JARVIS 通信4月上旬



4月10日(月)
 今日から復活である。調子はいまいちだが、授業を何とかこなす。しかし、学生の方もたいへんなようで、一週間の遅れを取り戻すために結構無理をしているようである。今日の正課の授業は2人しか来なかった。ま、日本語の授業は必須ではないし、単位そのものは取りやすいから手を抜かれたのかもしれない。いずれにしても、小人数なので、補講などの小回りは効く。若干テストまでは時間があるので、何とか手を打とう。
 

4月9日(日)
 水道は回復したが、結局この一週間大変な目にあった。予告なしにカフェテリィアが閉まり、しかも水の心配をしながらの生活は身体に良くない。ここ数日、結構寒い日が続いたいることも調子がいまいちの理由かもしれない。日本語の授業はそれなりにヨダキイが、人と話すことは精神的な健康維持の条件である。しかし、カレッジの中を散歩すると実に土日は閑散としている。やはり学生のいない学校はつまらないものである。
 

4月8日(土)
 今日ようやく断水状態が解消した。約一週間断水状態が続いたわけだが、とにかく来週にずれ込まずにホッとしている。ちょうど一週間ぶりに風呂に入って散歩に出たが、その後、何となく緊張が解けて寝てしまった。勉強もボチボチである。
 

4月7日(金)
 今日は水の配給がなかった。雨が降ってきたのでヤッターと思ったのだが、上から水が落ちてこない。やはり一時的な雨では補給は無理か。そんなこんなで NEWSWEEK の単語の整理を何とか終える。難解か打ち返したりもしたが、何度も出てくる単語以外は覚えない。一度重要単語を絞り込んで見ようとも思う。エクセルは結構役に立つ。
 そんなこんなで、勉強を終えてインターネット明けてみたら驚いた。異常に [伊藤和典公式HPの掲示板(ワイヤードの方)] が盛り上がってしまっているのである。これでは私自身のHPの更新もままならぬ。外国語の勉強に時間を取られて本を読んでいない私としては、知らない人の名前が多すぎる。ま、何とか相手に聞きながら返答を考えよう。また、メールの方も珍しく私のHPを見てくださった方から「法論理学」についての感想を頂いた。いずれにしてもありがたいのではあるが、ちょっと今パワーが出ないという感じである。とにかく、返事を書こう。
 

4月6日(木)
 再び断水状態が続いている。夕方になって、水の補給をしてもらえたので、ホッとしている。これで、ぎりぎり日曜日までは持たせることが出来そうだ。が、このような状態は精神衛生上良くない。好きなアニメが見られれば少しは救われ得るかもしれないが、私はビデオを持っていないのである。食事も正直言ってろくなものが食べられない上に、量が限られる。大分に帰って鳥天を食いたい気分である。かようなわけで、勉強も思いのほかはかどらない。現在 NEWSWEEK を読んでいるのだが、単語力のなさはいかんともし難い。それでも、それなりに読めないことはないのだが、これじゃ英語力がいまいち上がらんのも理解できる。大分に帰ったら、単語の記憶に集中しそうだが、これは日本でもできる。
 

4月5日(水)
 朝、エドワードさんのところに話に行って飲み水をもらえるようになる。幸いにも、一時水道が回復したのでトイレ用の水を汲み置きする。ただ、この水はひどい油混じりの赤水で洗濯にも使えない。夕方にはまた断水状態になったが、あの水はうちのカレッジの地下水だったかもしれない。いずれにせよ、断水の後は水が濁っているのが常なので、長期間の断水の後はあんなものだろう。これで水は何とかなりそうだが、問題は食べ物である。水があるとはいえ料理が出来るほどではない。ポテトチップスか缶詰に頼ることになるが、まさに非常食で食いつないでいる感じだ。ともかく、水道が早めに回復してくれれば安心することは出来る。
 

4月4日(火)
 ついに非常事態である。聞くところによると、水道管が破裂、復旧には一週間前後かかるそうだ。食堂も昼で閉まってしまった。食糧はあるのだが、水がないと食べられるものが限られる。幸いにも、給水車が出動してトイレの水のめどがついたが、今度は飲み水である。食堂が閉まるとは思わなかったので、後手に回ってしまった。明日カレッジに出て、対策を検討しよう。誰もいなかったら、Statser さんのところに助けを求めるしかあるまい。うちには飲み水はボトル一本しか残っていないが、なぜかビールが多量に残っている。缶詰はたくさんあるが、果物や野菜の缶詰が役に立ちそうだ。来週の月曜日までカレッジは動きの取れない状態だが、死にはしないだろう。問題は食い物がないと勉強が出来ないということである。ただひたすらテレビを聞くというのも悪くはないが、何となく勉強した気にならない。とにかく、明日を待とう。
 

4月3日(月)
 いやー、まいった。今日になっても水が出ない。おかげでカッレジは休校である。朝 Statser さんから電話があって水を分けてもらう。5年に2度の珍事だそうだ。しかし、原因は不明。断水はいつまで続くか分からない。すでに、断水してから48時間を経過している。幸いにも、雨が降ったので、雨水を集めてトイレに使う。だが、天気予報によるとこれから雨は降らないらしい。長引くとまずい。
 

4月2日(日)
 いやーまいった、断水である。断水そのものは珍しくないが、たいていは4、5時間で水が出るようになるので少し慌てている。ほとんど24時間近くにわたって断水中だが、食事そのものはカフェテリアで取ることが出来た。ただ、ここも断水中なので、食器は発砲スチロールのものとなる。断水はカレッジの関係か土日が多いようだが、これが明日まで続くとことである。幸いにも、これから雨が降りそうなのでバケツに水をためようか。
 

4月1日(土)
 今日は世間ではエイプリルフールのようだが、カレッジの隅で一人たたずむ私にはほとんど関係のない話である。日本では4月から新年度だが、こちらではそうではないのでとにかく平穏である。ただ、これからいろいろと次年度に向けてやることが増えるであろう。
 
 

[ことばのこと]