製氷・水車小屋

 昔見た、水車小屋を見てみたいと思うようになって来ました。
地元の公民館に行ったり、いろいろな方に聞いてみましたが、ありませんでした。
 水車の近くに住んでいる親戚の方に相談しましたら、探してきてくれました。
昔、ここの、社長をしていたという方を、知っていて訪ねてくれました。
当人は90歳を過ぎる高齢でしたが、家族の方が見つけてくれたようです。

  こんな感じでした。

   

貴重な写真です。 

  内部写真

 カラー写真ですので、そう遠くない昔の時の写真だと思います。
このアルバムの中に、92と言う数字がありましたので、1992年前後だと思われます。
内部の写真を見ると、もう水車の動力は使っていないようです。
 電気のモーターの動力で、動いていたのでしょう。
科学博物館に展示しているアンモニア圧縮機とも違います。 新しく入れ替えたのでしょうか ?
モーターに、8本ものVベルトが掛けられています。30馬力の水車の代役でしょうか。
しかし、機器のレイアウトを見ると、以前は、水車の動力を使っていたようです。
 いつの頃からか、電気モーターに変わったのだと思われます。
豊富な水力を使わなくても、電気の動力を使えば、ここ”泉川”でなくても、氷が、作れるようになったという事です。
     これ、大事な事です。
 街中でも、漁港でも、電気を引いてくれば、氷が作れるようになったのです。
よって、水力で氷を作って、「氷を使い、魚の新鮮な状態を保つ」 当初の目的から外れてきます。
この時代の流れに遅れて、東予製氷は、消えていく運命になりました。

 もう少し詳しく知りたい方は、新居浜市別子銅山記念図書館で、「郷土史談 No.248]に、
”氷会社の水車が消えた”で、高橋達雄さんが、書いた記事があります。