さとにゃの「今週の恋人」(極私的音楽紹介)
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さとにゃって誰?
1961年10月10日生まれ・AB型・天秤座 大阪生まれ
根っからのお調子者で、小さい頃から耳に入る音楽ならなんでもあわせてダンスをしていたらしい。スーパージェッターの歌をどこでも大声で歌っていたので、常に居場所のわかる奴だった。
中学1年の時に好きな男の子がビートルズファンだったことから洋楽にはまり、寝ても醒めても口を開けばビー トルズのことしか言わない生活が続いた。(ちなみにこの少年は現在の夫です)ところが、中2の終わり、RADIO から何気なく聞こえた「むかでの錦三」(上田正樹とサウス・トウ・サウス)という歌に衝撃を受け、関西ロック、R&Bの世界にのめりこんでいく。 これは高2ぐらいまで続いたが、同じ趣味だった当時の彼氏との失恋をきっかけに、一気にテクノ、フュージョン、AOR、POPの世界に走る。 あとはまあ、いろいろです。(めんどくさくなった)現在は夫1人(ほんまか?)と王子様2人(凜・5才、楽・3才の悪ガキ)と、山口県宇部市でおもしろおかしく暮らしています。ライブのためなら子連れでも車を飛ばしていくわがままな母のせいで、二人とも音楽好きな子供に育っています。(洗脳ともいう) とにかく、「生涯1ミーハー」をモットーに、いろんないい音楽を聴いていきたいです。(そのわりには偏っていますが)みなさんよろしくね!
この部屋のはじめに
とにかく、大好きなこずりんからのお誘いに、「わーやるやる!」と二つ返事をしたものの、実はめちゃどきどきです。だって、いくら私的レビューとはいえ、私はこんな公の場で一言を披露できるほどの知識も文章芸もない。そのくせ、けっこう「なんやねんこんなん!」と文句いいしてますもんで、「なんてこというの」「それは間違っている!」と言われれば、もうぐうの音もでません。ですから、これを読んで、ああ、こんなこと考えてる奴もおんねんなあ、とアタタカイ目で見てくだされば嬉しいです。もちろん、文句、ご指摘、意見など誹謗中傷でなければぜひぜひ、私に教えてくださいませ。
ここでは、週1で(あくまで目標)私の聴いた音楽を新旧問わずジャンル問わず、ご紹介していきたいと思います。あくまで私個人の私的な感想です。また、ジャンルも偏っていますが、「そんな奴」と思って、楽しんでくださいね。
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9月7日
レアグルーヴって心地いい白のTシャツ
「抱きしめたい」/MAGOO SWIM (TOCT-22022)
「DAYS」/benzo(CRCP-20227)
この日は実は待望の(スガ)シカオちゃんGETだったのですが、まだうまく言葉に
できないの。いいんですよ、めちゃいい。でも今までなかったような感じもあって、
ほんとうになんていっていいんだか。もうあちこちで大絶賛だし、大プッシュされて
いるので、何も私が、という気もあり、次回にします。うまく言葉がみつかるかなあ
。 で、この日は実は同じくらい待望だった「抱きしめたい」も買いました。ななんと
髪を掻き上げて上目遣いの野戸さん(vo)!! めちゃかっこいい〜ハンサム〜・はっ
きり言って、シカオちゃんより期待は膨らんでました。そしてオン……あ、あれ?あ
れ? すごい普通のソウル・バラード。マーヴィン・ゲイ風。
実はこの人達はこの間絶賛した「FLY」bySMAPの作者なんです。それを突き止めた
私は早速過去のアルバムを注文。で、セカンドの強烈さにずぶずぶとはまっていたん
です。 彼らのデビュー時のコピーは「ファンクミュージックに梅干し一つ」というもので
すが、梅干しはどんどん多くなっていって、酸っぱいんだか甘いんだかとにかく妙に
強烈な味になっていました。日本の原風景は谷内六郎の世界、と思っている風な。も
っといえば唱歌「ふるさと」『うさぎおいしかのやま〜』が日本の本当の風景だとい
う解釈。それってファンタジーでしょう。少なくとも私のリアルとは違う。
しかし反面、そのすばらしくストイックな手作り感は他に類を見ない感じがありま
