(April 2005)

←イースターエッグ(こんな形のものも)
(これも、娘がいただいてきたもの)
『ダ・ヴィンチ・コード』をはじめ、Dan Brown の小説を、4冊読んだのですが、4冊中の3冊に "phallus"という語が出てくることに気づきました。そして、残りの1冊には、出てこなかった(たぶん。見のがしたのかもしれませんが。)のですが、そのかわりに、関係の深い"scrotum" という語が出てきました。この作家のひとつの特色かもしれません。次の作品にも出てくるかどうか。
"phallus" がどのように使われているかというと、
(1) "She (=the Eiffel Tower) is
the symbol of France. I think she is perfect."
Langdon nodded absently. Symbologiests often remarked that France
....could not have chosen a more apt national emblem than a thousand-foot
phallus. (The Da Vinci
Code, Ch. 3(p.33))
実際にエッフェル塔のかわりに巨大な phallus が立っていたら、たまげますよね。
(2) She was being buffeted by the air currents but grinned and flashed Langdon the thumbs-up sign. Langdon smiled weakly and returned the gesture, wondering if she knew it was the ancient phallic symbol for maschuline virility.(Angels and Demons, Ch. 7(p.41))
日本人もよく使うジェスチャーですけど、へえ、もともとはそういう意味だったのですか。これは知りませんでした。これからちょっと使えなくなりますね。
(3)Later the crew jokingly nicknamed
the plane (=Air Force One) "Big Dick." .....
Rachel got out of the chopper and gazed up the steep gangway at
the bulging hull. Into the flying phallus....(Deception Point, Ch. 6(p.41))
ここでの、イタリック体はレイチェル(女性)が心の中で思ったことを示します。また、"dick" = "penis" です。しかし、エア・フォース・ワンというのは、大統領の専用機でしょ、どんな形の飛行機か知りませんけど、ニックネームがBig Dickとは!
ところで、この "phallus" という単語には、ちょっとした思い出(!)がありまして、この語を覚えたのは高校2年生の時。以前に話したように、スタインベックの『怒りの葡萄』を原書で読んだのですが、この小説の中にこの語が出てくる(Chapter 5 に phalli というラテン系の複数形で)のです。その時に覚えたのですが、大学1年生の時、アメリカ人の先生と鎌倉のお寺の庭を歩いていると、小さな墓石を指差して、これは "phallus" かと訪ねられたので、違う、と答えると、 "phallus" の意味がわかるのか、というので、英語で説明したら、びっくりしていました。まあ、高校を卒業したばかりの日本の少年が知っているとは思わなかったのでしょうね。しかし、ぼくも意味はわかるが、実際にどんなものなのかは見たことがなく、ずっと疑問に思っていました。見てみたいという人には、『ファロスの神話』(青土社)という本を紹介しておきましょう。
また、実物は日本にはたくさんあって、愛知県の田懸(たがた)神社の豊年祭が世界的に有名なのですが、わが愛媛県の宇和島の多賀神社というところには、世界一の phallus コレクションがあり、一見に値します。ただし、18禁ですので、ご注意。
田懸神社の豊年祭の様子については、インターネットで調べてみてください。例えば、ここ。詳しい情報があります。
では、ついでに、卵に関する英語について勉強しましょう。
まずは、ことわざです。すぐに辞書を引かず、まず意味を想像してみましょう。( )の中の説明は、English Proverbs Explained より。
You can't make an omelet without breaking eggs.
(=You cannot expect to get something for nothing. You must be prepared to make sacrifices in order to gain your ends.)
Don't put all your eggs in one basket.
(="Spread the risk" is the lesson this proverb teaches. Accidents will happen, so use two baskets and thereby reduce the chance of losing all your eggs in one go.)
次は料理ですが、レストランでは、
How do you like your eggs?
と、訊ねられます。目玉焼きがほしいときは、
Sunny-side up, please.
スクランブルがいいときは、
Scrambled, please.
と答えます。