あれは寒い夜の事じゃった〜                      戻る


忘れ様としても思い出せない・・・あの晩のこと深夜2時頃のことじゃ~~
それは起こってしまった〜


うさgとかぁちゃんがコタツに向い合ってしごとしておったんじゃ〜,爺さまは機織に・・ばあさんは川に洗濯にいきました(これは違いまする〜)
なんか犬がわんわんほえちょる・・・。
こりやなんか来たんぞい、ちぃ〜と戸をあけて外見てみ〜
なんとすっごいコスチュームで年の頃は80才くらいのばぁさんがたっておるではないかぁ・・。
足元はトイレ用のスリッパ・・。腰紐のほどけかけたゆかた・・ダラリ〜ぱいぱい
2月の寒い空にはどう見ても似合わぬいでたちで立っていたんです

はだけた下半身にはちゃんと足もあったのでふぁ〜・・・。一安心。
チョット声をかけて見ました・・。
うさg『おばぁさんどこから来たんですか?』

ばばぁ『昨日お昼から西条市(40kmくらい離れた所)から歩いて公開堂に演芸を見にきました     んよ』

うさg『ほう〜、どうやって来たんですか?』

ばばぁ『昼過ぎに家をでて今ついた所じゃがね』

そうかぁ・・痴呆のおばぁさんかぁ
うさg『家はどこに住んでるんですか?』

ばばぁ『今治市本町五丁目です』

なななにぃ〜〜
さっき隣の市の西条市だと言ったではないか?
ガタガタ震えてるので,毛布で身体をつつんで
取合えず,車に乗せて本町までドライブ・・・10分くらいついたので
どの辺ですか・・・?ってきいたら
右行け左行け・・って何がなんだかわけわからない事ばっかりいうので
歩いて来たんだから近くの交番に行こうとおもっていきました。

なにせ深夜の3時前交番の巡査も変な顔でうさgのなまえやら
住所をきいて、・・・まるでばぁさんの誘拐犯かぁっておもうくらいでした。
少し気分悪かったな.

交番で調べてもらったら家から600mくらい離れた隣の町の人だったんです
いやぁ〜〜ほんと痴呆の方は困りもんですね。

後から知ったんだけど
その後もまた家の近所まで来てたらしいです.