが、どれ位の水が流れていたのだろうか ?
答えは、導水トンネルにあった。水は、鉄分を含んでいるのか?
トンネル内に、くっきりと残っている。 その高さは、85Cm。

 幅130Cm 深さ85Cm で、毎秒1.197t流すと、秒速1,083m
時速にすると、約3,9Kmになる。
人間が歩く位のスピードで、導水路に水は流れていた事になる。

 これは、四阪島に送電していた、最大4800Kwの時の事であろう。
しかし、最大出力が可能な日数は、年間180〜270日程度であったといわれている。
渇水期には、出力が1/4 〜1/2になったので、水量は、導水トンネルの跡より、少なかったと思われる。