今の世は、便利な道具が一杯ある。 自動車はオートマチックが殆どになり、雨が降ればワイパーは自動で動くし、暗くなればライトは自動で点灯するし、運転をする人間はハンドルとアクセル、ブレーキ操作ができれば誰でも運転できる車さえある。 更に、走行中に前車との車間距離を自動で一定に保ったりブレーキ操作をしてくれる便利な自動車まである。 だから
狭い道では、例えすぐ後ろに余裕があっても絶対に下がらない。 どんなにユックリと走っていても、そして長い長い行列が出来ようと、決して道を譲らない。 運転中は携帯電話で他人とのコミュニケーションを怠らない。 これが現実。 人間は、オートマチックとかが無かった頃、今よりは思いやりのある運転をしていた。 交差点では、ギア操作と方向指示器の操作、アクセル、クラッチと忙しく手足、目を動かしていた時の方が、「規則」が守られていたのはなぜだろうか。 人間は、便利な道具を使い始めると考える事を止め、知能が低下するのだろうか。 いや、確実に知能が低下している。 そして確実に能力が向上しているのは、自分中心に物事を考える能力。 どんな事も他人の責任にし、自分は何もせず正しいと言い張る人間。 だから責任は誰にも存在しない。 だから何もかわらない。 これが、人間と言う生き物の社会・・・ どうでもいい事だけど・・・・ |