<Estlcam>
Estlcamはドイツ製のUSB接続Arduino、GRBLシールド対応のコントローラです。
ダウンロードはこちら
私の環境ではWindows10+Estlcam8 Version 8.212 vom 19.01.2016はよく落ちます。なにかのソフトがぶつかっている可能性がありますが、とりあえずWindows8+Estlcam8で安定してます。


かなりの高機能の割に、シェアウェア$50で低価格(無料でも機能制限なく使用可能)、しかもGRBLコントローラ同様にUSBでArduinoを経由でCNCフライスをコントロールできます。
もっとも特徴的なことはGRBLと異なり、STL形式を読み込み、フライスに送ることができるので3Dプリンタのように3Dを造形できます。
いままではMACHのようなパラレル接続ソフトでないと作れなかった高機能な性能がこのEstlcamで可能になります。

現状では英語のみですが、GRBLコントローラよりはるかに高性能です。使い方もそれほどむつかしくはありません。
CAD CAM両方の機能があり、またイラストレータなどからR13以上のDXFでも読み込みます(GRBLはR12にしか対応してないのでイラストレータでは不具合がある)またよくGRBLコントローラと一緒に使うNCVC ダウンロードはこちらやJWCADとことなり、このESTLCAMは単体で使えます。
またイラストレータからDXFで書き出しの場合でもGRBL+NCVCと異なり、パスのアウトライン化や、単純化などの作業は不要です。(文字はアウトライン化の必要があります。)
Estlcamで読み込んだ後で、Estlcamで簡単な作業をすることで再トレースしてくれます。

(*注1)GRBL+NCVC+イラストレータはパスはすべてコントロールポイントを追加、単純化の作業が必要です。)



本来GRBLコントローラであれば
GRBL、GRBLコントローラ、NCVC、CADソフトまたはイラストレータ(イラストレータで作成の場合はR13のDXFを何らかのソフトでR12に変換するソフトも別途必要)
と多くのソフトを使います
いままでは
1)イラストレータ あるいはJWCADなどのCADソフト
2)ー>DXF書き出し
3)ー>NCVCで読み込みGコード書き出し
4)ー>GRBLコントローラ読み込み
5)ー>切削
という手順を踏まなくてはなりませんがこのEstlcamは単体でCAD CAM機能があります
イラストレータ(絶対必要なわけでありません。Estcam自体にCAD機能あります)もDXF書き出しすれば読み込みます。
1)イラストレータなどで図面作製
2)−>DXF書き出し
3)Estlcam読み込み
4)Estlcamで設定
5)Estlcamで切削
と非常に単純な作業になりますのでオススメです

またSTLデータ読み込み可能ですのでShadeやLightwaveなどの3Dデータが読み込めます。3Dデータの切削がこの値段のソフトで可能です。
また購入しなくてもちょっと保存時にメッセージうざいですが、無料でも永久的に使えます。

Adobeのイラストレータでフライスのデータを作る人は是非!

<Estlcam設定>
下記、私の設定です、なぜか理由のわからない部分が多いので、詳しい人がおられましたらぜひ教えてください。


1)Setup
2)USB CNC Controller
3)Preset:名称(なんでもOK)
4)Ardiono COM PORT:ArduinoをつないだCOMポート
5)Arduino pin layout:GABLシールドによって異なる。私の場合はGRBLです。ただし自作で作ったGRBLシールド
6)Steps per Revolution:ステップ/1回転 私の場合は1回転0.9度のステッパでフルステップ設定なので400ステップです。(1回転0.9度なので360/0.9=400)
7)Distance per Revolution::距離/1回転 私の場合は寸切りボルト 1ピッチ1.25mm(1回転で1.25mm動きます)
8)Maximum feedrate:移動速度(切削中も含む)500に設定 あまり多い数だとステッパが脱調しますので注意
9)Acceleration Distance:ステッパは急ストップ、急発進が、にがてです。ある程度は加速度をつけます。
10)StartFeedrate:たぶん最初に動くときの速度?
11)Step pulse width:なやみました・・・数が小さすぎると動作中に脱調のような症状が出ます。理由なく変更はするなというメッセージが出ますが、私の場合は20usにしました。ちなみに、GRBLコントローラもデフォルトで20usecになってたので同じ数にしました。
12)Program Arduino:Arduinoに書き込みます。l

Ineritia:慣性モーメント はよくわからないので75%にしてます。わかる人教えてください。

<特徴>



GRBLコントローラ+NCVCではできなかった内側の加工、外側の加工がEstlcamでは設定できます。
またドリルの大きさをシュミレートしてCAM作業をするのでわかりやすくなってます。


わかりやすく傾けた状態にしてますがstlファイルを読み込んだ状態です。3Dの切削も可能です。


コントローラです。キーボードでも動かすことできます。

前後しますが、切削前にプレビューで確認できます。
惜しむらくは、切削中にリアルタイムで切削状況がPC側で見れないのが残念・・・切削中の物を目視で現物確認になります。

つくったNCファイルを読み込むと下部にあるコメント欄に表示されますので進めたいところの行ををクリックすることで途中からでも稼働します。
G-codeを直接選択することで途中からまたは最初から再度削り直しが可能です。

http://6242.teacup.com/sagyo/bbs