ハート 依頼人の喜びの言葉
よろこぶおっさん「もう悩まない!今ではもう大ファンです。」

山田一郎さん(仮名)57歳・外務省官僚

 冷戦が終わってから、第三勢力との交渉がどんどん難しくなるのを実感していました。正直いいまして、ODA(政府開発援助)対策ではいつも日本政府が後手後手に回されて……。相手政府が背後で秘密工作をしているということはわかっているのですが、こちらからは手を出す方法もなく、もうどうしようもないとあきらめていました。そんなとき、通産省のほうから“嘱託”の話を聞いたんです。メンバーの中には元殺し屋もいるという噂だったので心配でしたが、思い切って仕事を依頼してみました。そうしたらもうビックリ! 契約が成立してから一週間で、東南アジア諸国からの妨害工作がおさまったんです。たった一ヵ月で条約批准にこぎつけられるなんて、夢のようです。苦手のチャリナン大使館も、もう怖くありません。今度は私が他の省に勧めてみようかなと思っています。


救急車 悪人の恨みの言葉
悪人「思い出すたび恐ろしい。
   おかげで計画もメチャメチャに」

腹黒悪造さん(仮名)65歳・会社経営

 なりふりかまわず商売して、やっとのことで会社を一部に上場させたんです。ええ、そのためには後ろ暗いこともやりましたよ。確かに、そのせいで生命を落とした気の毒な人もいたでしょう。けれど、正直いってうちの会社は、政府とは持ちつ持たれつでやっていたんですよ。なのに、あの“嘱託”とかいう連中が現れてビックリ。たった一週間で我々のプロジェクトはメチャメチャにされ、一ヵ月後には関係者全員が始末されてしまいました。私も会議が終わって帰ろうとしていたとき、得体のしれない背の高い男が行く手を遮ったかと思ったら、有無をいわせずパチンコ玉のようなもので私の額を……。だいたい、私は無神論者なんですよ。信じる神も何もありゃしないのに、どこに訴えて出ればいいっていうんですか。思い出すたびにゾッとします。生まれ変われたとしても、二度とあの連中には会いたくありません。

〈インタビュー協力 李靈豹(霊幻道士)〉


城之内ゼミナール