昔作ったマイコン HITOM−8

1973年 トラ技の記事を参考にして作りました。右の端の基板にはICが3個刺さっていますが、これが当時最先端のスタティックラム1101Aです。

256ビット(32バイト)で1個6000円から7000円で買いました。薄給の身では大変な買い物でした。

記事の回路を基本にメモリーを増やし、7セグLEDの10進出力表示回路、磁気テープ録再インターフェースも付けました。

左に写っている紙はコーディングシートです、プログラムするにはスイッチをぱちぱちして、その都度1語ずつメモリーに書き込みます。

電源を切ると消えてしまい、大変なので、テープ装置も作りました。

 

右の装置がデータ録再装置です。

ジャンクのテープレコーダーユニットで作りました。

当時はプログラムを記録したりロードしたり出来ていたんですが、今は壊れて動きません。

何しろ30年以上前の物ですから。

 

HITOM−8を上から見た写真です。

束になってる配線は電話工事の現場で切れ端を貰ってきたものです。

単芯線なので製作中に何度も切れ、その都度どこが不良か分からず苦労しました。

右下の茶色の基板は電源部です。

 

HITOM−8サイドビュー

基板はテープを張り塩化第2鉄でエッチングして作りました。

両面ガラスエポキシ基板となっております。通販でジャンク品を大量に買い込み、切断して作りました。

30年以上前の物ですが、スイッチ、基板の接触不良を直すとちゃんと動きました。

低速クロックで動作している状態の動画です。

上の8個のLEDはプログラムカウンター、下の8個はアキュムレーターです。

左の3桁7セグLEDはハードウェアーで2進数を符号なし10進数に変換して表示しています。

ルートの計算プログラムも作りました、10のルートは3、15のルートも3ですが。

実用には全くなりませんが、一応ストアードプログラム方式(ノイマン型)のれっきとしたコンピューターです。

エニアックより凄いんです!!