インプレッション

 0,6Kwのモーターで、公道を走れるのか ?
危惧に終わりました。結構、流れに乗って走れます。 これなら、実用になります。
自動車税が、年間¥2,500。 自賠責は、原付。任意保険は、ファミリーバイク特約。
と、経済的には、うれしい。
 まあ、これも台数が少ないから、見逃されている気もします。
昔(10数年前)、四輪駆動車がブームだった頃、
キャンピングカーに改造すれば、8ナンバーとなって、税金が安くなった時がありました。
思った以上の車が、改造申請して、節税した為、あわてた国は、段階的に自動車税を上げていきました。
結果は、1ナンバーで乗っていた方が安くなって、キャンピング仕様の車は、激減しました。
税金は、「取りやすいところから取る」 これ、鉄則です。
 燃料で言えば、軽油は、運輸業界からの、反対があって消費税は、軽油本体にしか、かかっていません。
個人使用の多い、ガソリンは、ガソリン+ガソリン税に、消費税が、掛けられています。
税金である、ガソリン税にも、消費税が掛かっているのです。
TAX on TAX という、矛盾した税金です。 石油業界は、これに反対しています。
まあ、取りやすい所から取るのが、税金でしょうから ・・・
 ぼやいていても仕方ありません。
ミニカーの、台数が増えてくると、今有る、特典も減ってくるかと思います。


 一言で言えば、ミリューは、原付のオートバイに、フルカウルのボディーを付けた車です。
暖房は無いし、冷房も無い !!   雨風しのげる、オートバイと思えば、長く付き合えると思います。
 寒い時は、コートを着て乗ればよい。ホッカイロも、良いかもしれない。
自動車用の、電気毛布と言う手もあるが、限られた電池のエネルギーを使うから、航続距離が短くなる。
 暑い時は、窓を開けて走ればよい。 20年前まで、乗用車も多くは、そうしてた。
40年前は、クーラーの付いている車は、少なかった。 見栄を張って、窓を閉めて走ったこともある。
いまでは、軽トラにも、多くの車に、クーラーが付いている。
 自然体で行きましょう。 ミリューは、エコ な車なんです。

 同型車に、50ccの原付のオートバイを改造したアビーがあります。
フルカウルで、屋根が付いていれば騒音も大きいでしょう。
特筆できるのは、ミリューは、信号で停車している時の、静かさでしょう !!
 当然ですが、静かです。(ミリュー本体からは、無音 !!)
隣で停車している、レクサスのエンジン音が、大きく聞こえます。
ミリューは、この時は無音ですから、そうなります。
しかし、本当は、レクサスに乗車している方は、防音された車内では、もっと静かなはずです。
ミリューは、軽量化の為、ボディーは、FRPで、防音なし。しかも、窓は、アクリルです。
「レクサスは、都会の騒音の中でも、ドアを閉めれば、そこは、個室といえる空間になる防音を備えています」
しかし、大自然の中に置くと、ミリューの勝ちです。ファンベルトの音もしません。

 これは、使っている方の価値観でしょう。


 走り出すと、印象は一変します。 モーターの音は、昔の総武線の電車のごとく、ウナリをあげてスピードが上がってきます。
昔の通勤電車に乗っている感じの音です。 でも、それも、良い感じです。
ボディーを軽量化しているので、足回りのバタつきが気になります。
重量が、240Kgですが、21KgX4個のバッテリーが、運転席の下にあり、低重心です。
コーナーでも、思った以上に安定しています。
友人に乗ってもらいましたが、「マツダのロードスターのハンドリングに似ている。」 と言っていました。

 使い方では、良い友達になれると思います。
近所の買い物とか、近距離の通勤ならば、ミリューで、十分です。
ただ、少し遠出しようとした時は、悩みます。
ミリューは、航続距離40−50Kmです。電気が無くなれば、10時間充電しなければ、帰ってこれません。
ガソリンエンジンのアビーならば、ガソリンスタンドで、2リットル。ガソリンを入れれば、帰ってこれます。
 私は、いつも言っているのですが、電気自動車は、100%自分の力で走ります。
ガソリンエンジンは、ガソリン1 に対して、無料の空気15を、混合して走ります。
これが、ガソリンエンジンの、有利さです。
 もし、ガソリンエンジン車が、酸素ボンベを積んで走らなければならなくなれば、電気自動車が有利になるかもしれません。