千町 棚田 (senjo tanada)



 国道194号線 西条市の加茂地区にあります。(右下の道路が、R194)
ここも、高齢化して来ている様で、耕作放棄地が、目立ってきています。
立派な石積みの棚田ですが、耕作放棄地は、草木が伸び、先人の努力を無視するかのように、元の山に帰ろうとしています。
 別子銅山は、鉱石を採るために亜硫酸ガス等により、草木の生えない地になり、災害も起きるようになりました。
伊庭貞剛は、「もとの青々とした山に戻さなければならない」と、大規模な植林をして、別子は、昔の山に戻ってきています。
 両者、条件は異なりますが、人間が手を加えたものは、元に戻される。 自然の力の大きさを感じます。 
                                                    が、 ・・・ 棚田は、残って欲しいです。

千町棚田へ行くのは、西条市から国道194号線を高知方面へ走って行き、
 左折して、山へ上がっていきます。

 最初に、眼に入ってくるのが、元郵便局の建物
 なんと、3階建 現在、廃局のようです。

 次に、棚田の入り口で、迎えてくれるのは、
 ずいぶん、高いところまで来ました。

  良いですネ。この風景。

  林道を走り、棚田の全体が見えるところまで行きました。
ミゼットIIも頑張ってくれました。 四国の林道は狭いですから、四駆の軽トラが、適しています。(ジムニーが、ベストですが ・・・)

  林道の、終点を目指し進みます。
こういう所で、ドリップコーヒーなんて、贅沢な気分になれそうです。 
 次回来る時は、持って来たいです。 この林道は、毎年、数百mずつ、延長されているようです。

 終点まで行って、引き返しました。
 耕作放棄地

 救いだったのは、耕作放棄地の中に、地元の農業高校が、狭いですが、棚田を守っている所があった事です。
 
 「地域と共に90年 新たに刻め 伝統を」  愛媛県立西条農業高等学校 の旗が立っています。
若い力で、日本の農業を、守ってください。 思わず、エールを送りたくなりました。

 本日の、お気に入りの写真です。
 青い国・四国