した。とにかく音がすかすか。いい意味でですよ。ギターレスというバンド編成なの
で余計にそう思うのか、目の前でライブをやっているかのような、作り込むことのな
い、ルーズなグルーヴ。これをレアグルーヴといわずして何といおう。昔の尾崎紀世彦のような感じなんですよ。とにかくその音と歌詞の世界がどうなっているのかどう
発展するのか。「FLY」の爆裂がくるのか?!と期待していたんです。
すると、すっごい耳障りのいい、適当に作り込んで適当にお洒落で、誰でも聴けそ
うな、BGMになりそうな、どこでも似合いそうな、そんな曲。いいんですよ。これは
これでいい。キモチイイんだけど、前のアクの強さがクセになってたからさあ…。も
う一ひねり、笑えるくらいのファンクが欲しかった。マジできれいから、笑えないよ
〜。 まだ後の2曲「輝ける愛」「白い花びら」はレアグルーヴ感を残しているので、そ
ちらにいっていただきたい。
で、同じ様なレアグルーヴ感が、絶妙なのはbenzo。ファーストもよかったけど、
今回も、もう、音の一つ一つが懐かしい〜70年代の感じ。こういう音楽は後ろ向きだ
とつい最近までは手出しをしなかったのですが、やっぱり心地よさには抗えない。強
烈な個性があるわけではないのに、ふとしたときに聴きたくなる。白いカーテンが風
に揺れるとき、緑の中をゆっくりドライブしているとき、雨が静かに降っている午前
中。こういうタイプの男の人っているじゃない?安らぐ人。安定感のある人。穏やか
で幸せな人。そんな人。 服でいえば、レトロデザインでまたリバイバルねらいで出したのではなく、ちゃんと
、今売っている定番の白いTシャツ。 それがなぜなんだかは残念ながら分析できないんだけど、ちゃんと、「今」を感じ
る音なんですよ。キハラさんの音よりも。 リアル、ってなんだろう? 個性ってなんだろう?と思った2枚でした。
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8月25日
自分探しなんてもうやめておけ
「GOOD TIMES」/真心ブラザーズ
KSC2-302
夏休みでした。1ヶ月もあいてしまいました。といっても実はまだこのHPオープンしてないんだ。オープンと同時に私の長い駄文を読んでくださったあなた、ありがとうございます。少しはうまくなってるかしら。
思っていることを文章にするってことは久しぶりなのでほんとうに難しい。ライターが馬鹿なことを書いていると「けっ」と思っていたが、文章でお金を稼ぐというのは大変な芸当だ。敬意を表したい。私に表されてもだけど(このへんナンシー関風)。
前回、真心ブラザースについて何書こうかワクワク!なんて脳天気に言ってるけど、実はすごい後悔してます。第一、私はファンになってまだ1年ぐらいで、真心の存在をほんとうのところうまく言葉にできていない。立ち位置も判らない。どのくらいこの人達はメジャーなのか。どんな人が聴いているのか。若いのか大人か? 古い友人に「あんた若いねえ」と言われたけどねえ、ドラゴンアッシュならともかく、真心で若いといわれても、自分の年を再確認するようで悲しいよ(笑)。で、よく知っている人たちの文章を読むと、これがまた、自分の思いを言葉にできないでじたばたした感じが見え隠れする。桜井さんのプロなワークも最近は注目だけど。(今回もいいぞー。すごい自信にあふれているよ)でもあくまでキモはYO-KINGの存在そのもので、それはとても言葉じゃ追いつけないものなのだ。(いや、私には。プロはこんなお手上げは許されないからね〜) まあ、たいていの事象は付加価値ってあるじゃないですか。おまけでおいしい部分って言うか。たとえば、ドラゴンアッシュを好きといえば(いえ私は本当はトライセラ〜グレイプバイン派)「結構若いじゃん」とか言われたり、かつてのパーフリは「おしゃれアイテム」だったり。**っていうと通っぽく見えたり、そういうの。とかもうBGMとか。彼女と盛り上がるのにイイとか。思うに、真心ってそんな価値がほとんどない。(一連の「サマーヌード」攻撃はちょっとあるけど)。友人の「若いねえ」には「まだマンガよんでんの」的なニュアンスがあったし、お洒落でも雰囲気でもない。「あ〜真心ね…」みたいな、聴かない人にはカルーク思われてしまう効果のほうが大きい様な気もする。きっと真心って、「好きと思わない人には全く意味がない、好きな人は限りなく好き」な存在なのかな、と思う。で、限りなく好きな人が武道館2DAYSもいると思うとちょっとうれしい。(でもほんとはきっと2回行く人多いかも)
