燕岳、槍ヶ岳縦走

２００９年８月１６日〜２０日

私がいつも参考にさせていただいている山のエキスパートkyoさんやエントツ山さんが

登られた槍の記事を読んで俄然行きたくなってしまった。

まったく、すぐ影響されるんです。

１０年ほど前に一度登った槍ヶ岳だが、そのときは上りも下りもすべて雨

山荘も山頂も我一人と全くおそまつな結果だったのだ、よーし今回はリベンジじゃ〜！

今回歩いたＧＰＳ軌跡です。

車は前泊した穂高駅近くの”ビジネスインあづみ野”に置かせていただき

穂高駅前５時５分発のバスに乗ります。

６時に 中房温泉に到着そして出発。

第一ベンチです、水はここで汲んでおきましょう。

資料では合戦小屋にも水場有りとなっていたが無料の水は無かったです。（有料ペットボトル）

合戦小屋です。

（注）トイレはタダですがタダの水は有りません。

名物すいか　１/８切れ　８００円

しかし、このスイカとってもおいしかったのだが１０分後には登山道の肥やしとなってしまった！

昨日買ったサンドイッチ、常温保管し今朝食べたのだがこれが悪かった！

下痢に嘔吐、おまけに足の筋肉が痙攣する。

１時間の行程を３時間以上かけ、必死でたどり着いた燕山荘。

今日はやむ無くここに泊まる事にしよう。

天気最高、されど体調ぜっ不調。

でもがんばって燕岳は登っときました。

コマクサ畑に奇岩の連続、一見の価値あり。

山頂で録った動画（５．２ＭＢ）です。

燕山荘テン場。

燕山荘夕食

無理して食べたが夜中に戻してしまった！

なんと、もったいない。

夕食の様子。

燕山荘朝食、まだ少し気分が悪かったが全部食べる。

少し吐き気がするが朝の空気は気持ちが良い

槍に向かっての縦走路。

もうとっくに時期が過ぎているのだが、まだがんばって咲いてくれているコマクサ。

喜作新道　大天井岳手前。

喜作レリーフ。

この方がこの道を作ったそうです。

大天井ヒュッテが見えてきました。

ここでアイスクリーム３００円を食べた。

西岳手前、遠くに見えるは穂高。

絶景、槍が岳。

向こうに見えるはヒュッテ西岳。

東鎌尾根です。

こんな梯子や階段が連なってる。

しかし、登山道の整備は行き届いてます、さすがは表銀座、危険な箇所はありません。

昼寝、雨宿りを含み１０時間かかってやっとたどり着いたヒュッテ大槍。

今日はここに泊ります。

夕方までには体調も幾分回復。

ヒュッテ大槍の夕食、結構豪華でワイン付そして美味しい。

近くの人のワインをもらって結局３杯も飲んでしまった。

ヒュッテ大槍の朝食。

みかんジュース付。

ヒュッテ大槍を６時に出発。

７時前に槍に登り始めました。

上る途中の景色、高度感たっぷり。

槍ヶ岳山荘は巨大です。

最終の梯子、上り下りそれぞれ専用があります。

良く整備されてます、不安感まったくなし。

山頂は渋滞してました、下記の動画をご覧ください。

山頂で録った動画（１３．３ＭＢ）

奥に見える小屋が昨日泊ったヒュッテ大槍、手前右は殺生ヒュッテです。

槍ヶ岳山荘テン場。

８時槍が岳山荘発にて飛騨沢を下ります。

強烈な日射に風無し、３０分も歩くとなにやら様子がおかしい、脈拍が上がり体温が上がり動きが鈍くなってきている。

熱射病の兆候か？なら冷やす、タオルに水をたっぷり含ませ、腕、肩、胸、背中、足（ズボンの膝の部分）、をビチョビチョに濡らし

帽子にも水、そして濡れタオルを首に巻きます。

これで一気に体温が下がり体調も回復、後は快調に下ることが出来ました。

まる！

最終水場、下りの場合は最初の水場です。

槍平小屋テン場です。

水場で休みどころに有る 藤木レリーフ

穂高平小屋牧場

穂高平小屋、かき氷が美味しかった。

うんざりバカ長い林道を下り、新穂高温泉で３時５５分のバスに乗ることが出来ました。

そして着いたのが今夜の宿、平湯温泉平湯館。

一人でも泊めてくれる所は少ないです。

風呂良し、食事良し、そしてまあまあお安いです。

お勧めの宿ですね。

翌日は８時４５分平湯発のバスで松本へ、そしてＪＲで穂高駅へ戻り車でＰＭ８時過ぎには家に帰り着きました。

以下はＧＰＳ軌跡をカシミールでプロットしたものです。

中房温泉〜燕岳

燕山荘〜ヒュッテ大槍

ヒュッテ大槍〜新穂高温泉

きじ撃ち

急な差込で適当な場所を探す余裕も無く登山道脇に荷物をおっぽり

ハイマツの茂みにしゃがむ、

道からすぐ近く、登山者の声が聞こえる。

あら、こんなところにザックが

きじうちだよ、ほれ！

皆さん見ない振りしてやり過ごしてくれます。

こちトラはカッコ等気にする余裕まったく無し！

うーんと小声で唸りながら、必死のオペレーション！

でした。