3Dプリンタ備忘録
下記の実験で私が設定したsettingは ここ からダウンロードできます。参考にして下さい。
元々使っているのはCUBIS
密閉型なので温度上昇が非常に早く、密閉型らしく、周りの環境に左右されずABSでも、全くとはいいませんが、あまり反り返ったりすることがありません。
最初からカプトンテープが貼られた温度調整のあるベッドが内蔵されてます。
20秒程度もすればベッドの温度もすぐにABS初期設定値の110度まで上がります。
印刷までの初期温度が上がるのが早いのは非常に助かります。右向いて左向いたら温度すでに規定の温度まで上がっている??とまではいいませんが、温度上昇速すぎます。
欠点としてはC4Cのようにキャリブレーションがついてないので水平は自分でねじ回しで4点調整しないとなりません。
調整した後であれば、安い割に非常に良くできたプリンタです。
問題なのはノズルの修理や、ギヤの修理などが密閉型なので取り外しが難しく、内部の修理は基本的にメーカーに送って修理が基本のようです。
対しC4Cは密閉型ではないので、特にベッドの温度が上がりにくく、ABS推奨設定の110度まで上がりません。部屋に暖房を入れた状態でも、せいぜい80度〜100度未満です。
そのためABS素材はベッド(ガラス製)+スティックのりだけでは不安定で、カプトンテープを貼りました。(マスキングテープは役に立ちませんでした。)それでも時々はスティックのりなどを使わないと反り返ったりするのでたまに見ていないと、ベッドからはがれて最初からやり直しということになります。
ですがオープンケース型なので修理もほぼ、自分でできるようになってます。
3Dプリンタ用カプトンテープamazon購入
別途購入しました。3Dプリンタ用として売ってます。C4CやCUBISに、ピタリサイズ合います。20cmX30mありますので、つぎはぎなく貼れます。
長さ30mなのでたぶん私が死ぬまで使い切ることはないでしょう・・
ちなみに、知っている人も多いですが、(まちがえた情報かもしれませんが・・)カプトンテープ貼るときは車にカッティングシートを貼る要領で貼りました。
気泡が入り込むのでそのままではぼこぼこになります。まずベッドに石けん水を薄く塗り、(乾く前に)へらを使いながら気泡を抜きながら貼ります。
プロではないんで完全に気泡を抜くことは難しいですが、石けん水あるなしでは気泡の抜け具合全く違います。
CUBISで作成した例
ソフト:Repitier+Slicer
フィラメントABS1.75mm
infil80%
G-code:変換非常に遅い
BRIMもRAFTもありません。ベッドの温度だけで反り返り対策できてます。CUBIS優秀です。
不満はないのですがメモリの大小の2mm程度のライン線が写真の通り穴あきになります。infill、Extrude、高さ調整などいろいろしたのですが、上記の写真が現状一番ベストの状態です。
C4Cでこの状態と同じものが作れるかどうか試してみました。
まず同じソフト
C4Cで作成した例
ソフト:Repitier+Slicer
フィラメントABS3.0mm
infil80%
G-code:変換非常に遅い
はがれ防止でRAFT使いました。BRIMでも良かったかなと思います。
infilの埋めるパターン(Honeycombやrectlinier)や表面の印刷角度を度数で変えられるので表面は比較的きれいになるよう調整が可能。
CUBISとは若干設定に違いがあるのですが今のところベストの状態にしたものです。
数字下のメモリの大小は隙間、埋まってますが数字はCUBISの印刷と同様、相変わらず粗いです。extrudeをもっと調整しないとperimeter?Loops?言い方がいろいろあるようですが、いよやたおるの周りがべたっとしてます。
C4Cメーカー推奨のソフト使いました。
ソフト:Kisslicerr
フィラメントABS3.0mm
上段:infil20%
下段:infil50%
infil100%も試したのですがほとんど変わらないのでinfill100%途中で印刷止めました。
G-code:変換 爆速(^^)ほんとに計算してるのか?というくらい爆速。
はがれ防止のためRAFT使いました。BRIMはKISSLICERでは、使えないようです。項目がありませんでした。
infilの角度調整できません。かならず斜め45度に走ります。ですがなぜか文字とライン大小のメモリのまわり避けてしまいます。かなり不満です。そのためどうしても数字とメモリの周りが陥没します。
80%で試したかったのですが、Kisslicerはスライドバーで設定のようで、80%が選べません。50%の次の設定が100%になってしまいます。
原因はこのような感じではないかと思います。下のようにloopsで埋めるまたはinfillで埋めることができれば良いのですが、どうしても埋まりませんでした。
ソフト:CURA
フィラメントABS3.0mm
infill80%。
G-code:設定の変換修正のたびに自動で変換作業されるのでちょっと、うざい。速度 中 程度
途中経過、上段 中段 下段のようにプリントアウトされていきます。
infilのパターン調整できません。角度調整もできないようなので必ず上段1のように斜め45度にinfil、埋めていきます。
CURAのRAFTだと全体に下地を塗ってしまい、非常に時間がかかるのでBRIMを設定しました。
なんと・・ほぼ完璧です。見本としたCUBIS出力よりもさらに仕上がり完璧に近いです。
CURAのBRIMはかなり薄いぺらぺらのセロハンテープのようにBRIM作ってくれるのでカッターナイフでさっくり切れます。
ほかのReptier+SlicerやKisslicerはRAFT BRIM、ごつすぎます・・・べきべきに割っていくか、やすりが必要です・・
ちなみにCURA infill20%です。20%らしく隙間が、すかすかになり、表面がのりません。陥没します。ので80%で実験しました。