では何が限りなく好きなんだろう?新曲シングル「サティスファクション」を聴いたとき、夫は「恥ずかしいなあ」と言った。それも判る。アイディアの元ネタをこうもまあ全面に出すというのは、普通、底が浅そうに見えて恥ずかしい。それもストーンズだ。普通なら、もちょい創作して隠蔽して底が深そうにみせるところだろう。もうベタベタに判りやすい。 ところが、YO-KINGはしない。確信犯で単純にベタに歌う。その潔さは「前人未踏のハイジャンプ」(by スガシカオ)だと私は思う。この美意識はどうか?真心を好きか嫌いか、はほぼ、このベタが好きか嫌いか、笑いをもって受け入れられるか、につきると思う。声がだめ、というひとも多いが、このポイントをクリアすればこの声がいかに素晴らしいか、反転するように判ってくる(私がそうでした)。そして(多少身びいきだけど)、今のこの世界でいかに自由でタフな大人になっていくか、を考えるかどうか、だと思うんだ。とどまらず、流されず、味わい、進んでいこうという人。酔ったりよどんだりしない、という意志があるかどうか。これだけが「真心か否か」を決める意味だという気がする。
わーどんどん長くなっていくよ〜。最後に一つだけ。YO-KINGの声はもちろんすごいんだけど、私はリズム感だと思っている。硬質のボールがボーンと跳ねるような弾力。とてもカラオケでまねできません。でもいつも挑戦する私です(笑)。
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7月30日
一番美しくて不可思議なメガネ系
「47‘45“」/キリンジ
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「めがねロック」という言葉を小耳にはさんだんだけど、これって一般的なの?もうけっこう「めがね系」なんていわれているのかなあ?だとすれば、すごいオマヌケなんだけど、「なるほど!!」と感心しちゃいましたよ。私好きなんです。めがねの人。スガシカオ、真心ブラザーズ、benzo、などなど。音楽よりもメガネの顔が好き!と言う人もいます、というか多いです。くるり、ナンバー・ガール、スクーデリア・エレクトロユウヒ、藤井尚之(こっっちのほうが多いやんけ!)すみません、ミーハーです。
ま、最近このど田舎の高校生もしてるんで、「はやってんだ」で終わるといえばそうなんですが、なんか感じませんか?その「メガネ系」に共通する「感じ」。 私は、「新メガネ系=凶暴性」説を提唱したい。(ってそんなえらそうなもんでもないんですけどね) 音楽的には、もろそのまんまのミッシェル・ガン・エレファントなんてのがあるけど、そのあたりはもろだから、最右翼とでも申しておきましょう。あと、従来「インテリの小道具としてのメガネ(銀縁)=狂気」というのはありますが、それはあくまでソリッドなイメージですね。最近のナンバーガール・リーダーの使い方は明らかに狂気+暴力なので、ニュータイプ、なのではないでしょうか。
一番メインなのはやはり、スガシカオ・真心のYO-KING・ユウヒの感じでしょう。アブナイ感じ。それている感じ。いままであったメガネの狂気性に加えて、足腰のタフな暴力性、ジャンプ一発、シャウト一発で切れそうな感じ、重低音で攻めてくる感じ。このパワフルさ、凶暴性って、今までなかったメガネの力だと思うんですよね。銀縁が切れ味のいい薄ーいナイフなら、クロ太(正式に何というのか?)はナタか鉞(まさかり)だ。 意外性があるほど、刃物としての凶暴性はくっきりする。はっきりいいましょう。サディスティックなんです。(スガシカオの曲にはモロなのもある)
で、それが今受けている。これはどういうことなのか?これは私の課題である。メガネでない人たちを考えてみてください。トライセラ、グレイプバイン、ドラゴンアッシュ、浅井健一。どんなに音がノイジーでも、みんな叙情的で安心できるでしょう?
