黒瀬ダム

 水は、命の根源である。 これに、異論を唱える方は少ないと思います。
現在、愛媛県松山市は、水不足に悩み、西条市の黒瀬ダムからの分水の、署名活動をしていると聞きます。

 かつて、シルクロードのタクラマカン砂漠にあったローラン王国。 ロブノール湖の周囲に栄えた国だったようです。
水の流れと共に、都を移転しましたが、湖の消滅と共に、ローランは、砂漠に消えました。

 明治・大正・昭和と、松山市は、栄えて来ました。 しかし、高い山を持たない松山周辺に、愛媛県人口の半分の、
80万人を抱える都市に成長させてしまい、慢性的な水不足に陥っています。
幸いなことに、現在は高速道路も愛媛県に走っています。移動時間も、昔の比ではありません。

 そこで、提案です。松山市役所は、松山に置かなければなりません。(当たり前の事です)
しかし、愛媛県庁は、愛媛県内にあれば良いのです。
私は、水のある、西条市に愛媛県庁を移転しても良いのではないかと思っています。
西条市から、分水してくれ!! と、署名運動をするくらいなら、県庁を西条市に移転すれば
職員・家族・出入りしている業者等 結構な人数が移転するはずです。
これで、松山市の水不足解消しますし、東予にある西条市も活性化するはずです。  WIN・WIN です。
松山市の交通道路情報センターも、渋滞が減り「県庁から空港までの時間」をラジオで知らす必要も減るでしょう。

 しかし、松山市長さんは、頭を抱えるでしょう ネ。
松山市に、県庁は、残しておきたい。 でも、水も、欲しい。  で、署名活動をしてでも、・・・・水が欲しい。
ダダッコが、あれも欲しい。 これも、欲しい。 でも、すこしでも、取られるのはいやだ !! と言っているのと同じです。

 ちょっと、過激な意見だったかもしれませんが、本当に、松山市民が水が必要なら、
署名運動する以前に、それくらいの覚悟が必要でしょう。


 2010年7月の愛媛新聞では、黒瀬ダム上流の保安林に松山市から協力しようとの記事がありました。

 愛媛県からの、補助金をなくしておいて、分水反対に、固執している西条市に、負担させよう。 と、言う内容です。
追加して、松山市の水源確保の財源を松山市以外にも、適用できるようにしたい!! との、事です。
ストレートに言えば、言えば、愛媛県から、出なくなった西条の黒瀬ダム上流の整備資金を、
松山市民が出してやるから、水をくれ !!  人の、足元を悪くしておいて、困ったら救ってやろう !!
 でしょう。
 今年の後半には、愛媛県知事選挙があるかもしれませんが、ここに、現・松山市長が出てくると、ややこしくなりそうです。