住宅改善の具体的手法
小島と来島海峡(のどかな春分 平成12年3月20日撮影)
設計上の注意点
<便 所>
<寝 室>
<障害者の車椅子について>
関連事項に関しまして、皆様からのご意見をお寄せ下さい。
<バスルーム(浴室)>
アクセスのしやすさ(入りやすさ)。
段差を無くし、床の高さを変えない。
介護者となる2人目の人も入る余地があること。
改造対応性・・・手すり設置のための補強下地、車椅子が通れるだけ
の空きと入浴介助者の余地。緊急通話装置
足のマヒで入浴実験をすると、浴槽側に腰掛け部分
空間が設けられていない場合、介護なしでは入浴が
難しい。 腰掛けスペースがあった場合でも、通常
より相当長いもので1.2m以上が必要。深さにつ
いても配慮が必要。
浴 槽・・・立ったりまたいだりしないで出入りできるような
移動腰掛けが便利。
安 全 性・・・浴室は、安全で使いやすくつくり、鋭い角や突起が
なく、床面が滑りやすくならないようにする。
電気のコンセントは洗面台付近に設けるが、電気
器具を水中に落とすといけないので、流し台や浴槽
の上に付けないこと。
収 納・・・化粧品、薬品およびタオルの置き場を浴室につくる。
プライバシー保護のため戸が開け放しになっても入り
口や居間や台所からバスルームの中が直接に見通され
ないように、バスルームの位置を決める。
腸を動かすのに最良の位置は、しゃがむ姿勢です。高齢者が便器に座
ったり、立ち上がるのに都合がよいようにと便座を高くしています
が、足の方への血の流れを悪くしてしまう。
一方、低すぎると腸の活動にはよいが、便器から立ち上がるのを
困難にする。高齢者一般には便座の高さ38pをお勧めします。便器
に座ったり立ったりする時に支えとなる適切な手すりを付ける事。
身体の不自由な人が床に倒れて、ドアが内側に開くのを塞いでしまっ
た時にもドアが開けられるように、外開きのドアとする。
高齢者は眠ったり、着替えをしたりする時ばかりでなく、趣味の仕事
をしたり、読書やテレビを見たり、休息したりするとき、また気分の
悪い時にも寝室で時を過ごすものである。ベッドにいる人から眺めが
よいように、窓敷居を(床から38〜50p)する。
車椅子は理論上では、最低1.25mの空間で回転できますが、実際
にやってみると、1.3m〜1.5mのスペースが必要。