で、やっと本題のキリンジです。彼らは、弟が可愛い顔した人で、フリッパーズが大人になったらこんな感じ?と思わせるルックスです。メガネ無し。もう一人の兄・堀込高樹が……めがねなんですよ。それも、一見、がたいのいいバブリーなハイソ(死語)。でも歌詞がなんともすごい。文脈的意味がない。単語のイメージで成り立っているシュールな世界。そしてそれがすごい暴力的なんだ。でも、他のメガネよりひねりまくっていて、一筋縄ではいかない。ホントのところが謎な感じ。それもまた、そそられる。
彼らの音楽はこの兄弟のメガネに象徴されているように思います。(お断りしておきますが、あくまで「メガネ的にいえば」の話です。)ポップな大衆性を持つ弟と、変態・凶暴性を持つ兄。実際はこんなに単純な役割分担がされているわけではないのですが、(弟の曲もなかなか変)。でもきっと、弟の大衆性だけでは埋もれてしまうし(オフコースかと思う)、兄の変態性だけでは超マニアックに終わってしまうでしょう。このコントラストがあってこそ、最強のコンビだな。
PV最高!!大笑いでした(牡牛座ラプソディー)ぜひぜひおすすめ!次回は、キリンジ同様そのコントラストで10年の兄弟(違うって!)、真心ブラザーズだっ!何にしようかな!!わくわく!
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7月12日
ファンクビートの萩尾望都?!
「Fly」/SMAP
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いやーとにかくかっこいい!!!「夜空ノムコウ」以来のヒットだ、私的には。まず、これを聴いたときは驚きました。ファンクだよ、それもディスコ以前の。ブラックパワーのメッセージ性に溢れたファンク。血が騒ぐファンク。 WAR?
SLY? 今時かっこよいR&Bはおなかいっぱいになるくらい溢れているけど、ここまでさかのぼるか?さかのぼる自信があるのか? しかし、次にふと思った。なんのために?誰に向けてのFUNKなんだろう? おそらく、この曲を聴いて私のような反応をするのはある年齢以上の音楽マニアだろう。70‘s
FUNKを実際に知っている層はもっと上のはずだ。なんぼFUNKの波が来ているといってもクラブやフロアで踊るノリではない、これをファンのボリューム層はどう受け取るのか、私には判らない。 そういえば、SMAPメンバーそれぞれのソロが入ったミニアルバム、あのジャケットにも恐れ入った。別にビーチボーイズをリスペクトしているわけでもなく、批評性を持ってチョイスしたわけでもないだろうに、「ペット・サウンズ」。もう、あれをパクリとは言えないよ。「ずいぶんでかくでたじゃん、神をも恐れず」と言うのが感想だった。しかしあれも結局は誰に向けてのあのジャケットだったのだろうか?
