タイガー電気 RM-5

 私の友人(自分で作る庭コーナーに出てくる友人:愛媛県新居浜市在住 秦 氏)所有の古いラジオです。製造年月日不明(推定:昭和10年〜第2次大戦前)、埃を被っているものの、内部は非常にきれいな状態であるが、残念なことに戦後スーパーに改造されてしまっている。外観等は非常にコンディションが良いだけに、大変残念。





   

   

分解掃除を兼ねて点検したところ、残念ながら改造されていた。従来刺さっていた真空管とは全然違う物がついていた。詳細はこちら

 写真左端のケミコン(ペーパーコンデンサー)は大きく膨らんでおり、このまま通電すると爆発の危険性があるので通電していない。その他のケミコン類も全て交換の必要があると思われる。また、トランスは巻線部分から液体が湧き出て固まったような形跡が見られた。改造後、無理な状態で使用されたか、動作すらしなかった可能性もある。
 修復するとなると主要パーツの殆どを交換しなければならないかも知れない。
外観は非常に綺麗なだけに大変残念なことである。

改造後使用されていた真空管:3WC5 UZ57 UX26B UX12A KX12B


  

マグネティックタイプのスピーカー


   

 ケース後方から見た状況