意識
2005/8/24 うんむらふま
意識
1 所定の瞬間の人間の知覚、考えおよび感情はその人間の意識を構成する。精神異常状態は、精神の機能が変更されたように見える場合に存在すると言われているか、あるいは人に状態を経験しうる。睡眠と夢のようないくつかの精神異常状態は、皆によって経験される;他のものは、薬の瞑想、催眠あるいは使用のような特別の状況に起因する。
2 私たちが身体内に、および環境で起こっていることに気づいているように、意識の機能は私たち自身と私たちの環境をモニターしており(a)、それらが外部の世界の出来事で調整されるように、(b)私たちのアクションをコントロールしている。意識に影響を及ぼすすべての出来事は、与えられた瞬間の私たちの意識の中心にあるとは限らない。個人の出来事および蓄積された知識の記憶(それらはアクセス可能だが、現在人の意識の一部ではない)は、思い出せる記憶と呼ばれる。たとえ私たちがそれらの知覚に気づいていなくても、振る舞いに影響する出来事は、私たちに潜在意識的に影響を及ぼす。
3 (−それ)精神分析学的理論によれば、それらが抑制されたため無意識なものに転換され、あるいくつかの情緒的に痛い記憶および衝動は、利用可能ではない。たとえそれらが、夢、不合理な振る舞いおよび言い誤りによって間接の方法でのみ意識に達しても、無意識の考えおよび衝動は私たちの振る舞いに影響を及ぼす。
4 自動についての概念は、自動車を運転するようなその最初に必要な意識的な注意をレスポンスの慣習作用に委託する。 5 睡眠は、一つの意識の変性状態であり、睡眠の状態や深さにおいて一定のリズムが見られる。これらのリズムは脳波形     (EEG)によって研究されている。脳波のパターンは、睡眠の深さの4段階(NREM)に加えて、急速眼球運動(REM)      という5段階目があることを示す。これらの段階は一晩中交互に現れ、夢はREM睡眠期に多く生じる。
6 睡眠の拮抗過程モデルは、二つの対立する過程(ホメオスタシス的欲求と時間依存覚醒過程)は相互に作用し、眠りに入る傾向と目を覚ました状態でいる傾向を決定しているとする。私たちが眠くなったり目を覚ましていたりするのは、これらの力学に依存する。睡眠不足、不眠症、ナルコレプシーおよび睡眠時無呼吸を含む様々な睡眠障害がある。
7 フロイトは、彼らの明白・潜在内容を識別し、かつ、夢が見せ掛けの希望であることを示唆して、夢に心理学の原因が起因すると考えた。その他に、夢を大脳が睡眠時に行う情報処理の繁栄とする理論もある。近年は、夢は個人の考え、関心などを反映する認知的過程とする理論も出てきている。
8 瞑想は、ヨガや禅のような決められた手順や実践に従うことで意識を変える試みをいい、注意の対象を非常に限られたものに限定するなどの方法がある。快適な、軽度に意識が変性した神秘的状態に似た状態、心身とともに弛緩した、外界から隔絶された感覚を覚える。
9 催眠は、被催眠者が催眠者ならびに催眠者の暗示に注意を集中した反応状態である。催眠へのかかりやすさは人それぞれであるが、ほとんどの人はある程度の被暗示性を示す。催眠状態では、運動面の制御が強められたり減じられたりする、後催眠健忘により記憶が歪む、年齢退行、陽性・陰性の幻覚特徴的な体験を生じる。催眠の有益な使用法に、痛みの軽減がある。
10 精神活性薬は意識と気分を変えることを目的に使用されてきた薬物で、それらは、アルコール、精神安定剤および吸入剤のような鎮痛薬;ヘロイン、モルヒネのような麻酔薬;またアンフェタミン、コカインなどの興奮薬;LSDとPCPのような幻覚剤;またマリファナ、ハシシュのような大麻がある。
11 精神活性薬を繰り返し常用すると薬物依存の状態に陥り、耐性、離脱、強迫的使用などの状態を示す。薬物乱用は、依存の状態にまで達していない人が、重大な問題を生じさせているにもかかわらず、その薬物を継続的に使用している状態を指す。





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