ところが「Fly」は歌詞がすごく詩的、抽象的なのだ。流れ星とともに彷徨うのは全ての存在。泣いているのはリスナー全てに当てはまる。そしてメッセージが繰り返される。そのリフレインはキャッチーで、一発で記憶に残る。 SMAPはこの☆の住人ではない。萩尾望都の世界だ。リスナーはそれぞれの解釈が可能である。仕事に疲れたOLでも、毎日に疲れた主婦でも、失恋した学生でも、主人公になれる。それぞれに、翼の生えたSMAPは訪れるのだ。
もうひとつすごいのは、いままでにないほど、5人のキャラが生きていることだ。キムタク「そうさ過去も未来も〜」の、のどの全開した声はロックのシャウトそのものでかっこいいのはもちろんだが、それ以上にびっくりしたのは中居君。オーラスに向けてのソロの部分、あれは中居君しか歌えない。あそこで中居君がささやくようにメッセージを始めるとき、彼の存在が生ききっている。歌では一歩引いていた感じの彼が生きるので、この歌では5人の存在がくっきりと強く感じられるのだ。
FUNKという音楽はブラックが自分たちのルーツを肯定し、差別に立ち向かう勇気とパワーを喚起するメッセージだった(というのが定説)。しかしその、SMAPのメッセージ性の中身や、ファンクで誰を喜ばそうとしたか、という疑問はだんだんばかばかしくなってきた。このメッセージがこのリズムで繰り返されることが最強なのだ。それはファンクの力で、リスナーに深く強く沈み込む。翼の生えたSMAP(BIRDMAN?)は、素晴らしくアイドルだ。
一つだけ「夜空ノムコウ」を超えられないことがあるとすれば、今回はやっぱり女性向き。おっさんをも唸らせ共感させた「夜空ノムコウ」の情けなさはない。だって、BIRDMANだもん。きっとまたいつか、やってくれるでしょう。おじさんのカラオケはすこしおあずけです。でもするかな、ファンクおやじが懐かしがって。
アルバム「BIRDMAN」も楽しみ。キリンジも楽曲提供しているようです。さすが。次回はそのキリンジを。
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7月3日
頭脳派ファンク野郎との濃厚デート
「夜明けまえ」/スガシカオ
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ファンクって、日本のポップの世界ではあまりメインになれない気がする。そうとうマニアックで重くてそのくせ革新的だから。というかそういうのがファンクで、そうでないのはただのまねだと私は思っている。私の知る限りでは、売れたファンクは80年代の岡村靖幸で、ここへ来てこの人、スガシカオぐらい?という印象がある。岡村ちゃんはあまり詳しくはないんだけど、なんとなく共通する点がある。それは自分でぐるぐるしちゃうことと、エッチなこと。スガ氏の方が幾分大人であるが、その分何もかもが深い。
新曲リリース前、本人のコメントは「さわやかな曲」と言うことだった。スガシカオがさわやか?夏に向けて?これって意味矛盾じゃない? 得体の知れない新曲に、スガマニア(スガシカオのファン)は恐れおののいた。 しかし!でてきたのがこれ……どこがさわやかやねん!イントロと言いAメロといい、不安なコードが続き、歌詞も主人公が風の音から世界の不安感と欺瞞と生ぬるさを察知する。ああ、「スガなりにさわやか(友人LUKAさん談)」ってことね、まあスガがさわやかにTU*EやZ*RDみたいになっても困るよね、とみょーに納得するシュガー(これもファンのこと)たちだったのでした。 でも確かに、今までの重ーいファンクでドツボの世界を文学的に歌っていたことを考えると、跳ねるようなリズムがキモチイイ。サビの明るさも目の前がぱーっと開ける感じ。そして歌ってると言葉の発音とノリがいい!(難しいけど)。名曲!というより、やるじゃん、と言う感じでした。
感動したのはマキシの選曲。1曲目でかるーくウオームアップして2曲目「ココニイルコト」でしっとりと優しく弾き語り。で、3曲目は武道館ライブの「SWEET BABY」もう、ご本人が「ファンクの神が降りてきた」というほどのハード&ヘヴィファンク。歌詞はイヤラシイ、もうメチャメチャイヤラシイ。この曲と「イジメテミタイ」という代表曲を(「FAMILY」に収録)聴くことは、人妻にとって合法的浮気だと思うわ。4曲目はタイトル曲のインストで余韻。どうです、めいっぱいしっかりと濃厚デートでしょう。なんでも「僕の作品にはリミックスは必要ない」というスガ氏。リミックスと評してオリジナルにはとても及ばないただのお遊びを上げ底のようにカップリングする場合が多い昨今、この頑固で誠実なアーティスト姿勢!かっこいい奴!!こんなとこにも惚れてしまう!! 岡村ちゃんファンだった奥様、超お買い得のマキシです。
それにしてもSMAPの新曲もごっつうBLACK。もう70年代初期のWARとかいう感じ?もう涙もんです。(T.T) SMAPはまた次回にでも。で、どこが10行やねん!!
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6月28日
ピアノの音とまっすぐな歌が風になる
「heaven‘s blue」/リクオ
ukプロジェクト UKRR6108
記念すべき1枚目は何にしようか、あれもいいしこれもいい、しかし!やはり音楽の世界にもう一度引き戻してくれた「彼」に敬意を表して、捧げたいと思います。(誰もいらん、ちゅーねん!) リクオという名前はおそらくあまり知られてはいないでしょう。メジャーなところではオリジナルラヴ、忌野清志郎のコンサートでのサポーティングメンバーだったことでしょうか。真心ブラザーズの倉持陽一とユニットを組んでいたことも。 リクオは京都出身のピアノ弾きです。アコーディオンも弾くので、キーボードのシンガーソングライター、というのが近いでしょう。 長年、バンド志向でやってきたり、いろんなミュージシャンとセッションしたりして腕と声を磨いてきた彼が、Back
to basicで作ったのがこのCD。ピアノと歌、全編それしかありません。潔い9本勝負です。
全9曲、アップテンポのブギーがあり感動の大バラードあり、フォーク調ありラップありスウィングあり。しかし、何でも有りの展示会ではなく、ある一つの色や匂いが統一して流れています。その色が「ヘブンズブルー」なのでしょうか。そんな色があるのかどうかは知らないけれど、このCDは、ある意志を持った空気が、いろいろな風景を吹き抜けたり止まったり回ったり遊んだりして、風となって、大きな空へ吹き抜けていくような感じです。 ここには、流行のJ-POPにある刺激的でキャッチー(だけど残らない)な音・メロディもなければ、ドリンク剤のように元気を出す言葉などもありません。かといって、昔なつかしノスタルジイや慣れ親しんだだけのスタイルもない。 ただあるのは、自由の羽が生えたピアノの音の華麗で優しいプレイと、その音にのって語りかける、背骨のしっかりした言葉です。 「癒し系」が大流行の昨今ですが、これも間違いなくヒーリング効果あり。「あなたに語りかける」というより「あなたの隣に座る」優しさ。ジャンル的にはブルースなのでしょうか。無理無理で言えば「ちょっと泣きの入った矢野顕子」とでも申しましょうか。 彼はまた3ピースのロックバンドTHE HERZ(ザ・ヘルツ)もやっており、これはめちゃやんちゃでクラブなバンドらしい(私はまだ見ていない……)。そっちも気になるけど、とにかく、ソロのライブも見つけたらぜひ経験されることをお勧めします。楽しくてじんわりして、嬉しくなること間違いなし! ただ、声がとても個性的なので、好き嫌いは分かれるかもなあ。
初回なので随分力入ってしまった!次回からは10行ぐらいでさらっといきたいと思います!
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